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2017年2月28日火曜日

仏子駅の乗降客数-平成2年に比し令和1年は64.4%?

 最寄り駅の乗降客数は地域の発展や衰退の大きなバロメーターと言える。仏子駅の平成2年から令和1年までの推移は別表のとおり。平成2年を仮に100%とすれば、令和1年は61%レベル。

 仏子駅1日乗降客数の長期の推移

西暦

元号

1日平均

乗降人員

1990

対比%

1日平均

乗車人員

1990

対比%

1990

平成 2

17,737

100.0

8,877

100.0

1995

平成 7

18,021

101.6

8,993

101.3

2000

平成12

16,349

 92.3

8,073

90.9

2005

平成17

14,856

83.8

7,370

83.0

2010

平成22

13,283

74.6

6,669

75.1

2015

平成27

13,235

74.6

6,645

74.9

2019

令和 1

10,879

61.3

5,465

61.5

2020

令和 2

7,760

43.8

3,895

43.9

2020年度はコロナ発生で異常年のため2019年を参考とする

 乗降客数を支えるのは、背後の「広域仏子エリア」であり、その増減を左右要素は、
1.乗降客の減・・・①地域の人口減―他所への移転増、②車社会の進展、③高齢化による通勤客の減、④通学世代(主に大学・高校生)の減少、⑤電車利用の買い物客や観光客の減少を意味する。
2.乗降客の増・・・①地域に工場ほかの勤務拠点があるか、②地域の人口増、③通勤世代の増、④通学者世代の増、⑤電車利用の買い物客や観光客の増を意味する。 

 入間市全体とすれば、平成2年までは人口急増期で、これ以降は横ばいでまだ「人口
減」という深刻な状況ではない。仏子地区も似ているはず。問題は団地ができて40~
30年以上経ち、高齢化や少子化が進み、通勤・通学世代が急激に減少していることが、
大きな理由ではないか。車の普及はかなり前に頂点に達しており、あまり関係しないは
ず。工業団地もそれぞれ不便地区にあり、電車に乗らずマイカーの通勤が多く、乗降客数
への影響は少ない。

 乗降客数の維持=仏子地区の活力・・・ととらえ、客数維持につながる抜本的な対策を
打つべきである。幸い西武線と他線の相互乗り入れが進み、横浜中華街にも直通で行ける
ようになった。逆もまた真なりで、「首都圏の観光客を集めやすくなった」「首都圏への
通勤客の定住地としての価値も向上した」ことになる。本ブログの目的も、地元の観光資
源のPR、住環境の良さのPRをし、仏子地区に人を呼び込むことにある。住環境がよけれ
ば、単に移住するだけでなく、出生する子供さんも多くなり、真の地域活性化につなが
る。

散歩や他の交流を通じ、新規移入の方3人を知ったが、1人は個人事業者の方で、60
才すぎて家族ぐるみで仏子の環境に惚れて移住。地域の文化活動にも積極的だ。もう一
人は70代後半で。息子さんが近くにすむため、1戸建てを購入し老夫婦2人で2千万円以上で戸建てを買って移住。「地元に理解が少なく、丘陵の陰のため日当たりが悪い」とこぼしている。もう一人の方は東京都心に家を持ちながら、毎日釣りがしたくて別荘用に集合住宅を購入。3人とも自然環境に惚れこんで移住した点は共通している。

 30代、40代の若い移住者に会っていないが、若い世代は自然環境だけでなく、育児、教育、文化、買い物・・・と広い意味の生活環境の良さを望むはず。待機児童もほぼゼロに近いのが入間市の現状。不動産関係の人にも保育園、幼稚園、小学校の整備状況、遊園地、文化施設などの情報にも通じてもらい、PRしてもらう必要がある。

 観光客の流入を図るには、市で発行の観光マップでは広域すぎて見落としが多い。仏子なり、野田、金子・・・と地域に分けた詳細なマップが欲しい。仏子駅なり、その他の駅が観光案内の拠点になるよう、協力をお願いすることも必要である。・・・別項目に「仏子エリアの観光ルート」を掲載済み。

追記 西武池袋線乗降客ランキング 全線と所沢―飯能区間の実数

平成30年度=2018年(やや古い資料)

順位

駅名

乗降客数

順位

駅名

乗降客数

1位

池袋

484,951

3

所沢

99,994

2

練馬

127,818

19

西所沢

24,801

4

大泉学園

86,759

11

小手指

48,203

5位

秋津

80,316

20

狭山が丘

25,626

6

石神井公園

79,048

21

武蔵藤沢

24,438

7

ひばりケ丘

70,247

25

稲荷山公園

9,592

8

清瀬

69,382

13

入間市

34,453

9

保谷

60,672

24

仏子

12,833

10

東久留米

54,386

26

元加治

6,890

12

中村端

39,412

15

飯能

6,890

所沢以東のランク上位の主要駅            所沢―飯能間

1 件のコメント:

  1. 駅乗降客数の確認に便利なページを参考に記載しておきます。
    https://opendata-web.site/station/

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