top画像

top画像

解説

解説

ラベル2

ブログ アーカイブ

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

ラベル ⑤農業・商業・工業 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ⑤農業・商業・工業 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年6月26日金曜日

カフェ・シオ(仏子駅前)「廉価―リサイクル品展」


仏子駅北口すぐ前のカフェ・シオ。午後3時からスタートし、カラオケもできる落ち着いた雰囲気が何よりの特徴。目下「リサイル 喫茶」開催中。店の半分以上にセンスあるリサイクル品がビッシリ展示・即売されていっる。「さあ、見てらっしゃい!買ってらしゃい」である。

 ママさんが夜を徹してミシン縫いした色とりどりのマスク(600円~)もあれば、アクセサリー、皿、コーヒー・カップ、ワイングラス、手提げ袋、ポーチ、絵画、置物までレパートリは広く、値段は気風の良い安さ。私が購入した皿は150円で、2皿でも300円だった。遠慮なく入店しコーヒーでも飲みながらゆっくり選択してみては。












籠の中が手製のマスクーたくさんあり
休日  :日曜 月曜
営業時間:午後3~9時

2020年4月22日水曜日

ふれあいファームセンター(狭山市)は食の知識を売る!

 農産物直売所は沢山あるが、経営主体のJAなどが荷を預かり、売れるだけ売り残れば返品・・・と、安易な経営の直売所が多い。ここに紹介する「ふれあいファームセンター」(埼玉県狭山市入間川1166.電話04-2956-7001)は、月に1回程度はチラシもまき、多数のイベント企画を実施し、かつ商品の特性もPOPで徹底的に知らせる・・・と、販売意欲がすこぶる旺盛な直売所である。16号線に乗り、狭山市のイオンを
越え、さらに2kmほど行ったところを所沢方面に右に曲がり、1kmほどのベルクの先である。仏子からでも車なら20分で行ける。




 消費者の懐に飛び込み、消費者を友として売ってゆく強烈な姿勢を持った直売所であるように思う。売り場面積約300㎡、レジ2台、駐車場33台の中型直売所。営業時間9~17時、休日火曜日である。参加者は近隣の50農家ほどのようだ。商品構成にも特徴があり、自家製の総菜部門も持ち、精肉も一部扱い(冷60㎝×4段)、地方果樹園と提携し果物も大量に売っている。加工食品もスーパーにない特徴あるローカルブランド品が多数揃っている。米穀コーナーも充実。
         

 一番の特徴は下の3枚の写真のようにPOPで、商品の特性、栄養価、料理法などを丁寧に書いていることだ。例えば「春菊」・・・独特の香りで好き嫌いが分かれる。100g食べれば1日の必要摂取量をクリア。カロチンを多く含んでいます。「水菜」・・・ミネラル豊富な優等生野菜。植物祖繊維が多い。カリュムやカルシュウムが多い。ミネラルが多い。ビタミンKやCが多い。 「はるか」…愛媛県西宇和の西村農園直送。見た目だまかされないで。全然酸っぱくないです。皮と果肉の間のワタも食べてね。   こんな具合で、2~3回通えば野菜や果物の深い理解者になれる。














 惣菜は作業場も置き、早朝加工しているのか9時の開店時には、パックされた20種ほどの天ぷらや煮物が並んでいる。店頭には焼き鳥販売店があり、とりもも、とり皮、つくねが1本100円、その他120円で販売されている。

 大きな特徴は月の下旬3日ほどチラシ特売もしていることだ。多くの直売所は「新鮮で合理的な安さ」をモットーに坦々とした販売を続けているだけ。これでは週一チラシ特売を必ず実施するスーパーに少しづつ個客を奪われ、販売は細くなってしまう。魅力あるチラシで、店の魅力を再認識してもらい、固定客を増やす努力が必ず必要なのだ。

 ふれあいファームの場合、チラシは楽しさを盛り込み、かつ安さの演出も強烈である。楽しさの演出は餅つき大会、芋煮会、歳末抽選会などがある。2~3日の限定だが、「50円割引券」といったサービス券もしばしば打ち出す。野菜については特定のものではなく、全品20%引きといったセールが中心で、顧客のお買い得感は高い。果物は仕入れ品が多いため「○○のリンゴ直売会」「△△の販売中」と品目提示の特売が多い。


 青果以外の部門については、強烈である。日を限定し「唐揚げ30%引き」「炭火焼き鳥30%引き」などだ。変わったところでは、刃物砥ぎの「砥ぎ陣」というところも月、水、金、土、日に出店し、スーパーにない色どりを添えている。











2020年3月28日土曜日

野球人に欠かせぬ店―飯能のMost!

 あなた野球しってますか? 高齢化社会とはいえ、野球だけは90才ぐらいまでの男なら誰しも経験ずみのスポーツ。そしてこの広い裾野を持つ野球の各種備品に中心をおいたスポーツ店が飯能の駅ビルに近い位置にある。


 店名はMostである。正式住所は飯能市中町13-8.電話042-972-8181である。6台の駐車場を持ち、約165㎡の店だが、店内に入ると野球用品の品揃えに圧倒される。バットやグローブは各200アイテムはあるとおもわれる。これにスパイクシューズ、帽子、アウト・ブレーカーほかがにぎやかに並んでおり、見てまわるだけでも楽しい。ドン・キホーテのような感じである。

 最大の特徴は本人の手足の形にフイットするよう、靴やグローブを手直ししてくれることだ。これには、それなりの費用が掛かるが、専門知識や道具を駆使し、とことんまで直してくれることだ。今回、私が訪ねたのも、妻が足裏がいたくて病院に行ったところ、「病気ではなく、靴底の形が足にフイットしてないので、靴底を直してもらえば痛みは消える」と言われたため、この店にたどりついたのだ。30分ほどかかったが、快適なシューズに変身し、妻はにこにこ顔である。

2020年2月23日日曜日

トランクルーム(貸し倉庫)が入間市牛沢に!

 車を走らせていると、最近目立つのがコンテナーを並べた貸し倉庫。これをトランクルームと呼ぶようだ。空き地の有効利用としてアパート、コンビ、コインランドリーなどが進められてきたが飽和状態。利益が少ないが、投資額も手間もかからないトランクルームが注目されるのだろう。
 
 仏子から黒須方面に抜ける剣道195号沿いの牛沢町7-10(入間川高架下交差点の東100mほど)にも令和2年2月にトランクルームがオープンした。オレンジコンテナーという会社で、電話は0120-15-4466.営業時間は10~18時
      
最近は家屋の1/7が空き家と言われる時代。1戸建てやマンションの3LDKや4LDKに老夫婦2人だけが住む時代。利用されない3畳などを物置にしている例もあり、わざわざ貸し倉庫を利用するだろうかの疑問もある。

 だが家族が多くて夏の扇風機、冬の暖房機、寝具等が多数あり、収納場所がない家庭もある。また書画・骨董やその他の収集をしていて家庭に展示しきれないとか、家庭を使って小企業や飲食店をしていて在庫や資材、製品を置ききれない人もいる。バイクなど外に置くと盗まれたり、壊されたりするので、これを収め毎日利用したい人もいる・・・・こうした人たちはトランクルームを料金次第で利用するはずだ。

 収納サイズは表のとおり多様で、料金も多様で利用しやすい。
スぺイス
月料金
.5帖 上段
,000円
.5帖 下段
,700円
.5帖
,000円
2帖
,800円
2帖バイクタイプ
,300円
.6帖バイクタイプ
11,500円
.6帖バイクタイプ
12,000円
4帖
17,500円
8帖
35,000円
 この他に保証料などもかかるようだが、あとはセキュリティ面の体制が充分か、車や自転車で行っても、利用しやすいかをよく吟味すべきである。


2019年7月31日水曜日

ベンリー入間鍵山店ー電球交換等も便利屋さん


 週3回、Benryと書かれた赤看板の前をとおり、気になる存在だった。最近、我が家にチラシも入り、「どうしても話を聞いてみたい」とベンリー入間鍵山店(鍵山1-7-12)を訪ねた。サービス内容が家のリホームや壁他のクリーニング、引っ越しの手伝い、エアコンや水回りの修繕、庭木の手入や雑草抜き・・・実に多彩である。「皆さんの困ったを解決します」を標榜しており、総てをプロ的にできるのだろうか・・・との疑問もあって、訪問させてもらった。
写真 ベンリー入間鍵山店
 店長の和田充央さんは、折り目正しく気さくな方。「この店長の店なら信頼できる」と皆さんも思うはず。ベンリーはセブンイレブンなどコンビニと同様にフランチャイズ。本社(フランチャイザー)は愛知県清州市にあり、各地に住む建築業者や内装業者、引っ越し業者、植木他に庭の手入業者などが、チェーンに加入(フランチャイジー)になり、地域の店のオーナーとして営業している。今、全国に230店のチェーン店がある。 

名古屋にトレーニングセンターがあり、新入社員はここで2ケ月の大工、塗装、庭木の手入など、基本的な現場研修を受ける。新入社員は地元の会社に戻り、先輩の指導もうけながらさらに技術を磨く。鍵山店だけで約10人のスタッフがおり、うち5人は事務もとるが、現場作業にも当たる。さらに地域店ごとに、地元の専門業者(ガス。水道等?)を協力業者に指定しており、「なんでもサポート」を入間鍵山店の内内だけで可能になる体制を敷いている。









 





    鍵山店自身も親会社は建築業で、福祉関係の施設にも関係し、和田店長もこの福祉施設にも関係してきて、「高齢化社会が進むなか、お年寄りの広いニーズに応えたい」とベンリーの仕事に進んで入った。いま多い仕事はハウスクリーニング、庭木の枝切りや除草などだが、夏にはクラ―の掃除・修理などが多いはず。「安かろう悪かろう」ではなく、仕事の質を重視し、適正な見積もりを出し仕事に掛かる。電灯や各種部品交換も、単価が決めてあるものは単価表にしたがい処理する。

 いずれにしても「困っこと」があれば、やってもらえるか電話してみることが肝心。
年中無休で見積もりは無料、入間鍵山店の無料電話は0120-730-577 固定電話は04-2901-8800 FAXは04-2901-8801

令和5年9月26日 
 玄関と廊下の照明が同時にチカチカ。玄関の照明なしには出入りに不便。客も迎えられない。前日夕方電球交換のお願いをし、翌朝10時に訪問。そのあと2つの電球をHCまで仕入れに行き、交換完了は12時。経費は税込み約1万1,550円(うち材料費含む)。迅速な対応であった。

2019年2月23日土曜日

セブンイレブン入間仏子店-地域ブランド醤油も!

 2月28日(平成31年)に、仏子駅にも近いバーミアンの隣にセブンイレブンが新たにオープンする。駐車場が広く195号の流れ客を広く集客することだろう。セブンはここ2年ほどの間に入間川南側に位置する2店が閉店してしまったので、セブンファンからすれば嬉しい知らせかもしれない。駐車場は24台分あり、さらに10台停めうる余地がありすこぶる広い。新店としてセブンとしては斬新な品揃えのはずで、特に目に付くのは8尺の平オープン2台分に冷凍食品がビッシリ並んでいること。また3尺の冷ケースの2/3ほどにこれまたビッシリとサンドイッチが12アイテム並び、ケーキ他のデザートも3尺冷ケース1基を占めるはど豊富である。セブンのオリジナルで廉価な袋菓子も多い。



 もう一つ特徴的なのは、入り口近くのガラス沿いに3尺のゴンドラを置き、埼玉の特産品として名をなす弓削多(ゆげた)醤油KKの、丸大豆醤油、有機醤油、柚子醤油、にんにく醤油、有機だしつゆ、地味噌などを扱っていることだ。従来のコンビで地元特産品を前面に押し出して売る例はなく、称賛に値する。弓削多はJR川越線の高麗川駅北部に本店があり、ここに醤遊王国というミニ・レジャー施設があり、私も仲間と訪ねたことがある。その後、もう一つ日高のサイボクハムのソーセージやハムも7種ほど扱い始めた。サイボクはドイツなどの品評会で数々の金賞を得ていることは皆さんも知っている通りだ。
 
 こだわり主婦も取り込むことができれば、コンビニ客にも変化が起こるだろう。その後、埼玉の観光スポットの5位以内に入るはずの、
サイボクハムのウインナー4種やハム数種の販売も開始した。
 
 写真①ー弓削多醤油のコーナー
 最近になり、タバコもレジ奥ではなく、レジラインの外側に陳列し、顧客がセルフ・セレクションできるようにした(これはその後レジ奥に移動)。これはコンビニとして画期的なことで、省力への努力の1つだと思う。


写真②-レジラインの外側にタバコ

 ところで「コンビが過密にならないか」と心配する人もいるだろうが、いま大手コンビニチェーンの数は全国で55,740ほどあり、この数で日本の現在の総人口&世帯数を割ると、1店舗当たりの人口は2,291、世帯数は1,007となる。私の商圏論からすると、仏子・野田・新光と一部金子よりを加えた商圏(中心はヤオコー)の人口は34,263、世帯数は14,756である。この数をさらに2,291、1,007で割ると共に「コンビニの妥当数約15店」という数字が得られる。

 いま仏子・野田・新光地区に関与するコンビニの数は入間川北側が7店、南側が4店の計11店ほどで、セブン1店が加わっても平均値からすれば過剰でないことになる。ただし、この地域の高齢化が進み、便利性で買い物する通勤者や学生などは減っている。過密の懸念もないわけではない。

 ここのところ、コンビも様々な変身とげている。窓側に沿い4~5の客席を置き、イートインできるようにしたり、所沢にはクスリも扱うローソンも登場(全国では140店舗あるそうだ)。やや古いスタートだがローソン100という店では、野菜・果物に加えカット野菜を6尺分、精肉と加工肉を3尺分・・・多段ケースで扱う店もある。

 長らく24時間営業、ATM、宅急便、緊急時の商品供給など生活の下支えをしてきた価値あるコンビニだが、某チェーンでは求人難のため時間限定の実験店も現れている。セブンも本部直営店10店で午前7~午後11時までの営業をし、時間短縮の影響を調査している。コンビニ各店舗には必ず求人広告が張られている。いまやコンビも互いの競争でなく求人競争に悩まされている。さて次の一手は?

2018年10月8日月曜日

仏子から車で20分ー成木川はイノシシ等の天国

   10年ほど前に、飯能の小学校の展示会に行った際、イノシシの研究成果が発表され、たしか「名栗川の橋を親子連れのイノシシが渡る」と書かれていた。名栗川の1本南を走る細い成木川でもイノシシだけでなくシカ、カモシカが民家近くに現れるようだ。実際よくハヤ釣りに行く成木川の上流部だと、川岸の砂地や泥地に無数にイノシシの足跡がある。そしてシカ、カモシカの足跡も混ざっているように思われる。地元の人の話では、シカやカモシカの姿はほとんど見かけないが、夜に鳴き声をよく耳にするとのこと。

この釣り場までは入間市仏子から車でわずか20分である。15kmほどと思われるが、人家は川に沿い10戸、5戸と点在して張り付く過疎地帯で、川岸に畑がひと皮のみ張り付くような山間地区。農業だけではやれず別に職場を持つ兼業農家の地区である。その広がりのない畑をイノシシ等から守るため、支柱を多数立て、写真のようにネットを張り巡らしている。いまや過疎の農村部では、見慣れた風景である。

やはり許可をとり鉄砲、罠などで捕獲し子孫を減らす努力をしないと、主客逆転の風景は広がる一方である。10年も前にこの地区の事情を聴き、埼玉県下の屠札場に聞きにいったことがある。「生け捕りして持ち込めば屠殺してくれますか」「しないわけではないが、イノシシは気性が荒く、あばれまわるので屠殺はやだね」と言われたことがある。

しかし、どこの中山間地農業もイノシシ等の被害で危機的状況にある。捕獲し、大いに食べるべきだ。捕獲数を2001年と2012年で比較すると、イノシシが18万4千頭→42万6千闘、シカが14万1千頭→46万6千頭と急増している。鉄砲で殺すか罠によって捕獲するが、これらの猟は11月16日から2月15日の冬場に限られる。

だが肉は屠畜・解体後に冷蔵保管して年中料理屋ほかに出回る。狩猟により現場で殺したばあい、屠場で解体するまでに鮮度が低下する。このため鮮度維持の面からは「はこわな」「囲いわな」「くくりわな」などでとらえ、屠場まで生体移送しと殺―解体―放血し、3度C以下で保存されたものが衛生面で歓迎される。この点は、料理に接するばあい留意すべきだ。なお自然界で取れた鳥獣の料理を「シビエ料理」というそうだが、中心はやはりイノシシとシカと思えばよいだろう。   筆者は童話的な環境小説「成木川の早太郎」の著者

イノシシの水飲み場の足跡

2018年9月6日木曜日

島屋豆腐店(武蔵藤沢駅2分)ーこだわりの手造り!


   街角の手作り豆腐屋さんは、入間市全体で4軒しかないそうだ。筆者の地元である仏子には1店もない。この4店のうちの貴重な一軒が武蔵藤沢の島屋豆腐店だ。創業は1963年(昭和38年)だから60年近い歴史を持つ。2018年(平成30年)に数ケ月休業し、9月2日に新店舗でフレッシュ・オープンした。

















 武蔵藤沢駅の南口から徒歩で2分とかからない。埼玉県信用金庫の斜め前。正規な住所は入間市下藤沢128番地。電話042-962-5037.年1回大々的に「島屋とうふ祭り」を4月に開催するほど商売熱心で、評判の店である。

 コンセプトは「つながりを大切にして、信用ある生産者の、信用できる大豆ほかの原料を取り寄せ、最高レベルの商品を提供する」と言う点にある。豆腐に使うニガリはわざわざつながりのあるルートの佐渡から仕入れているとのこと。

 品揃えも豊富で、表のように豆腐製品だけで10種以上あり、これに加え業者を厳選しこんにゃく、納豆、調味料なども扱っている。豆腐2種と油揚げ、厚揚げなどを購入し実際に賞味したが、良質国産大豆や佐渡のニガリを使っており、濃いい味、粘り気などで
、少量食べてもマスプロ豆腐にない充実感がある。ぜひ仏子から離れているが、時には寄ってあげて欲しい。車も4台は止められる。

主たる商品と税込み価格

品目
単位
価格(税込)
もめんとうふ
1丁
160円
きぬとうふ
1丁
160円
さいたまのとうふ
1丁
300円
おぼろとうふ
1カップ
200円
小おぼろとうふ
1カップ
150円
ざるとうふ
1ケ
200円
ざる揚げ
1け
220円
しまやの豆乳
1パック
120円
油揚げ
1枚
80円
厚揚げ(木綿)
1枚
170円
がんもどき
1ケ
120円
きらず揚げ
1袋
350円
おからドーナツ
1カップ
150円
こんにゃく・納豆他

省略

                   


 








 表の価格は新装オープン時のものだが、2020年暮れ以来、大豆も油揚げ等に欠かせない油も急騰しているが、ここ4年間にまったく値上げしていない。「今後もじっくり生産や流通の動向を見極め、ただちに値上げは考えていない」とのこと。・・・お客さん本位の販売に徹している。上の写真のとおり、月曜「うの花」、火曜・金曜「濃厚豆乳入り・さいたまざる豆腐」、水曜「数量限定・生揚げ」と、日替わり特売も充実し増々売る気をだしている。店長は対話もすきである。商品についてなんなりと質問もし、楽しい買い物ができるみせでもある。

<参考>安いマスプロ豆腐との違い
 安い豆腐とのさは、一つには輸入大豆を使うか国産大豆をつかうかにあるが、凝固剤に天然のニガリを使うかどうかも関係する。安い豆腐のばあい、凝固剤として安い塩化マグネシュム、,硫酸カルシュウム、グルコン酸などが使われる(いずれも無害)。また安い豆腐は豆乳の量が少なくてもしっかり凝固剤でかためるため、その分大豆の量が少なくてすみ、栄養価が落ちる。

2018年9月4日火曜日

加藤ファーム(入間市二本木)ー有機農法・手作り味噌

1.穀類中心の大規模経営
 広義の入間市金子地区には、お茶、大豆・小麦などの分野で無農薬有機農業を推進する優れた農業者がいる。二本木1136の有限会社「加藤ファーム」もその一つで、入間市では珍しい畑作15haという大規模経営である。日本の農家の平均規模は1.8haだ。ダイズ9.5ha、ソバ2ha、ナタネ2.2ha、このほか小麦、ゴマ、野菜、茶なども栽培している(かなり前の聞き取り結果)。

 以前は加藤博司氏が代表、今は息子さんの秀樹さんが代表で、無農薬で栽培した大豆・小麦を使い味噌作りをし、味噌作りの教室まで開いている。25年まえに養豚経営から主穀経営に転換したわけだが、「コアラのためユーカリを無農薬で作ってくれ」との依頼がきっかけで、自然にも負担を掛けない農無農薬有機栽培を続けてきた。実際は「自然農法」と呼ぶのがふさわしい農法である。「雑草や収穫物の残差も土壌に鋤き込み土壌細菌の働きで肥料として有効化する自然農法に有機栽培」という。この説明については後半の紹介しておいた。規模が大きく、省力体系の無農薬・無化学肥料栽培でないとやっていけない。ここに自然農法への接近理由がある。

2.自ら製品化し多種の商品を販売
 経営の大きな特徴は自家で各種商品の製品化をし、通販や直売所でも販売していることだ。製品を買おうと思えば日高のサイボクハムの農産物直売所に行くのが早道だ。
   


 







(写真左)サイボクハムにある穀類コーナー (右)冷ケース内の味噌コーナー

 末端小売価格(サイボクハム)

品目
容量
価格(税前)
ごま糀みそ
300g
650円
丸大豆みそ
500g
680円
 同上
750g
980円
手づくり味噌
500g
680円
金ゴマ
80g
398円
大豆(上)
500g
600円
そば美人(粉)
500g
980円
そばの実
150g
450円
うどん用地粉
800g
600円
ナタネ油
105g
400円
 同上
540g
,400円
万一、間違いがあればお許しください

味噌については特徴があり、「米より大豆の割合が高く、うまみがギューと詰まったもの」だそうで、年数回自宅工場を開放「味噌仕込み体験会」を開いている。希望者は電話で申し込むことをお勧めする。

「入間市の農業経営体は約490.うち300が茶業者。残りが穀物や野菜類の生産者。だがだれもが狭山茶を筆頭に入間農業の衰退しているーの共通認識を持っている。狭山茶ブランドの復興を中心に、地域農業を活性化しなければやがて市内農業は消滅してしまう」と、現代表者の加藤秀樹氏は云い、入間地区の持続性のある農業を目指し、Noteという組織を興し、4人の仲間とともにがんばっている。新しい農業者を育てる指導するとともに、ゴマの生産を伸ばし全国シェア10%以上にし、価格決定権を持つようにしたい・・・などの夢を実現すべく努力もしている。
住所:〒358-0015 入間市二本木1136-1 
電話:04-2934-4905


<参考―自然農法の解説>
1.浜の松はなぜ育つ!
 「砂浜の松(クロマツ)は養分がほとんどないよう土地なのに育つではないか」とか、「森林は肥料もやらず、スギやヒノキが育つではないか」といたことが、自然農法発想の原点例として語られることがある。 

 ネットを検索すれば出てくるが、松の根に菌根菌が入り込み、根菌という共生体を作っている。菌根菌はマツタケなどキノコの一種で、マメ科の根粒バクテリアと異なり、窒素の固定はしないが、宿主植物から光合成で作られた養分をもらう代わり、植物に対し土中から得た窒素やリン成分、水、病虫害に対する抵抗力、育ちやすい土壌環境・・・を与えるなどギブ・アンド・テイクの関係にある。 

菌根菌は、野菜や果樹など植物の多くのもの根にも菌根を作り共生体を作り、菌糸を広げ土中にネットワークを構築する。そして時としてこの菌糸に住みこむバクテリアが、窒素を固定化し、より多くの有機窒素体を宿主植物に供給することもあるようだ。 

以上の結果、「白砂青松」と言われるように、浜辺のクロマツは太陽光の豊かなところ、塩に強く潮風のふくところ、養分の少ないところーを好み立派に育つ。だからまったく土壌のないような、岩山の頂上にもクロマツはそびえ立つのだ。 

2.    2.雷や生物による窒素固定は肥料に匹敵 
ところで雷の放電でも窒素固定が行われ、排気ガスと合わせた全世界のアンモニア生成量は0.4億トンとされ、肥料用アンモニア(高温・高圧で生産)の全生産量1.4億トン、微生物が土中で生み出すアンモニアの全生成量分1.8億トン・・・これからすると、アンモニアの人口・自然合わせた供給総量は3.6億トンで、が11.1%、が38.9%、が50.0%である。だけでも無視できない割合だが、の土中で微生物が生み出すアンモニアまで加えれば、肥料のアンモニアと匹敵する50%になる。 

全部ではないが、野菜・果物を含む高等植物の80%は、菌根菌との共生体の菌根を根に持つ(菌根を作るか否かは土中の環境にも支配される)。そして環境が十分なら、菌根菌は菌糸ネートワークを土中に形成し、上記で生産されたアンモニア(リン酸も)の無機養分、水等を多く作物に運ぶ。 

ネットワークが十分機能すれば、上記の化学施肥への依存度を大幅に減らすことも可能になる。以上が化学肥料をやらない自然農法の妥当性科学的根拠にもつながる。 

ところで化学肥料を散布すると、土中の微生物も有機物を食料としているため、飢餓状態になり死滅する微生物がなくなれば、菌糸のメットワークが働かず、またバクテリアによる窒素固定も減り、窒素他の養分の吸収も減少し、植物や根の成長が衰える団粒構造も破壊され根も伸びないとなれば、土壌も固くなる植物や根の成長が弱まれば、病害虫が発生しやすくなる。 

化学農薬を散布すれば、病原菌だけでなく微生物も殺すので、病虫害への抵抗が弱まるさらに強い農薬をまくと、病原虫害への耐性がさらに強まる・・・いう悪循環になる。

 逆に無化学肥料・無化学農薬であれば、微生物による団粒構造も進み、根が深く広く張り、あまり耕さなくても健康な植物が育ち、病虫害の被害も少なく、収量も増える。

3.収量は決して減らない-ソバの例!

加藤ファームの先代社長は、「自然農法だと表土の下に白い菌糸が一杯に走っている」と言う。この白い菌糸こそが、先述の菌根菌のネットワークだと思う。 

加藤ファームでは、ソバを1.8ha栽培しているが、もちろん無農薬・無化学肥料である。あえて施肥と言えば、ソバとナタネを帯状に同時栽培し、ナタネ収穫時のこぼれ種を伸ばし翌春鋤きこみ、緑肥としていることだけである。 

ソバの収穫量は10a当たり100kgで、農水省H24年統計の73kgに比し大幅に多い。野菜は自家消費に近い生産なので比較数字はない。ソバはもともと施肥・防除の手間を要しない作物だが、埼玉の特別栽培基準では慣行栽培で防除が1回、窒素成分量施用量は10aに2kgである。この施用の手間及び資材の削減効果は計りしれない。