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2018年7月26日木曜日

芸達者は入間市社会福祉協議会に登録を!

老後におけるボランティア活動の勧め!

高齢化社会である。定年後も人生は長い。自身が楽しく、かつそれが人に喜ばれるならさらこれに勝る人生はない。皆さん方の多くが何等かの芸を持っているのでないか。この芸について最低2~3人を束ね、ぜひ入間市社会福祉協議会に登録することをお勧めする。老人ホーム、ディサービス、障害者施設、地域の自治会など、多くの組織では、芸能ボランティアを募集していて、皆さんの芸を待っているのだ。

平成30年8月号のボランティア情報誌「みんなの手」を見ても、4つの施設で芸能ボランティアを募集している。入間ボランティアセンターの住所:豊岡4-2-2 電話04-2964-0486

芸と言っても様々・・・アコーデェオン、ギター、ウクレレ、マンドリン、ハーモニカ、花笛、太鼓等の演奏、腹話術、人形劇、影絵、ダンス・・・演奏は施設利用者と一緒の歌声のサポートを可能にするし、聞いてもらう、見てもらうという立場でもよい。どうしても1人でやろうとすると無理がある。準備役、進行役なども必要であるからだ。3人いれば、だれか1人が休みの時でも補いがつき、3人以上が理想だろう。

 自治会の集会、公民館、図書館・、アミーゴ・等に顔を出していれば、必ず同じ趣味の人に出会うもの。私もアミーゴの演奏会を聞きに行き、たまたま休憩時にギタリストのHと立ち話。その後2人3脚で、老人ホームとディサービスで歌声のサポートを始め、すでに丸2年。これらの施設で約100回のサポートをこなした。月5回ほどのペースである。他に1人のギタリストの方にも25回ほど協力をいただき、さらに1人の助っ人もいる。なお上記100回のほとんどは2人で開拓した先だが、協議会から推薦いただいた先も数件含む。・・・ということは、希望する施設が非常に多いことの証である。

わたしは雑誌社を6年でやめ、以後フリーのコンサルタント人生50年・・・仕事人間できたため、これといった趣味は持ってない。歌が好きだといっても音符も読めない。若いころ、歌声運動が盛んで、この時代に慣れ親しんだ古い歌しか歌いこなせない。このため、ある意味で老人の皆さんと共通の土俵に立てる。演奏の途中や終わってから「古い懐かしいメロディを歌えて本当にうれしい」と、涙してくれる人も多い。

Hさんはギターだけでなく歌も得意。さらによく本も読み、映画にも通じており、歌の合間を利用した曲に関連した話も上手である。このため、私はHさんの伴奏や歌に合わせ、集まった人と一緒に歌えばよい。問題は裏方でやることがいくらでもあり、「2人3脚」とは良い言葉である。楽譜の印刷・追加、その日歌う曲目のカード作り、マイクやマイク・スタンド、譜面台、アンプなどの運搬、Hさんが弾くギターや本人の輸送などである。一緒に歌う老人の方は20~30人。110ページの歌集の30部となると、リック1つに手提げ1つ分ある。これを駐車場に運ぶだけでも実は大変。その前に、リックや手提げにいれてから密閉しアルコール消毒もする。

要は老老介護も必要な高齢化社会が足もとに来ている。これらを国家予算で済まそうとしたら国家予算は早晩破綻してしまう。元気な老人は自分にあった方法で社会に役立っていく必要がある。わたしは雑誌記者の出身・・・このため文章は下手だが書くことが趣味である。このためここ30年は必ずHPやブログの枠組みをプロに頼み、実用的な内容の文章をおよそ500点書いてきた。あくまで、これもボランティア活動の位置づけである。

6年ほど前からのブログのタイトルは「農業・商業お助けマン」であり、3年前にこの「仏子地区の再発見」を立ち上げた。両者合わせたアクセス数は今現在120,000件である(ロシアからの異常アクセス除く)。最高のアクセス数は『農業・商業お助けマン-農産物直売所の売れるレイアウトと陳列」で、8,053件で、単行本ならベストセラーになる数字だ。(2018年7月26日現在)。以上で専門分野がバレ、恥ずかしい次第だ。芸事だけでなく、仕事で磨いてきた技も、また役立てることはできるのだ。

定年退職したら家にこもるのでなく、新たな仕事に、ボランティア活動に大いに生きがいを求めるべきで、それが自身を若く維持する秘訣と信じる。わたしは81才だが、毎週3日は朝4時間ほどのアルバイトに出て、9時30分には家に帰る。毎日、昼食や夕食後に計4時間ほど昼寝もしている。時間的には充分余裕がある身で、もう一つ居住している団地の花と芝生の管理というボランティア活動も6人ほどでしている。団地の人々にプレシャーを与えないよう、雑草抜きなどの作業を朝の7~8時に行うばあいも多く、98%の人は芝生の雑草を誰が抜いているかも知らないはず。きれいな澄んだ空気の中で黙々と雑草抜きをし健康に役立てば、他人の評価に勝る収穫だと思っている。

報酬について(追記2019・11月)

最後にボランティア活動の報酬問題についても触れておきたい。法人格をもつNPOなどは「活動の持続性のため収益事業も行い、労働報酬やその他必要経費はもらいなさい。その代わり利益を分配することはだめ」というスタンスである。その他のボランティア活動の多くはまったくの無償か、労力費以外のその他経費の一部を負担してもらう程度・・・というケースが多いのではないか。

ところで、公衆衛生や看護教育で功績をのこした、かのナイチンゲールは「自己犠牲による援助活動は長続きせず、必ず破綻する」と、ボランティア活動の有償化に通じる提言をしてきた。

私どもの歌声サポートも、まったくの無償でスタートを切った。いまも80%まで無償の活動である。こちらからセールスし機会を与えてもらったからともいえる。だがこれが健全な姿かどうか。歌集の110ページ(約100曲)を作るにインク代や紙代がかかる・・・表&裏に印刷し、30部印刷すると3,300枚の印刷になり、この労力は実に膨大。しかし歌集はくり返し使える。演奏の道具、歌集、人などを運ぶのに自動車代がかかる。歌声サポートが終わってあと、次回の歌の選定ほかの打ち合わせとコミにケーションのため喫茶やレストランにも必ず行く。労働費を除いて考えても1ケ月1万円平均の支出にはなっている。

完全無償で月4回をこなしてきたが、月5回、6回と増やしていこうとすると無償は精神的にもしんどくなる。相手先のデイサービスや老人ホームで、帰りに「お茶とお菓子をどうぞ」と出してくれるところも1ケ所あるが、おおくは「ありがとう」の言葉すら少ない。

このためもあり、社会福祉協議会に新規に登録する際、「1回3,000円」という有償化のお願いをした。ささやかな金額だが励みになり、このところ1ケ月に1か所以上の申し込みがあり、有償を当然とする施設も育っているように思う。