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2020年12月1日火曜日

コロナ自殺者急増はすでにコロナ死者数を超す!

  コロナの被害は恐ろしい。コロナによる病死もさることながら、経済的影響で自殺者が今後ますます増える傾向にあるからだ。

 厚生労働者の自殺者統計結果の令和1年と2年を比較したものが表1と表2である。令和2年については10月までしか統計はないが、7~10月の増加傾向を直線で推定し、おおよその数値を推定しておいた。 

 自殺者は平成21年に年34,427人とピークを経験し、その後3年ほど横ばいに推移したあと、順次低下傾向をとり、令和1年には表1のとうり19,959人まで下がり、令和2年も6月までは減少をたどった。いずれにしろ、自殺は減少傾向にあったものが、急に令和2年7月から増加に転じたのだから、増加分は総て新型コロナがなんらかの原因とみて良い。

 表―1 年自殺者実数の令和1・2年比較

月

令和1年

令和2年

2/1年%

実数差

1

1,678

1,680

100.1

2

2

1,611

1,450

90.0

-161

3

1,841

1,748

94.9

-93

4

1,800

1,495

83.1

-305

5

1,840

1,575

85.6

-265

6

1,631

1,561

95.7

-70

7

1,780

1,840

103.4

60

8

1,577

1,889

119.8

312

9

1,645

1,828

111.1

183

10

1,510

2,153

142.6

643

11

1,574

 

推定

708

12

1,472

 

推定

862

合計

19,959

17,219

 

 

 

表―2 自殺者の男女比―令和2年

月

男子

女子

男子%

女子%

1

1,185

495

70.5

29.5

2

1,025

425

70.7

29.3

3

1,242

506

71.1

28.9

4

1,055

440

70.6

29.4

5

1,082

493

68.7

31.3

6

1,052

509

67.4

32.6

7

1,181

659

64.2

35.8

8

1,229

660

65.1

34.9

9

1,188

640

65.0

35.0

10

1,302

851

60.5

39.5

11

 

 

 

 

12

 

 

 

 

合計

11,541

5,678

67.0

33.0

  コロナによる経営や家計の破壊は、医療関係者はもちろん三蜜対策を通じ、飲食業、イベント業、観光業、輸送業・・・と広範囲にわたり、景気の落ち込みを通じ失業者を生み、結局のところ全業種に及ぶ。自殺者は1~6月はまだ減少傾向にあるものが、7月以降増加に転じている。2月にコロナが発生し、一律1世帯10万円の給付金や、事業所への休業補償金、コロナ融資などで持ちこたえたものの、7月以降は経営や家庭の崩壊が明白になり、自殺者の急増になったと見る。

 11月や12月は7~10月の傾向値の推定だが、令和2年7~12月の自殺者の前年対比の増加は2,768人ほどになる。これは11月29日現在のコロナ死者の2,109人の1.31倍である。だがこの計算は間違いである。1~6月で、自殺者は892人減っており、7~12月にも本来なら892人が減っていたところが、推定2,768人が増えたのであれば、両者をプラスした3,660人がコロナによる自殺者の増加という見方が正しい。コロナで精神的・経済的に力尽き命を絶った人が、コロナ死者の1.7倍になろうとしている。ことは深刻でコロナ抑制策と経済対策の両立が必須なのである。

なお自殺者の性別について見ると、令和1年には男女比が69.8%:30.2%だったものが、コロナの影響が出始めた令和2年7~10月では63.7%:36.3%となり、女子の比率が6%アップしており、母子家庭のパート雇用など経済的に厳しい女性の立場が、男性より早く自殺に追い込まれていると言えそうだ。


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