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2019年5月10日金曜日

入間茶祭りー人・人、屋台・屋台で大盛況


 5月3日(金)は第41回の入間茶祭りだった。私が週3回通る鍵山1~2丁目にかけての道路600mは完全に交通が遮断され、9:15~17:00は祭り一色で人・人で埋め尽くされていた。絶対人数は万燈祭り劣るだろうが、人の密度は劣らない賑わいだ。屋台が道の両側にビッシリと並び、しばし馬鹿になってその数を数えたら約140店ほどあった。

    焼きそばやジュース類を売る店が目立ったが、フリーマーケットもあれば、子供さんが遊べる屋台も多数。中央のステージでは吹奏楽団や太鼓の演奏、ギタリストの方のライブもあり、若者も多く集える祭になっているのがすばらしい。肝心のお茶については、お茶まき、茶のつかみ取り、野点も行われたが、若者のお茶離れを少しでも是正するため、抹茶を原料とするボトル飲料、アイスクリーム、ケーキ、ようかん、クッキーなどオールスターを集め、大々的に宣伝する場があってもよいのではないか。

    
    なお茶祭りに合わせ、黒須で営業されていた「入間市指定文化財・旧黒須銀行」の建物(市に寄付されたもの)や繁田醤油の建物の一部もこの日、公開されていた。












左:旧・黒須銀行    
右:繁田醤油の巨大な醤油樽






 明治33年、豊岡町大字黒須(現在の宮前町)に、道徳を持って勤倹貯蓄の基礎つくる金融共済組織「黒須相助組合」を母体に株式会社黒須銀行が設立された。地域の基幹産業である製糸や機業などへの融資で業績をのばし、所沢の出張所、川越、入間川、松山の支所を置くまで発展。一時は県下3位の銀行になったが、経営の失敗や政府の1県1行方針のため、大正9年に武州銀行に合併された。現在の埼玉りそな銀行の源流の1つである。写真の建物は明治42年に黒須銀行本店として建てられたもの。

 日本資本主義の基礎を拓いき、近い将来一万円札をかざる福沢栄一も顧問をつとめたことがあり、「経済道徳合一説」を唱えた渋沢氏の精神に合致した活動をしたため、氏から「道徳銀行」と書かれた額を創立15周年に贈られている。(市の案内パンフより)