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2024年1月21日日曜日

果物の販売と消費→②スーパーの販促と陳列

                                           

1.  再度、日本の果物消費を論じる

「生産と消費」の項で縷々述べてきたが、果物の消費は確実に減少している。1人1日当たり消費量は2009年に115gだったが、10年後の2019年には100gになり(厚生労働省「国民健康・栄養調査」より)、さらに5年経過した2024年には90gを割り込んでいるはず。世代別で見ると50代の減少幅が大きく、全世代で果物摂取量が減っている。2040代の果実摂取量は50g台で、まったく消費しない人の割合が59%にものぼるのだ。これでは厚生労働省の「食事バランスガイド」が掲げる「1200g以上の果実の摂取」に遠く及ばない。

表―1 世界各国の果物消費(1人1日g数)国連食糧農業機構2011年


 




 問題は表1のように、日本は果物消費の先進国に比し、1/.5~1/2の後進国。もっとも中国、インド、ロシア、インドネシアも後進国。



2.産地も含めた販売促進

 この現状を打破するにはどうするか。やはり1つ目は、価格が高すぎる問題。ジャイアントマスカットは、1房2,000円もし4人家族の1日のおかず代全体を奪うほどだ。他の果物の消費も奪うことも事実。やはり平地の耕作放棄地も果物に利用し、機械も大幅に導入できる果物作りに、試験場もJAや果実連も目を向け、コストダウンを真剣に行う必要がある。

2つ目は、「美味」さが不安定なことの改善である。野菜は新鮮さであれば、大方の消費者は選択する。果物は違う・・・甘さコクといった味、歯ごたえ、香りなど多要素だ。漠然としているが、食べる段階に適熟で、個々の果物の特性が発揮されている必要がある。食べる段階の適熟を前提に、これまたスーパー、仲卸、荷受け、生産者団体、農事試験場等が一つになり、適期収穫、その後の輸送法、保管法のマニュアルを確定すべきである。非常に困難なことだが、消費拡大のため頑張る必要がある。

3つ目は、甘さを増やすのに有機肥料や特殊な肥料が現に市販されている。この適正な普及を図る必要がある。

4つ目は、果物には収穫後も熟度が進むものと、そうでないものがある。①収穫後も熟度が進むものは・・・・ババナ、アボガド、モモ、ラフランス、カキ、ウメ等。②追熟が必要なもの・・・・キュウイ、洋ナシ、バナナ、モモ、スモモ、メロン、アボガド、マンゴー、パパイヤ。③追熟が進まないものは・・・・ブドウ、イチゴ、ブルーベリー、サクランボ、スイカ、パイナップル、和ナシ、かんきつ類等。なおリンゴやバナナはエチレンガスを放出。これをポリ袋に入れ、他の熟成する果物を投入し保存すると熟度が進む。スーパー等は以上のことをPOPなり、簡易印刷物でスーパーは消費者に知らす必要がある。

5つ目は、品目や品種区分で売っていく方法では、消費者は選択がしにくい。産地ごとのこだわりを前面に出す必要がある。多くの優良直売所では、個人別のこだわりをPOP化し、実ににぎやかで販促している。産地はたとえば出荷初めの10%の箱に「独自のこだわり」を表現したPOPを1枚封入し、スーパー店頭に展示してもらう。そのサイズは果物の陳列を妨げないよう横20cm×縦15cmほどの控えめな大きさにする・・・といった努力をし、店頭での販促に寄与する必要がある。

写真1 農産物直売所は「こだわり」表示のPOPが沢山

6つ目は多くのばあい、味を左右する糖度を店頭で表示することである。ヤオコーでは調査した日には48アイテムに糖度表示があり、ほぼ100%のアイテムに糖度表示を実施していると見る。そして写真のように、とてもおいしい、おいしい、普通の3区分の基準糖度を示し、大きい字で陳列品の糖度を示す方法である。

写真2 モモとブドウについての糖度表示

3.  再販売促進的な陳列法 主に優等生のヤオコーの実践と写真

①商品の目立つ台、籠、敷物  売場の主役は果物である。果物を目立つようにするには、台や籠、敷物の色を目立たなくする必要がある。一般に台は褐色、黒褐色を使う。70%の店はこの色を採用。残り20%ほどの店が木の自然の薄茶に近いもの、10%はオレンジとかグリーンと言った明るい色。若い客が多いとか、絶えずお祭り気分を演出するため、あえて明るい色を採用してもよいが、一般スーパーでは褐色~黒褐色の台や籠、敷物は黒あたりを基調色とするのが妥当である。

②ひな壇で見やすく取りやすく  直売所は出荷者の数や単品の補充量が多いため平台が普通だが、スーパーは単品多量販売ではなく、多アイテムの少量・中量販売が主流。こんおためひな壇式にして、少量を多量に見せ、かつ上の段でも見やすく・取りやすくするためひな壇式にするのが普通である。

③商品のカラー・容器コントロール  果物全体を浮き立たせるのと違い、1品=アイテムごとに目立たせるのがカラーコントロールだ。アイテム固有の赤、オレンジ、黄色、緑、褐色、紫などの反対色に近いものを交互に配し、縦じまをつくれば各アイテムが自己主張し目立つ。だがアイテムの少ない果物は全品について縦じま作りは困難である。こうした時は包装形態(ポリ袋入りとかフルーツケース入り、時にバラ売り)や皿盛り、フルーツキャップ(網目の色の差)の有無による差を利用し、縦じまをつくる。


写真2 果物の色だけでなく包装形態、籠盛りといったことも含め縦じまを

④傷つけない陳列  いくらアイテムごとの自己主張に成功しても、果物自身が痛んだり、傷着くようではマイナスである。果物の形に合わせた凹凸のあるケースを使うとか、トレイを積み上げる場合少しづつ重ねをずらすとか、フルーツキャップを使うとかし、重みが伝わらない努力が必要である。完熟度の違いによっても、痛みが異なってくる・・・この点の配慮も必要である。

写真3 マスクメロンでもフル-ツキャップを使えば、大量陳列も可能

 ⑤カットフルーツの販売  こんご増々カットフルーツや冷凍フルーツの販売が増えて行く。これを冷蔵オーップンで販売する店が多いが、ヤオコーのばあい非冷のひな壇8尺でスイカ、メロンなど6アイテムくらいを販売している。非冷のため入口付近に場所を移動することもある。室温を冷やしており、持ち帰ってもひんやり感があり、多くの人は自宅で冷蔵庫に入れ再度冷やす・・・と考え、得策な非冷販売を採用しているように思う。

写真4 非冷のひな壇台によるカットフルーツ販売

  ⑤入口近くに何を置くか  どう店頭から店奥(野菜)に誘導するかは2つの考えがあるように思う。1つは店頭近くに季節の走り品(価格は高い)を置節の変化を演出する方法。2つ目は季節の出回り品で、果物の安さや旬を演出するほうほうだ。うっかりすると、ここに安さの演出で野菜を持ってくるスーパーも多い昨今だが、すでに述べてきたよ うに実用的安さを前面に出せば、高い贅沢品ともいえる果物の購入を阻止してしまう。


写真5 入口近くは季節の走り品や単価の高い品の1個売り等。籠台も上手に利用

 ⑥平台利用の大量販売  ヤオコーを見ていると、入口ショップフロントを背にし、冬場は焼き芋が売られたり、夏場はひな壇にしてカットフルーツを売ったり、時としてマスクメロンの特売がされたりしている。まとめ方の難しいコーナーのようだ。入ってすぐのひな壇側のエンドは⑤の通りだが、反対側のコーナーはとっかえひっかえ平台の上で写真のように段ボール箱、数個入りの塩ビパック入り等で各種果物の特売を打つことが多い・・・他店はここに野菜の特売品を置き勝ちである。ヤオコーのばあい、閉店時はこのコーナーは「空き」状態にしているが、とっかえひっかえ目先を変えていく特売の計画化が図られているようだ。



 

 

 







 


 

写真6・7 入口近くの左半分は平台で季節商品の特売ー箱出しや塩ビケースの平積等


2024年1月18日木曜日

ガリバーは車の廃棄処分も親切に対応

 










私は88才・・・期せずして米寿の誕生日から乗用車を捨て、3輪バイクの生活に変わった。高校時代の最も親しい友人は、娘さん2人の要望ですでに10年ほど前に車からバイクに。私も娘、息子から「免許返上」の強い要望があったが、友人同様バイクだけは許してもらった。

なにせ都心部や大規模地方都市と違い、役場、銀行、病院、特殊な100ショップやホームセンター、家電の店等に行くのに、途中必ず坂道があり、かつどこも800~1,500mの距離にある。せめてバイクくらいはないと、利用をあきらめ巣ごもり風の生活になってしまう。

「そうなると、今の若さは失せてしまうぞ」の間接的なおどしが効いたかもしれない。バイクくらいはないと、ブログの取材活動もできず、マイ花壇の苗や肥料の購入もできなくなり、生きがいゼロ。 

 確かに、高齢になって運転免許を持ち、最悪の場合人を殺してしまった場合、2,000万円から2,800万円の補償が普通とされる。運転者個人だけではなく、家族全体に経済的圧迫が及ぶ・・・時に家さえ失い路頭に迷う。となると、子供達が親の運転免許返上を願って当然である。 

 私の車は各地域でのスーパー出店の調査や農業の経営診断という仕事柄、走行距離は18万5千キロ、地球4周半にも及ぶ。狭い路地奥や田畑も訪ねたのでぶつけたへこみやスリ傷が10ケ所もある超ポンコツ。息子も「お父さん、廃車に金がかかるようなら出すよ」と言ってくれていた。超ポンコツながら少しでも金になればと、家から4kmほどの国道16号線沿いを走っていて見慣れた、「車買取」の看板のあるガリバーさんを訪ねた。 

 店長さんが、一目見て「これだけ傷があると、やはり廃車しか道がないですね」と即座に言われてしまった。だが同時に「車検の際の税金のもどりや、自賠責保険の未利用期間の還付他で2~3万円は戻りますよ。廃車手続きも簡単にうちでできます」と言ってくれた。こ金額は廃車の時期にも関係するはず。これぞ「地獄で仏に出会う」感じ。万一「廃車には金がかかる」と思っている方がいれば、「そうではない」と思い直す必要がある。 

45分ほどがリーバーの事務所に腰かけて待ち、この間ジュース(コーヒー等も可能)のお代わりもしてくれる間に、廃車の手続き書類は完成。自分の振り込み口座に後日、還付金が入金されるそうだ。自賠責保険の期日未満の保険金還付は別途、保険会社に記入書類を送ってもらい、記入返送するようだ。 

 いずれにせよ、廃車をどうするか何日も悩んだものだが、中古車販売会社に依頼すれば即座に結論が得られ、時に還元金を手にすることができることが分かった。参考までに!

 

ガリバー16号狭山店(中野店長) 〒350-1305 狭山市入間川4-8-10

電話0120-22-1616 営業時間10~20時。休み水・木(電話で確認必要) 

 

 


2024年1月3日水曜日

「角上魚類」は安さあふれるジャンボ鮮魚店

  「角上魚類」は、新潟県長岡市寺泊の本社を置き、店舗数22店を関東中心に展開。鮮魚店の日本一を目標とすチェーンである。

 我が家に最も近いのが所沢店。正式な住所は所沢市北中2-272-1。売り場面積約138坪、レジ9台、駐車台数約100台。ちなりに青果の量販店ヤオフクがある。

 



入間市役所南手の463号線で所沢に抜ける道筋にある。仏子駅からだと約9kmほど。車では20分程か。年中無休で元旦も開いているのが特徴。元旦9~16時。2,3日が9~19時だから正月の来客にも役立ち、さらに日曜も9~19時(平日・土・祝は10~19時)。
 
 もともと鮮魚直販店としてスタートし、地元寺泊の水揚げものだけでなく、豊洲市場はもちろん、地方の漁港付帯の産地市場や産地業者から活発に仕入れ、豊富な品揃えと安さを実現しているのではないか。



























 正月商戦は量的なジャンボ販売が中心だが、まず寿司は松5,200円(40貫)、竹4,200円(31貫)、梅3,200円(24貫)。刺身は高品質で12点盛り6,000円、9点盛り5,000円、7点盛り3,000円である。マグロのみの切り身は大トロ100g1,700円、中トロ100g960円、赤身100g950円とか620円。並べるのを待って飛ぶように売れて行く。その他タラバガニが800g8,300円、600g6,300円、500g5,000円である。
















 
















  ここではジャンボパックだけでなく、どの部門も少量バックもあり、惣菜の品揃えも豊富だ。例えばエビなどの海鮮丼の580円といたものもある。

 仏子地区からはやた遠いいが、晴れの日や来客時の大量買いには行ってらっしょい、見てらっしゃいの店に違いない。

2023年12月30日(暮れの商戦)

   価格の表示は税前価格と税込み価格  が同じ大きさで表示されているのが好感を持てる。
ここに表示するのはいずれも税込み価格・・・
 生本マグロ       100g 780~1,880円
 メバチマグロ      100g       350円
   マグロ中とろスライス    6切れ 600円  10切れ 1,000円
 マグロうまみのある脂身100g     1,350円
  同       赤身100g       780円
 ボイル毛ガニ     1尾       5,000円
 チルドタラバ       100g     1,000円
 ブラックタイガー     1皿盛り     1,000円
 北海道蒸しタコ足     100g   500~520円
 北海道酢ダコ      100g    520~550円

仏子地区からはやた遠いいが、晴れの日や来客時の大量買いには行ってらっしょい、見てらっしゃいの店に違いない。



2023年12月11日月曜日

イオンそよら武蔵狭山ー他店を圧倒する品揃え


写真①::駐車場から見た前景  写真⓶:エスカレーターから見た食品売り場 

イオンのニューコンセプトによる「そよら武蔵狭山」が2023年11月27日にオープンした。場所は埼玉県狭山市入間川3-31-5.国道16号線に接した場所で、隣の入間市、川越市からも流入しやすい。狭山市駅からも徒歩10分である。老朽化し2020年に閉鎖した旧イオンを再生したものだ。入間市の人でも16号線に出やすい地区なら、上藤沢のイオン入間店より5~10分も早く行けるはず。

 これまでのイオンほど大きくないが、2層で総売り場面積約6,980㎡(約,115坪)、駐車310台、駐輪240台。2階駐車場にEV充電スタンドも2基あり。下記表のようにテナントも15業種はいり、「小エリアの都市型ショッピングセンターとして、都市生活者のニーズを100%満たす」が目標。このタイプの店は2020年からすでに出し9店目。埼玉では初の出店という。

表 直営及びテナント業種

階区分

業種

階区分

業種

.イオン直営

食品スーパー部門

. 2階

TULLY’Sコーヒー

 

ドラッグストア

 テナント

TGC メガネ

 

日常&カジュアル衣料

 

ベネッセ 英語教室

Ⅱ。1階

茶の一茶

 

未来屋書店

 テナント

QB ヘアーカット

 

Can Do 百円ショプ

 

ヘアーカラー専門店

 

PETEMOペットストア

 

ナイス クリーニング

 

もみじ もみほぐし

. 2階

サイゼリア

 

保険見直し本舗

 テナント

バーガーキング

 

Ymobite

  一般の大手スーパーは450~600坪が基本だが、全体の規模は縮小しても、食品スーパー部門だけで約800坪はあると思われ、広いとグスグス感が出るものだが、売場は隅々まで商品であふれ、その充実度は並みのスーパーを圧倒し、アイテム数もすこぶる豊富。ただし日用品雑貨(別途ドラグあり)、酒類はやや圧縮気味だが・・・

 入り口右手には地元農家の直送コーナー約40アイテム、ミカンは箱売り含め12アイテム、カットフルーツ8アイテム、 普通トマト17アイテム、ミニトマト15アイテム、カット野菜23アイテム。梅干し24アイテム、キムチ42アイテム、めばちマグロ1尾処理12アイテム、鮮魚部の寿司17アイテム、塩サケ14アイテム、牛焼き肉用24アイテム、豚薄切り30アイテム、鶏もも肉9アイテム、弁当30アイテム、惣菜部の寿司・海苔巻き28アイテム、ポテト・マカロニサラダ等12アイテム。

 





写真③ 地元農家の直送コーナー


 



写真④ ミカンの袋詰めコーナー この向いにも同じ幅のミカンコーナーあり




 




写真⑤ メバチマグロ解体売り






写真⑥ 黒毛和牛ロースステーキ

の特売




 


写真⑦ 弁当コーナー


 16時くらいでも、どの品もびっちり揃っており、販売力の強さを感じる。単なる安売りではなく、新鮮で良品の販売をめざしており、上限価格はどの部門もかなり高い。寿司盛り合わせは上限1,680円。黒毛和牛切り落としは100g498円、ステーキ用は698円の品が冷ケース6尺単位で大量販売されている。

 2階のテナントコーナーは、エレベターだけでなく、写真⓶の通り外側のエスカレーターでも結ばれており、1.2階の回遊は楽しい。2階には飲食のテナントだけで4店あり、百円ショップ、本屋、ペットショップ等を回遊しては一休み・・・と、若い人のデイトの場所にも最適で、ヤングが多い。





写真⑧ 手前、TULLY’SコーヒーからCan Doを臨む





写真⑨ バーガーキングと未来屋書店

 ゆっくり休めるソハーもある






写真⑪ イオン直営のカジュアル衣料

セルフサービスが個性(1階)

2023年12月2日土曜日

加治丘陵他の紅葉・・・仏子と金子含む(2023年)

 

写真① 西武中学方面から見た加治丘陵

写真⓶ 武蔵野音大校門方面から見た加治丘陵

















写真③ 武蔵野音大の駐車場の紅葉 

写真④ 三輪神社の黄葉












写真⑤ 茶畑街道のイチョウ並木

写真⑥ リバーサイド団地のケヤキ並木


















写真⑦ 八坂神社の大イチョウ










写⑧ 高正寺と加治丘陵北側の紅葉













写⑨ 阿須運動公園側から見た加治丘陵の紅葉














写⑩ 西武小学校の庭の黄葉

別枠
飯能市民会館の紅葉(もみじ)
     いずれも12月1日~4日撮影





























  
 


















2023年11月28日火曜日

仏子にもクマ出没ー市の目撃情報

 入間市の発表によれば、10月29日(日)と30日(月)に仏子でクマが目撃され、11月1日(水)には小谷田2丁目で体調1m程のクマの目撃情報があった。また10月4日、17日、27日には南峯、上谷ケ貫、西三ツ木でイノシシの目撃情報もあった。 

 クマに関しては、ツキノワグマが東京の西の奥多摩町、桧原村、あきるの市、青梅市、八王子市に生息しており(珍しく首都に)、飯能市に接する青梅市の成木地区の一部までが生息域とされている。オスは成獣で70kg前後、雌は50kg前後。個体差が大きく体長は140cm、体重100kgを越える個体もある。 

 3月下旬~5月 冬眠から覚め,若葉や花、山菜、タケノコなどを食べる。

 6月~8月 野生のサクラ類やキイチゴ類の柔らかい木の実、ハチやアリなど昆虫を食べる。活動は未活発。6月に交尾、1才半の子グマは親離れ。

 9~11月 木に登りドングリやクリなど木の実を大量に食べる。・・・このとき木の実が不作であれば里に出てくる確率が増すのでは。

12~3月下旬 樹洞や岩穴で冬眠。冬眠中でも何らかの刺激があれば、覚醒し動き出す。雌は1月下旬ころ1~2頭の子を産む。 

 入間川の支流の成木川が青梅の成木地区を流れ、成木川沿いの加治丘陵伝いに飯能市、入間市にクマが侵入する可能性が無いとは言えない。6月に成木で2件、飯能市でも10月22日~11月11日にかけ4件のクマ目撃情報があり、阿須地区(入間市との境)の目撃情報も含まれている。