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2022年10月5日水曜日

団地の芝の管理と増殖―雑草率5%レベルに到達!

 

写真①:一番小規模な芝地だ。広さ1.5坪ほど。

 500世帯強の分譲団地・・・この芝地の拡大や雑草抜きに70才代の末に乗り出し、丸8年ほどたった。花の管理も含め6人いた仲間もいまは亡くなられたり病気になったりで現在は3人のみ。淋しいが自分で「担当エリア」と決めてきた場所の芝地は実質2倍以上になり、令和4年の秋の今、芝地の雑草率は常時5%以下。見違えるような美しさになった。



 

 

写真⓶:最も広い芝地で約24坪。メタセコイアの剪定で30%の面積が100%に。


 





写真③:2坪。テニスコートの壁の陰になり風の吹き溜まりになるためか多種の雑草が生え苦戦。血止め草、シダ、カタバミ、クローバーなどがほっておけば芝生を覆い隠す。

 団地全体の芝地面積の1/3にも満たない「特定エリア」を「我が担当地区」と定め、管理組合の雇用する清掃員さんの作業と上手にタイアップして草取りをしてきた。団地内遊歩道両側の約40坪ほどのエリアである。多くの住民の人は、徐々に雑草が減り、芝領域が広がっていったので、その事実に気づいていないのでは。私の作業も週3日ほどの、しかも朝6時から8時の時間帯のうち1~1.5時間・・・高齢化し通勤・通学の人に会うのも1日3~5人と少ない。このため作業を見かけた人も少ないからである。自身の健康と朝の新鮮な空気を吸い、気分のリフレシュが目的であり、歩ける年齢まで続けたい。 


 




写真⑤:3つある公園の一つ。三方が土手と芝生にかこまれている。


 初めは芝の力を過小評価。芝生が後退し消えてしまった場所には、ダイカンドラやクローバーを蒔いてしまった。ところが、これらは芝同様に地下茎を無限に伸ばし、ときに芝を覆い隠すくらい広がっていく。プラスチックの板囲いでもしないと、逆に芝生を圧迫するほど横に広がってしまう。芝生そのものは想像以上に強い。繁殖力が旺盛である。余分な雑草を除き、絶えず優位に立つようにすれば次々と地下茎を伸ばす「強い植物」であることを知った。 

 私は20年前に団地に越してきた新参者。このため団地成立時にどれだけ芝生が植えられていたか明確には知らない。植えられていたところも、たくさんの樹木が伸び木陰になり後退したようだ。樹木の周辺区画の芝生は30%ほどに後退?していたように思う。このようなところでも、「芝用有機肥料」という粒状の肥料をまけば、簡単に領域を広げることがわかった。5年ほど前に管理組合の植栽理事が樹木の強剪定を実施し、日当たりが増えたこともあり、あちこちでほっておいても芝生が100%にまで増えてくれた。

   だが、この強さを助長するには、草取りを几帳面に行い、「芝生の優位性」を助けることが必須である。清掃員さんが丹念に刈り取り機で芝地や裸地の雑草を刈り取ってくれる。しかし手抜きでないため雑草の根が残り、カタバミ、裏白父子草、裏白母子草、エノコロクサ、メヒシバ、オイシバなどは毎年新たに伸びてくる。これらが花を咲かせ実をつけると、刈り取り時に飛び散り、翌年以降の個体を幾何級数的に増えてしまう。

ポイントは2つ・・・まず機械刈りが終わって1週間もすれば、にょきにょきと雑草が伸びてくる。これを丹念に根本から抜き、翌年生える根源を除くことだ。特にカタバミやカラスノエンドウなどは必ず花が実になる前に除くことだ。残せば翌年に20倍、30倍もの個体が生まれるからである。これはエノコロなど多くの種をつける雑草のすべてに当てはまる。

ポイントの2つ目は、芝生がない裸地に自家製の芝を移植したり、5~9月、10月にかけて伸びてくる葉の付いた地下茎状の新芽を苗代わりにし、田植えのように裸地にうえるのだ。水やりを頻繁にすれば、半分は根付く。また「自家製の帯状の苗」を意図的に作っている。コンクリートの上に泥が流れ出ると、芝生もコンクリート上まで延び、少ない土と水で領域を広げる。乾燥にも強く育っているので、これをコンクリートからはがし、裸地に植えると枯れにくいのだ。10×60cmの帯状の苗が確保できる。

写真⑥:芝生を引き立たせるため、年に1回ほどレンガの汚れ落としも実施

草取りは「面倒なもの」と思う人が多い。だが実際やってみると、15分で3.3㎡(1坪=畳2畳分)が可能。団地の芝地と言えども、共有地の一部でそうそう広いわけではない。家庭となるとせいぜい14㎡(4坪)ではないか。1時間もあれば済んでしまう。なお、草を抜くため、手袋の一指し指、中指の先に5~6回も使えばすぐ穴があく。100円ショップの廉価品を5つほどまとめ買いして使うことをお勧めしたい。

芝地の拡大は自家生産が確実

芝地を広げるのに最も安く、かつ確実な方法を紹介しておきたい。普通、ホームセンターで四角に切った芝生を刈ってきて張り付けるが、すでに土が落ち乾燥し切った苗を張り付け、何度か根付かず失敗した経験者も多いはず。

団地だとコーンクリート面が多いが、コンクリート面のわずかな土に張り出した芝生は乾燥に強い。これをはみ出し部分をカタ―で切り、コンクリート面からはがし、今後増やしたい土地に線状に溝を掘り植付け、葉先がわずかに見える程度に覆土するのだ。この作業を雨の多い5~6月にやれば、直ぐ根付き横へ伸びてくれる。一気に2坪~4坪も広げることは無理だが、1坪程度の芝地拡大なら1年で簡単にできる。私はこの方法で団地の公園の5坪ほどを1年で芝地に換えようと実施にうつしている・・・すでに公園のコンクリート道路の端20m程にカット芝生を植え付けたしだいだ。この植付けは10月一杯で終える必要がり、11月になると「はみ出し分」の苗に元気がなく、植えても枯れてしまう。

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