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2020年6月10日水曜日

新型コロナ・・・川柳11点

これは高校時代の友人がホームステイの中で詠ん「コロナ考」の川柳である。

       一風

染源も 避けるマスクも 中国製

紙製品 マスクも札も 品不足

功労賞 出すには遠い 厚労省

風評は アベノマスクで 口封じ

病院に うつして治す 新科目

事務方は 家族嫌いか テレワーク

富裕層 乗り間違えか 病院船(クルース)

カラオケの 最後の唄は 棺桶で

何度目か 会って覚えぬ マスク面(ずら)

強盗団 どれが仲間か 取り違え

マスクつけ みんな美人に 早変わり


みなさんが読んだものがあればお送りください!

2020年2月18日火曜日

これで良いのかー入間市博物館!活性化を!

 入間市博物館はきわめて貴重な展示物を持ち、建物も重厚で立派だし広い敷地を持つ。だが待てよ。市のはずれにあり、交通の便が悪く、イベントがあるときは別として平常日に行くと閑散としている。先日、火曜日に行ったときは120台の駐車場に18台があるのみ。館内を回って途中からは私1人の淋しさ。敷地面積45,045㎡、総工費38億千万円と聞くが、まさに「宝の持ち腐れ」と感じざるを得ない。立地選定の失敗を感じるし、この立地をいまさら変更することは不可能だとすれば、悪い立地を補う工夫をもっと考えるべきである。
写真① 超立派な建物だが!
写真⓶ 1段下の低地にも広い敷地が広がるー季節ごとの樹木や花の充実を!

. 問題点の整理
 ボランティアさんも、多角的な支援をしている様子・・・上記のあと日曜に行くと子供さんに金属の竹馬乗りを指導もしていたし、芝生上でも30人ほどの子供さんが遊んでいた。白い4人かけのベンチも増やされていた。そして来客目当ての移動販売車も4台も並んでいた。「結構、努力し改善もされているのだな」と思った。でも館内を歩くとやはり1人旅で人がいない。なぜだろう?
1.入間市も高度成長期を通じ、東京や埼玉の中心市街地のベット・タウンとして発達し、地元への愛着=郷土愛を持つ人が減っていると考える。・・・しかし転入者もすでに40年、50年経つ人も多く、ここを故郷と考えるようになってきている。
2.また博物館を勉強の場として活用する小・中学生は急減してきている。
3.市のほうも郷土愛を刺激するような、地元の誇りや魅力をPRする日常の努力を欠いている。特産の狭山茶にしても博物館の展示は充実しているが、若い人に受け入れられる茶業の発展策が明確になっていない。
4.文化財の指定やそれを簡易に説明する標識・看板などが地元になく、地元と博物館の展示物が遊離している。
5.博物館の敷地がすこぶる広いが、多面的な活用がされておらず、入館者を増やす仕組みになっていない。
6.博物館は市のはずれでアクセスがすこぶる悪い。バス便は西武、市営バスと2通りあるものの、市域全体から来やすい循環型の体系になってない。

Ⅱ.くり返し来てもらう工夫
上記の1、2に関係するが、関心のある人が減っているとすれば、関心を持つ層の来館頻度を高める必要がある。ところで博物館は、博物館法で「歴史、芸術、民族、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管し、展示して、利用者の教養、調査研究、リクリエーション等に資する施設」と規定されている。その領域はすこぶる広い。領域が広いだけに、①まず1回目では全体をざっとながめ、どんな展示部門があるか知る→ ②次に自分とかグループで勉強したいテーマを決め、何回か通う・・・といったプロセスになる。

膨大な展示物にも関わらず、説明してくれる案内ガイドもいない。今後は必要に応じガイドしてくれる要員を配置するとか(ボランティアという方法もある)、AI時代を反映し、要所要所にボタンを押すとその項目の案内が流れる「自動案内」を設けるべきである。と同時に特に関心のある要素を取り上げ、館員が要点をパソコンで打った印刷物を配置し、自由に持ち帰ってもらうような工夫も必要だ。コピーした資料の持ち帰りでがきれば、次なる研究テーマも発見しやすく来館頻度を高めるのに貢献する。いまのままでは、大量の情報に頭がパンクし、「はて、何と何が展示してあったかな」と記憶もできずに帰る人が多いはず。

Ⅲ.住んでいる地元とのコラボ
上記3、4と関係してくるが、地元に誇りが持てて初めて博物館への興味も湧くものだ。ところが入間市は「地元の誇り」を作って来なかったし、表現していない。私は週3日ほど東武東上線の三芳町、ふじみ野市、富士見市にアルバイトに出掛ける。いずれの関係駅前にも広い整備された広場があり、川越街道につながるメイン道路が整備されている。晴れの日にはその先に富士山が聳え立っている。ふじみ野市のばあい駅前広場に、「人」の字の彫刻があったり、メイン道路に音符の高さに応じた石柱が30ほども並んだり、交差点に小公園があったりと文化的な香りが随所に見られる。

次いで三芳町。入間市は人口147,660、世帯65,878に対し、三芳町は各38,204、16,561と入間の3分の1にも満たないが(令和2年1月現在)、古い農家の屋敷を残し、年配のおばさんが管理に当たり、囲炉裏の火も絶やさない。内部にも上がれる。軒下には切干大根も干してある。旧川越地区に属する街道沿いには「いも街道」の黒看板が立ち、川越市の外側だが十数戸の農家が同じ「川越いも」ののぼりを立て、時に焼き芋も売っている。昔「三富農業」と言われた枯れ葉堆肥の農業先進地で、上富の地名も残っている(中富、下富は所沢市になる)。
写真③ 三芳町の旧・島田家住宅 1804~1829年ころの築。1時寺子屋も開かれていたという。
 入間市のばあいどうか。市西半分の観光地図はないし、昔はやった宿場の豊岡の商店街に行っても何の表示もなく、商店街の斜陽化に対しても何の手も差し伸べていない。黒須の商店街も茶まつりの時はにぎわうが、商店街の活性化対策は皆無だ。仏子のほうになると自然」の資源の加治丘陵や入間川沿いの桜や花壇が素晴らしいが、仏子駅に案内看板もない。河原では花火大会もやられるが、アケボノゾウの足跡や蛇噴石という全国的にも貴重なののが埋蔵されているが、その説明看板もない。そのほか本ブログでも紹介しているが、白壁の土蔵群、煙出し楼のある屋敷、板塀の旧家、瓦屋根を持つ門など明治・大正・昭和の大切な建築物も多いが、これをPRする看板もない。機織りの工場も多数あったはずだが、その歴史をしるす看板もない。こんなことで、博物館への興味が湧くだろうか。

 仏子のリバーサイド団地のところは昔は田んぼだった。近くに水車小屋もあったというが、博物館に行ってもぼやけた田んぼの写真があるのみ。旧家を何軒か訪ねれば田んぼや水車の鮮明な写真もあるはずだ。発掘努力を欠いているのも事実である。ともあれ現地の現物と博物館の展示とのコラボがされていないため、博物館に対する興味も湧くはずがない。1基の看板設置に30万円かかるとしても、年300万円計上すれば、3年計画では30ケ所もの看板が設置され、こうして史跡の現地と博物館の展示のコラボがあって、初めて市への愛着心も養われるはずである。

Ⅳ.博物館用地全体の活用
 上記5と関係するが、敷地全体の有効活用をし集客力を高める余地がある。まず樹木や花の問題がある。すでにサクラも18本、ケヤキも10本ほどあるが、1年のローテイション計画を立て、ナノハナやコスモス、シバザクラ、アジサイなどを加え、絶えず植木や花の魅力での集客もする。本数や広がりを離れ、植物園的に市内の樹木や珍しい樹木を総てを展示するゾーンがあってもよいはず。以上は一段下になった敷地の活用だ。
写真④ 日曜には移動販売車も3台来ていた 
写真⑤ 広い芝地。日曜には子供さんも多いが、さらなる工夫を!
 
 博物館とフラットな芝生の広場については、自由に遊べる空間を残しつつ、木陰に地元彫刻家の作品を点在させるとか、幼児用の遊具・・・ブランコ、滑り台、砂場などを準備すれば美術客やファミリー客の来館を促すことになるはず。

 上記6については、市内の名所・旧跡を巡回するような路線計画ができないかどうかである。入間市駅経由でないと博物館に行けないようでは、地元全域からの集客に無理がある。またデイサービスの送迎のように、電話予約による5~8人程度のグループ見学を促すことも考えるべきだ。時に2往復すれば10~16人の移動も可能になり、主婦グループ、町会グループ、幼稚園・保育所、小・中学校グループ等の反復見学も開拓可能になるのでは。この反復性こそが来館者の倍増、3倍増をもたらす原動力になるはず。

 

2019年5月10日金曜日

入間茶祭りー人・人、屋台・屋台で大盛況


 5月3日(金)は第41回の入間茶祭りだった。私が週3回通る鍵山1~2丁目にかけての道路600mは完全に交通が遮断され、9:15~17:00は祭り一色で人・人で埋め尽くされていた。絶対人数は万燈祭り劣るだろうが、人の密度は劣らない賑わいだ。屋台が道の両側にビッシリと並び、しばし馬鹿になってその数を数えたら約140店ほどあった。

    焼きそばやジュース類を売る店が目立ったが、フリーマーケットもあれば、子供さんが遊べる屋台も多数。中央のステージでは吹奏楽団や太鼓の演奏、ギタリストの方のライブもあり、若者も多く集える祭になっているのがすばらしい。肝心のお茶については、お茶まき、茶のつかみ取り、野点も行われたが、若者のお茶離れを少しでも是正するため、抹茶を原料とするボトル飲料、アイスクリーム、ケーキ、ようかん、クッキーなどオールスターを集め、大々的に宣伝する場があってもよいのではないか。

    
    なお茶祭りに合わせ、黒須で営業されていた「入間市指定文化財・旧黒須銀行」の建物(市に寄付されたもの)や繁田醤油の建物の一部もこの日、公開されていた。












左:旧・黒須銀行    
右:繁田醤油の巨大な醤油樽






 明治33年、豊岡町大字黒須(現在の宮前町)に、道徳を持って勤倹貯蓄の基礎つくる金融共済組織「黒須相助組合」を母体に株式会社黒須銀行が設立された。地域の基幹産業である製糸や機業などへの融資で業績をのばし、所沢の出張所、川越、入間川、松山の支所を置くまで発展。一時は県下3位の銀行になったが、経営の失敗や政府の1県1行方針のため、大正9年に武州銀行に合併された。現在の埼玉りそな銀行の源流の1つである。写真の建物は明治42年に黒須銀行本店として建てられたもの。

 日本資本主義の基礎を拓いき、近い将来一万円札をかざる福沢栄一も顧問をつとめたことがあり、「経済道徳合一説」を唱えた渋沢氏の精神に合致した活動をしたため、氏から「道徳銀行」と書かれた額を創立15周年に贈られている。(市の案内パンフより)




2018年11月12日月曜日

西武地区第55回文化祭―感動的な野田中学の吹奏楽

    仏子・野田を含む第55回「西武地区文化祭」がH30年11月11日(日)に西武公民館で9時30分から開催された。地元小・中学校を含め15団体がとかえひっかえ51の演目を発表した。実際の観客は50人ほどだが、出演者も観客に加わり、にぎやかな文化祭だった。
写真① 野田中学の金賞ものの吹奏楽

写真② 当方の友人も出演した親父バンドのギター演奏

それぞれ趣味を深める形で芸を磨いており、55回目の文化祭とあって、日本舞踊、フラダンス、モダンバレイ、尺八、民謡・・・などどれもレベルは高い。こうした芸能団体に、さらに多くの人が参加し、老若男女の交流が進むことを願いたい。

 特に、オープニング・セレモニーの役割をはたした野田中学の吹奏楽は人数と質においてすばらしかった。なにせ昨年の「西関東吹奏楽コンクール」で金賞を取っているのだ。YMCA・美空ひばりメドレー他となっていたが、父兄も含め観客も満員。

2018年7月26日木曜日

芸達者は入間市社会福祉協議会に登録を!

老後におけるボランティア活動の勧め!

高齢化社会である。定年後も人生は長い。自身が楽しく、かつそれが人に喜ばれるならさらこれに勝る人生はない。皆さん方の多くが何等かの芸を持っているのでないか。この芸について最低2~3人を束ね、ぜひ入間市社会福祉協議会に登録することをお勧めする。老人ホーム、ディサービス、障害者施設、地域の自治会など、多くの組織では、芸能ボランティアを募集していて、皆さんの芸を待っているのだ。

平成30年8月号のボランティア情報誌「みんなの手」を見ても、4つの施設で芸能ボランティアを募集している。入間ボランティアセンターの住所:豊岡4-2-2 電話04-2964-0486

芸と言っても様々・・・アコーデェオン、ギター、ウクレレ、マンドリン、ハーモニカ、花笛、太鼓等の演奏、腹話術、人形劇、影絵、ダンス・・・演奏は施設利用者と一緒の歌声のサポートを可能にするし、聞いてもらう、見てもらうという立場でもよい。どうしても1人でやろうとすると無理がある。準備役、進行役なども必要であるからだ。3人いれば、だれか1人が休みの時でも補いがつき、3人以上が理想だろう。

 自治会の集会、公民館、図書館・、アミーゴ・等に顔を出していれば、必ず同じ趣味の人に出会うもの。私もアミーゴの演奏会を聞きに行き、たまたま休憩時にギタリストのHと立ち話。その後2人3脚で、老人ホームとディサービスで歌声のサポートを始め、すでに丸2年。これらの施設で約100回のサポートをこなした。月5回ほどのペースである。他に1人のギタリストの方にも25回ほど協力をいただき、さらに1人の助っ人もいる。なお上記100回のほとんどは2人で開拓した先だが、協議会から推薦いただいた先も数件含む。・・・ということは、希望する施設が非常に多いことの証である。

わたしは雑誌社を6年でやめ、以後フリーのコンサルタント人生50年・・・仕事人間できたため、これといった趣味は持ってない。歌が好きだといっても音符も読めない。若いころ、歌声運動が盛んで、この時代に慣れ親しんだ古い歌しか歌いこなせない。このため、ある意味で老人の皆さんと共通の土俵に立てる。演奏の途中や終わってから「古い懐かしいメロディを歌えて本当にうれしい」と、涙してくれる人も多い。

Hさんはギターだけでなく歌も得意。さらによく本も読み、映画にも通じており、歌の合間を利用した曲に関連した話も上手である。このため、私はHさんの伴奏や歌に合わせ、集まった人と一緒に歌えばよい。問題は裏方でやることがいくらでもあり、「2人3脚」とは良い言葉である。楽譜の印刷・追加、その日歌う曲目のカード作り、マイクやマイク・スタンド、譜面台、アンプなどの運搬、Hさんが弾くギターや本人の輸送などである。一緒に歌う老人の方は20~30人。110ページの歌集の30部となると、リック1つに手提げ1つ分ある。これを駐車場に運ぶだけでも実は大変。その前に、リックや手提げにいれてから密閉しアルコール消毒もする。

要は老老介護も必要な高齢化社会が足もとに来ている。これらを国家予算で済まそうとしたら国家予算は早晩破綻してしまう。元気な老人は自分にあった方法で社会に役立っていく必要がある。わたしは雑誌記者の出身・・・このため文章は下手だが書くことが趣味である。このためここ30年は必ずHPやブログの枠組みをプロに頼み、実用的な内容の文章をおよそ500点書いてきた。あくまで、これもボランティア活動の位置づけである。

6年ほど前からのブログのタイトルは「農業・商業お助けマン」であり、3年前にこの「仏子地区の再発見」を立ち上げた。両者合わせたアクセス数は今現在120,000件である(ロシアからの異常アクセス除く)。最高のアクセス数は『農業・商業お助けマン-農産物直売所の売れるレイアウトと陳列」で、8,053件で、単行本ならベストセラーになる数字だ。(2018年7月26日現在)。以上で専門分野がバレ、恥ずかしい次第だ。芸事だけでなく、仕事で磨いてきた技も、また役立てることはできるのだ。

定年退職したら家にこもるのでなく、新たな仕事に、ボランティア活動に大いに生きがいを求めるべきで、それが自身を若く維持する秘訣と信じる。わたしは81才だが、毎週3日は朝4時間ほどのアルバイトに出て、9時30分には家に帰る。毎日、昼食や夕食後に計4時間ほど昼寝もしている。時間的には充分余裕がある身で、もう一つ居住している団地の花と芝生の管理というボランティア活動も6人ほどでしている。団地の人々にプレシャーを与えないよう、雑草抜きなどの作業を朝の7~8時に行うばあいも多く、98%の人は芝生の雑草を誰が抜いているかも知らないはず。きれいな澄んだ空気の中で黙々と雑草抜きをし健康に役立てば、他人の評価に勝る収穫だと思っている。

報酬について(追記2019・11月)

最後にボランティア活動の報酬問題についても触れておきたい。法人格をもつNPOなどは「活動の持続性のため収益事業も行い、労働報酬やその他必要経費はもらいなさい。その代わり利益を分配することはだめ」というスタンスである。その他のボランティア活動の多くはまったくの無償か、労力費以外のその他経費の一部を負担してもらう程度・・・というケースが多いのではないか。

ところで、公衆衛生や看護教育で功績をのこした、かのナイチンゲールは「自己犠牲による援助活動は長続きせず、必ず破綻する」と、ボランティア活動の有償化に通じる提言をしてきた。

私どもの歌声サポートも、まったくの無償でスタートを切った。いまも80%まで無償の活動である。こちらからセールスし機会を与えてもらったからともいえる。だがこれが健全な姿かどうか。歌集の110ページ(約100曲)を作るにインク代や紙代がかかる・・・表&裏に印刷し、30部印刷すると3,300枚の印刷になり、この労力は実に膨大。しかし歌集はくり返し使える。演奏の道具、歌集、人などを運ぶのに自動車代がかかる。歌声サポートが終わってあと、次回の歌の選定ほかの打ち合わせとコミにケーションのため喫茶やレストランにも必ず行く。労働費を除いて考えても1ケ月1万円平均の支出にはなっている。

完全無償で月4回をこなしてきたが、月5回、6回と増やしていこうとすると無償は精神的にもしんどくなる。相手先のデイサービスや老人ホームで、帰りに「お茶とお菓子をどうぞ」と出してくれるところも1ケ所あるが、おおくは「ありがとう」の言葉すら少ない。

このためもあり、社会福祉協議会に新規に登録する際、「1回3,000円」という有償化のお願いをした。ささやかな金額だが励みになり、このところ1ケ月に1か所以上の申し込みがあり、有償を当然とする施設も育っているように思う。


2018年3月28日水曜日

外国人(埼玉県)との楽しい共生を図ろう!


1.すでに1/50以上が外人

 埼玉県全体について見ると、表―1の通り平成29年6月末時点で16万人の外国人がいる。これは総人口の2.2%に相当する。50人に1人以上が外国人で、年率9%以上の増加ですぐ40人に1人の比率になる。今や製造業、飲食業などの現場では、人手不足のため外国人なしではやっていけない状況にあり、今後も増加が続くのは間違いない。となると外国人と仲良く、楽しく共生していくことが不可欠になる。

表―1 埼玉県内の在留外国人数  
人数
対前年比
増減率
県人口に
占める割合
 平成29
160,026
9.6%
2.20%
平成28
152,486
9.2%
2.09
平成27
139,656
7.4
1.92
平成26
130,092
5.5
1.79
平成25
123,294
4.6
1.71

 ※平成29年については6月末時点で

 国別の区分では表―2のように中国、フィリピン、韓国、ベトナム、ブラジル、ペルー、台湾、ネパール、タイ、パキスタン・・・といった順になる。私も外国人だけの派遣業の顧問をしているが、昔はフィリピン人が中心だったものが、最近はネパール人が中心になり、西アフリカのフランス語圏の人(黒人ばかり)、バングラデシュやインド人も増加し、中国人や韓国人はいない。派遣先は青果物の加工、パッケージなどで、基本的作業をマスターしてくれれば、言葉の壁もどうにか克服できるからだ。

 息子は長らく飲食業界に関係してきたが、飲食業では中国人留学生が一番多いいとのこと。中国人や韓国人は日本人と肌の色も似ており、非常に割合が高いのに気づかない。留学生は日本語も勉強していて、接客の面で不自由しないからである。

 なお外国人の全人口比率が2%以上の埼玉の市町は、上位から言うと蕨市、上里町、戸田市、川口市、八潮市、本庄市であるが、最低でも0.3%ぐらいで、全県下に外国人は分散して居住している。通勤・通学に便利なで、地元に工場や飲食店の多い京浜東北線、東武東上線などが特に多い。東上線の沿線は不便な立地に工場が多いためか、駅ごとに数社の送迎バスが横付けされ、20人、30人もの外人をピストン輸送している。西武線の沿線ではこうした例はまれで、外国人はまだまだ少ない。入間市の場合、外国人は1,374人で総人口比0.917%である。


2.国別のコロニーが言語の壁を助長

外国人と仲良く楽しく共生していくには、やはり言葉の壁を低くすることだ。日本で3~5年すごした外人でも、日本語の基本用語が1/10ほども分からない外人が多い。一つには、同じ国のコロニーが地域別にできていて、日本人との会話が少なくてもすむためと思われる。スマホも6~7割の人が持っており、仲間とのやり取りも活発だ。はたで聞いていると母国語を中心に、英語もまざり、ごく一部だが日本語も混ざる。また母国に居住する親兄弟、子供とラインでやり取りし、親や子供の写真も自慢げに見せてくれることもある。

英語が結構話せるのは、学校で共通語として学んでいる国も多いからだ。こちらが外国人に近づくためには、ある程度英語が話せる必要がある。私は英語が大の苦手で、日々外国人との意思疎通に悩んでいる。

 表―2 国籍・地域別在留外国人数
(平成296月末現在ー埼玉)

 順位
国名
人数 人
構成比%
1
中国(台湾を除く)
62,948
39.
2
フィリピン
19,169
12.
3
ベトナム
17,262
10.
4
韓国
15,707
 9.
5
ブラジル
7,271
 4.
6
ネパール
4,553
 2.
7
ペルー
3,514
 2.
8
台湾
3,150
 2.
9
タイ
3,013
 1.
10
パキスタン
2,299
 1.
11
インドネシア
2,082
 1.
12
米国
2,003
 1.
13
バングラデシュ
1,661
 1.
14
トルコ
1,476
 0.9
15
朝鮮
1,457
 0.

その他
12,461
 7.

総計
160,026
100.

このため「外国人に日本語を少しでも話せるようになってほしい」と願う1人だ。そこで日本語の初歩的なレッスンにも取り組んできた。日本語の発音はローマ字でするとして、ローマ字の一覧表もつけて、日本語の基本用語についてパソコンの翻訳機能を利用して英語、フランス語、ネパール語に訳したものを配たり、3ケ国語で書いた企業内の簡易ニュースペーパーも2回ほど配たりしてきた。

地域に語学ボランティアがいる場合も多いが、ぜひコロニーごとに、こうしたニュースペーパーを発行、裏面に日本語の基本用語の紹介する・・・といった活動が望まれる。夜や休日に語学教室を開く方法もあるが、「時給を支給する」の条件でないと「疲れているから参加しない」ということになる。私の勤務先ではH30年11月から、日本語のできる程度により分け、月2回とし日曜10~12時の2時間の日本語研修会を開くことになった。立派な日本語の先生が見つかったからだ。だが、会社への帰属意識を高め、社員同士の和を高めるには、やはり多言語で記した社内報も必要だと思っている。

一方で、「日本語を自ら勉強しないと、いろいろの面で損をする」ことも自覚さすべきだと思う。作業の手順や機械の操作を充分理解できないと、身体に危害が及ぶ、病気をしても正確に症状が伝えられない、定期健康診断を受けてもドクターに体の具合を説明できない、食の安全上のミスが生じる(企業に打撃を与え、自身の信用を下げる)、社会保険、健康保険、労災保険などの細かい内容が理解できない、ゴミ出しなどのマナーが理解できず、近隣関係がまずくなる・・・など、マイナス要因は実に広い。観光スポットを回ったり、グルメな日本料理を楽しむといったこともできない。(続く)

    私が具体的にヘルプしてきたのは、1つが部屋の賃貸の仲立ちだ。不動産会社との交渉に立ち会い、より安い賃貸の物件を選択するようにした例を2軒経験した。2つ目は税金、電話料金などの支払いだ。1人のフイリッピン人からは、毎月携帯電話代の振り込みを頼まれ、また市役所、税務署などからの通知を見せられ「なんて書いてあるの」と聞かれる。公的文章も本来、英語、フランス語、その他・・・と用意しないと、親切な対応とは言えない。特に加入が義務となっている年金については、よほど分かりやすいパンフを用意しないと複雑なため理解できない。相手に理解されないまま加入させているのは大問題である。母国に年金制度がない場合、帰国に際し一時金として支払いされるのだが、年金+医療保険などの納付額は、すぐ月3万5千円もになり、「これはきつい。払いたくない」という苦情に接する。市町村に国別の親切な解説パンフがないと、我々では説明しきれず困ってしまうのだ。

 ここ3ケ月、日本語の学習も初めて経験した。ネパール、スリランカなどの外人が中心だったが、超ベテランの先生だったがネパール語やスリランカ語などは一切使わない。日本語のみで通す。日本語の学習に英語やその他の母国語を使えば、日本語を覚える妨げになるからで、同じ机に座った同士で自己紹介を日本語でさせる。数字をイチ、ニイ、サン・・・と10まで言わせる、漢字の人、目、耳、口・・・など象形文字の絵を示しながら分かりやすく教える。つまり、「外国語の分からない私のような人間でも、日本語を教えられる」ことが分かった次第だ。事実、ボランティアによる日本語学校を見学したこともあるが、外人とボランティアが20組も向き合い、マン・ツー・マンで日本語を教えていた。日常用語であれば身振り手振りで話しかければ理解できるものなのだ。



2017年12月11日月曜日

秋川雅史コンサート(飯能)2千円は見逃せない!


「千の風になって」で全国的に有名なテノール歌手・秋川雅史さんのコンサートが2月4日(日)に開催される。場所は飯能市市民会館大ホール。「宝くじ文化公園」となっており、料金は2,000円と超格安で見逃せない。全席指定で、すでに60%以上埋まっているが、まだまだ予約は可能のようだ。




 申し込みは会場である飯能市市民会館。窓口電話は042-972-3000.予約語10日以内にチケットを取りに行く必要がある。

    当日 1,200席の会場は満席だった。さすがである。トークにはマイクを使ったが、歌はマイクなし。テノールの美声は大ホール
に響きわたった。トークではクワガタ虫を捕りに1年に1回、この
飯能に変装して来ていることや、またイタリアでオペラ修行中のこと等がイタリア語も交えて語られ、歌では日本の民謡も披露、最後はお馴染みの「千の風になって」であった。音大出の正統派歌手としては日本一の歌手の声を聞け、夫婦2人満足して帰途についた。


 
 私はギタリストの平野さんという方と月5回ほど老人ホームやディサービスで歌声の指導をしている。「千の風になって」もこのため月2くらいは必ず歌う。昨年の今頃は「お年寄の前でお墓はタブー」と歌わずに来た。だが。今年に入って詩をよく見て、「そうではない」と歌い始めた。「お墓の中には眠っておらず、あの大きな空でいろいろな姿になり、皆さんを見守る」という、死後の心暖まる世界を語る素晴らしい曲・・・と理解したからである。

 当日は「千の風になって」以外の曲も聞くことができ、秋川さんのもっともっと広い魅力に必ずや感銘を受けることだろう。

2017年10月3日火曜日

仏子の歌声「オールドボーイズ」 コロナ給付金10万円の寄付

    オールドボーイズは昨年(平成28年)8月から仏子地区の老人ホーム、デイサービス3ケ所で月計4回ずつ歌声のサポートをし、すでに60回以上実施してきた。オールドボーイズの名も某デイサービスでつけていただいたもの。「いつまでも青年らしい新鮮で闊達な発想をわすれないシルバー世代」と理解ください。グループ員は65才以上81才までの4人。

ギターとともに歌も上手な平野氏が中心になり、ベースとギターをこなすI氏の助けを受けたり、平野氏の属するギタークラブの1・2の人の応援を受けたり、進行の補佐役としてリバーサイドに住む近藤、姫野が加わり、活動を続けてきた。

このオールドボーイズの初のミニ・コンサートが10月1日(日)午後2~4時にかけアミーゴの8角形の小ホールで開催され、当初予定した30人を上回る50人近くの人が集まってくれた。初の演奏会としては大盛況の部類。「里の秋」「赤い靴」「荒城の月」他の童謡、「知床旅情」「学生時代」「北上夜曲」ほかの懐かしの歌、その他を20曲を歌い、最後は「花は咲く」。またフォークソング5曲ほどの演奏を披露した。

好評につき、年内の12月中にも、再度ミニ・コンサートを開催予定!
上記については、その後12月22日(金)14~16時にアミーゴ小ホールで実施。もちろん無料。ぜひご参集ください。

追記① 平成30年9月16日には地域自治会に招かれての公演予定。アミーゴの2回にわたる自主公演まで加え、歌声サポートは8月までで計107回になった。

10万円のコロナ給付金の全額寄付に感謝!
追記② コロナ問題で歌声サポートは1時中止になった、平成28年7月15日から老人ホーム、デイサービス等のサポートを開始、令和2年2月までの約3年半で185回の歌声サポートを実施してきた。月4回の定例的なホローに加え、入間市社会福祉協議会経由の要請に沿い、地域自治会や老人ホーム・デイサービスの歌声もサポートしてきたため185回となった次第。
 社会福祉協議会経由ののものは3,000円の交通費を頂くようにしているが、月4回の定例分はまったくの無料である。よく続いてきたのも、老人ホームやデイサービスに集まる皆さんの笑顔や拍手のおかげである。
 こうしたなか、仏子のリバーサイドに住んでいられる秋山様という方から、今般「コロナ給付金の10万円を全額寄付したい」の申し出があり、喜んで受けさせていただくことにした。長らく使ってきて汚れた楽譜(110曲=5枚)の修正や演奏備品の購入資金、アミーゴ等を会場にした歌声集会の開催費として大切につかわせていただく予定である。  文責:近藤 穣