top画像

top画像

解説

解説

ラベル2

ブログ アーカイブ

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

2017年5月10日水曜日

仏子地区は気候もまた快適!

    仏子地区は、総合して住みやすい気候の土地と言る。日本の気象は西から東にうごいて行くが、西側に青梅の山々や秩父山系があり、雨雲や台風といったものを遮ってくれる。「今日も雨かな」「台風がひどいかな」なとの予想が出たときも、飯能、入間、狭山、所沢は天気だったり、台風に見舞われないこともままある。

確かに2016年8月22日の台風では入間市の不老川流域で水害が起きた。だが水害はこの時ぐらいで、ほとんど起きていない。入間川本流は最近水量が少なすぎるほど。河川敷が広く、運動場や公演に使われており、大雨が降っても河川敷に流れが拡がり、土手を超えることはまず考えられない。

雨量や日照時間は、入間市そのもののデーターはないが、気象観測点のある所沢市と、西側に山岳地帯がなく、太平洋岸の気候の影響下にある神奈川県の海老名市(県のヘソに当たる地区)を比べてみよう。表―1のように年間降雨量の2015年と2016年の平均で見ると、2016年8月の豪雨による飛びぬけた数字を含めても、所沢市は海老名市の82.8と少ない。例外の8月を除くと74.4%と約1/4も少ないことになる。

表―1 年間降雨量と月別推移

所沢市 

海老名市

A/B
/ 年
2015
2016
平均
2015
2016
平均B
1月
62.0
73.0
67.5
116.0
81.5
98.8
68.4
2月
39.5
52.5
46.0
56.5
112.5
84.5
54.4
3月
76.0
74.0
75.0
114.0
129.5
121.8
61.6
4月
82.5
84.0
83.3
125.0
153.5
139.3
59.8
5月
57.5
56.0
56.8
111.5
116.0
113.8
49.9
6月
154.0
116.5
135.3
137.5
164.5
151.0
89.6
7月
303.5
106.5
205.0
319.0
118.5
218.8
93.7
8月
184.5
450.5
317.5
117.5
323.0
220.3
144.2
9月
343.5
221.0
282.3
381.5
287.5
334.5
84.4
10月
47.0
47.5
47.3
48.0
89.5
68.8
68.7
11月
127.0
115.5
121.3
154.0
150.5
152.3
79.6
12月
53.0
78.0
65.5
121.5
99.5
110.5
59.3
合計
1,530.0
1,475.0
1,502.5
1,802.0
1,826.0
1,814.0
82.8
 サトイモはやや少なめの湿気のほうが美味になるが、入間、狭山、川越、所沢等のサトイモが高値で取引されることと無関係ではないはず。茶にも適した雨量のはず。

表-2 年間日照時間と月別推移

所沢市 

海老名市

A/B
/ 年
2015
2016
平均
2015
2016
平均B
1月
191.3
210.8
201.1
179.4
179.7
179.6
112.0
2月
177.2
158.8
168.0
165.9
161.1
163.5
102.8
3月
188.3
155.5
171.9
183.5
146.8
165.2
61.6
4月
151.5
152.4
152.0
146.7
131.9
139.3
109.1
5月
241.6
205.2
223.4
238.5
212.5
225.5
99.1
6月
131.3
134.8
133.1
130.8
124.8
127.8
104.1
7月
178.3
123.5
150.9
183.0
148.2
165.6
91.1
8月
133.8
153.4
143.6
151.2
172.9
162.1
88.6
9月
105.9
87.4
96.7
113.8
88.3
101.1
95.6
10月
180.9
121.2
151.1
182.0
107.1
144.6
104.5
11月
114.3
140.3
127.3
112.4
120.2
116.3
109.5
12月
171.5
201.3
186.4
133.2
183.5
158.4
117.7
合計
1,965.9
1,844.6
1,905.3
1,920.4
1,777.0
1,848.7
103.1
 表―2は日照時間である。これも海老名市を3.1%上回っている。天気の良さを物語る。特に10月~翌2月の秋・冬場の日照に恵まれ、この間厳しい寒さを感じないですみ、すごしやすい地域と言える。水は冷えにくく入間川沿いでは厳寒時に、温かい空気を運んできてくれる・・・という事実も体験している。

 ぜひ、新天地をもとめ仏子周辺地に移住してきてほしい。「やさしい気候」とともに「自然の素晴らしさ」も十分満喫できる。

追記 令和4年1月11日 大雪の朝
 10日の夜から11日の朝にかけ関東地方は大雪の可能性があった。私は朝のバイトをしており、バイトの日は6時半に車で仏子を立つが、この日は路面凍結で滑るのを防ぐのと、滑りで大渋滞が起きる可能性を考え6時に駐車場を出た。ところが入間市の幹線道路にはまったく雪がなく、それでも表面の凍結を心配してスローで走ったが、むしろ夜通し車が走ったためか路面は乾燥状態のように見えた。道路わきの枯れ草のうえにほんの少し雪が見られる状態だった。それが東隣の狭山市、所沢市、さらに川越市となると、幹線道路わきの歩道やその先の畑地は雪で真っ白であった。

   写真は狭山市と所沢市にはさまれた地帯のものである(入間市の写真は普段と変わらず、撮り損ねた)・・・やはり秩父や奥多摩の山や山にかこまれ、西からの風を遮るためか「入間は恵まれた気象条件にある」という私の説の正しさを実感した。