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2016年3月24日木曜日

牛沢のカタクリが3分咲きに!


なぜ北斜面で咲くのか?

 入間川土手のサクラは23日に開花した(別途掲載)。カタクリはサクラより開花が1週間ほど早いようだが、条件にも影響され決めつけられない。

 仏子駅を降り、北口に出て線路沿いの道を入間市駅ほうこうに戻ること約20分、国道299の下をこぐり、やがて踏み切に出る。これを渡り100mほどのところに、市の案内人がいるはず。ここから約300m先が牛沢のカタクリ自生地である。加治丘陵の東はずれといった場所で、丘陵の北斜面である。3月下旬から4月上旬までが開花期。雑木林が新緑に覆われる頃には、種子も熟し葉も枯れて地上から姿を消すとのこと。
 写真① 小高い丘の中腹以下に群生

市が借り受けきれいに管理された6,600平方メートルの雑木林のうち、手前側の2,700平方メートルがカタクリの自生地。丘に這いのぼるようにカタクリが生え、3分咲きの可憐な花がちりばめられていた。紫の花弁は下向きだが、満開のころには上向きになる。

くれぐれも「掘って持ち返る」という気をおこさないことだ。根が深く、かつ他所に植替えても生育環境が自生地とまったく異なるので絶対育たない。理由は以下の通りだ。

写真② 淡い紫の花-春のはかない命の名もあり

カタクリは本来、日本海側の多雪の山地を本拠地にしていたものが、約2万年前の氷河期に東京あたりまで南下。ところが1万年前に氷河期が終わり、生き残るために選んだのが①低地でも冷涼な「北向きの傾斜面」だった。だから飯能ほかの自生地も総て森林の北向き斜面である。さらに②春先になると葉を落とし、日が当たる雑木林の中、③沖積錐の地形あるいは段丘崖の下部、④分布地の上に沢があり、ここから水が供給され夏場も気化熱の形で地下の温度が低い・・・といった理由である。(NPO法人地域自然ネットワーク理事長・小泉武栄氏の文章より)

写真③ 群生地手前にある「ほたるの里」も自然を再現!

カタクリの自生地の手前にはホタルの里がある・・・これも自然石や花に囲まれた小川を再現しており、箱庭のような美しさを感じる。


2016年3月19日土曜日

49段の「傘屋の坂」ー円照寺と高正寺結ぶ!


 昔は道路わきの小川に沢カニが生息

 195号線=富岡入間線に面した仏子地区に「円照寺入口」というバス停がある。この近くに「自転車乗り入れ禁止」の立て看板があり、奥を除くと急坂の石の階段がある。その段数は49段、一番下に疎水をまたぐコンクリートの板がある。これまで入れると50段である。下から登る場合は胸突き八丁のきつい坂であり四苦八苦する。とすると四十九段と見たほうが場の雰囲気に合っている。
写真① 傘屋の坂はいまは階段(下から上を仰ぐ)



写真② 傘屋の坂(上から下を臨む)

 もともとは、段丘下の円照寺と段丘上の高正寺を巡礼する際の近道だったものと思う。そして現代になり、滑らないよう階段状に直したもののようである。正式には「傘屋の坂」と言う、この近くに傘屋の屋号の家があったので名付けられた坂道。竹やアオキ、ヤマツバキなどが茂り、その中を小川が走り、沢カニが住んでいたという。いまは小川を暗渠に代えたため、コンクリートの広い階段がややカーブしながら伸び、石組の高い壁が左右を囲んでいつ。



 「なんの変哲もない」とお叱りを受けるかもしれないが、巡礼者や村人が汗を流しながら登った道だと思うと捨ておけない。

2016年3月7日月曜日

狭山茶を使った緑茶あん&甘納豆パン-セブンにあり


  
   日経新聞の3月2日朝刊に「狭山茶使った菓子パン発売」の記事が出ていた。山崎パンが3月1日から期間限定(=2ケ月)で、狭山茶を使った「あんパン」「カレーパン」「メロンパン」「蒸ケーキ」の4種を発売したというニュース。



早速買に出かけたが、仏子でヤオーコーやファミリーマートと探したがない。セブン・イレブンでやっと見つけたが、セブン2店でも置いてあったのは「あんパン」135円?のみ。

「埼玉県ご当地応援企画 地産地消シリーズ」の第1弾のため、「彩の国さいたま」の5人の輪のマークがついている。



 パンの生地、あんこ、ホイップのそれぞれに狭山茶が練り込まれているが、お茶の香りや味は抑えられた感じで、あんことポイップのとろける甘味がなんとも言えない。もう少し抹茶の味があっても良いのではとも思う。というのも、このところお茶は消費が低迷しており、これから消費を伸ばすには、抹茶をパン、ケーキ、アイス、ドリンクなどに大いに活用して欲しいと願うからだ。そして地元茶業者のためにも、一つ山崎の狭山茶菓子パンシリーズをぜひ試食してみてほしい。