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2019年6月18日火曜日

ジョンソンタウン(入間市)のネコの共同飼育

irumasi    庭囲いのないアメリカンスタイルの白ペンキの90戸近い住宅。50店ほどの各種商店もあり、異国情緒豊かなミニ・タウンが入間市のジョンソンタウン。ここでは犬連れも歓迎の店が多いが、ネコにも注目する必要がある。
写真① デズニーランド風のネコ小屋










写真② 首輪は共同飼育ネコの証










ネコを住民全体で育てているのだから、聞いてびっくり。住宅の軒下を見ると犬が入るには小さすぎる小屋が多数散在している。ネコ小屋なのだ。朝行くと、首輪をつけたネコが日向ぼっこをしている。草むしりをしている奥さんに聞くと、ネコはタウン全体で飼っているそうだ。首輪もタウン共有ネコの証。首輪を付けていないとノラ扱いされ、持っていかれる。これを防ぐための首輪だそうだ。
写真③ ジョンソンタウン風のネコ小屋









写真④ 木陰に合わせて

写真⑤ 郵便ポスト風のネコ小屋







原則、個人所有のネコはいないようで、夜間は庭にある小屋で寝る様子。だいたいネコごとの小屋が決まっているようだが、恋をすれば2匹一緒に・・・とうこともあるのでは。共有だから、住民の多くの人が餌を与えていることになる。住民の方々のやさしさが伝わってくる・・・世にも珍しい共同飼育だ。

  昼間行っても、木陰や自動車の陰などで寝ているのか、なかなかネコに出会えないと思ってください。


2019年5月10日金曜日

入間茶祭りー人・人、屋台・屋台で大盛況


 5月3日(金)は第41回の入間茶祭りだった。私が週3回通る鍵山1~2丁目にかけての道路600mは完全に交通が遮断され、9:15~17:00は祭り一色で人・人で埋め尽くされていた。絶対人数は万燈祭り劣るだろうが、人の密度は劣らない賑わいだ。屋台が道の両側にビッシリと並び、しばし馬鹿になってその数を数えたら約140店ほどあった。

    焼きそばやジュース類を売る店が目立ったが、フリーマーケットもあれば、子供さんが遊べる屋台も多数。中央のステージでは吹奏楽団や太鼓の演奏、ギタリストの方のライブもあり、若者も多く集える祭になっているのがすばらしい。肝心のお茶については、お茶まき、茶のつかみ取り、野点も行われたが、若者のお茶離れを少しでも是正するため、抹茶を原料とするボトル飲料、アイスクリーム、ケーキ、ようかん、クッキーなどオールスターを集め、大々的に宣伝する場があってもよいのではないか。

    
    なお茶祭りに合わせ、黒須で営業されていた「入間市指定文化財・旧黒須銀行」の建物(市に寄付されたもの)や繁田醤油の建物の一部もこの日、公開されていた。












左:旧・黒須銀行    
右:繁田醤油の巨大な醤油樽






 明治33年、豊岡町大字黒須(現在の宮前町)に、道徳を持って勤倹貯蓄の基礎つくる金融共済組織「黒須相助組合」を母体に株式会社黒須銀行が設立された。地域の基幹産業である製糸や機業などへの融資で業績をのばし、所沢の出張所、川越、入間川、松山の支所を置くまで発展。一時は県下3位の銀行になったが、経営の失敗や政府の1県1行方針のため、大正9年に武州銀行に合併された。現在の埼玉りそな銀行の源流の1つである。写真の建物は明治42年に黒須銀行本店として建てられたもの。

 日本資本主義の基礎を拓いき、近い将来一万円札をかざる福沢栄一も顧問をつとめたことがあり、「経済道徳合一説」を唱えた渋沢氏の精神に合致した活動をしたため、氏から「道徳銀行」と書かれた額を創立15周年に贈られている。(市の案内パンフより)




2019年4月29日月曜日

入間川堤の遊歩道沿いは巨大花壇ー四季の草花

   ニュウ間川堤の遊歩道沿いの南斜面は、300m以上にわたり、幅2mほどの巨大花壇(600㎡)になっており、花いっぱい運動に参加するリバーサイド団地の9人が分担し管理している。ここには四季折々の草花が多種植えられている。南斜面で日当たりもよく、長年耕作し肥沃で手入れも行き届き、チューリップ一つ見ても勢いがよく花弁も大きい。担当されている方からアドバイスをもらいながら、四季折々の草花を紹介していくことにしたい。
写真は花いっぱい運動の面々


3月下旬 まだ花は少ない

写真㉟ スイセン
 
 写真㊱ 花ニラ

 

写真㊲ ムスカリ

4月上旬

写真①奥左はハナニラ、中段はチューリップ、下段はシバサクラ
      写真② ネモフィラ(ハゼリソウ科):別名ルリカラクサ

写真③ ジャガ(アヤメ科)

写真④ツルニチニチソウ(キョウチクトウ科)

写真⑤ ノースポル(キク科):別名ヌマザワギク

写真⑥ ヤマブキ(バラ科):別名オモカゲソウ

写真⑦ プリムラ(サクラソウ科)

写真⑧ ヘレボレス(キンポウゲ科):別名レンテンローズ
                         
       
          写真⑨ ヤマブキ(バラ科):別名オモカゲソウ

写真⑩ アザレア(ツツジ科):別名セイヨウツツジ
                            
  写真⑪ 上・下 アヤメ





















   以上のほか、赤や白のツツジも多数咲いていた。 5月初旬にかけアヤメも多種さいていた。

5月下旬
 写真⑫ チェリーセージ (シソ科)
写真⑬ ブルーセージ (シソ科)? 上の白い花はチドリソウ
写真⑭ イモカタバミ(カタバミ科) 
写真⑮ ヒベリカム(オトギリソウ科) 中央の1つは別
写真⑯ チドリソウ(キンポウゲ科)
写真⑰ アジサイ(ユキノシタ科ハイドランジア属)


6月中旬
写真⑱ ヒルザキツキミソウ(アカバナ科)
写真⑲ マツバギク(ツルナ科ラングラサス属)
写真⑳ ヒペリカム(オトギリソウ科ヒペリカム属)
写真㉑ バーベナ(クマツツラ科バーベナ属)
写真㉒ タマアジサイ(ユキノシタ科ハイランジア属):手まり咲型 


写真㉓ ガクアジサイ(ユキノシタ科ハイランジア属)


写真㉔ カシワバアジサイ(ユキノシタ科ハイランジア属)


写真㉕ ブルーサルビアorブルーセイジ(シソ科サルビア属)


写真㉖ スカシユリ(ユリ科ユリ属)

写真㉗ ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)


8月下旬 暑さに花は弱い?花壇は緑色が勝っている

写真㉘ フヨウ(アオイ科)花ことば:しとやか
写真㉙ ムクゲ(アオイ科) 花ことば:信念
 写真㉚ ヒャクニチソウ(キク科) 花ことば:変わらぬ想い          
写真㉛ハナトラノオ(シソ科) 花ことば:達成
写真㉜ バーベナ(クマツズラ科) 花ことば:魅惑する           
写真㉝ ブルーサルビア(シソ科)                     
写真㉞ ラムズイア(シソ科) 花ことば:誘惑              

9月下旬
写真㉞ 赤と白の曼殊沙華(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)ー10月上旬まで?   




2019年4月25日木曜日

仏子発!ケヤキの大木を残すべきか切るべきか

 誰もがケヤキ(欅)が好きなはず。天空に末広がりに伸び、堂々とした姿。そして浅緑、緑、黄色、茶褐色と四季により色を変化させ美観を提供し、かつ大きな木陰やさわやかな空気(酸素の多い)を提供してくれる。団地などでは、向かい合う棟の間を葉がさえぎり、垣根の役割もはたしてくれる。落ち葉は厄介者だが、農家の人にとって昔は良質な堆肥を作る原料となった。
写真① 団地に広い木陰を提供ー幹直径45~55cm
 私は東京の杉並に住み、高校時代は五日市街道のケヤキ並木を自転車で越え通学し、大学もまたケヤキ並木の奥に講堂があり、校章はケヤキだった。こんな過去もあり、多くの方と同様にケヤキをこよなく愛する。いまから15年以上前になるが、東京を横断する青梅街道の高円寺近くから別れ五日市に至る五日市街道のケヤキ並木を、バイクに乗り紅葉の時期に約1km間隔ごとに写真撮影したことがある。バイクの振動を無視して撮りまくったので、鮮明な画像になっておらず、後で落胆したものだ。
写真② この小さなケヤキの芽がやがて巨木に!
 五日市街道のばあい、路端に意図的に街路樹として植えられた例は意外に少なく、農家が防風林の一部として植え、それが街道から「仰ぎ見る」形で残されてきた例が多いように思う。街道に面しとびとびに植わっている区間が多いのだ。モミジとケヤキの紅葉の競演がもっとも美しいのが、立川飛行場があった砂川地区である(砂川闘争があった場所でもある)。農家の広い敷地に巨大なケヤキが2~3本がそびえ、モミジ、松、巨石なども配置され、実に見事な庭地が次々と並んでいた。

 ケヤキの大木に圧倒されたのが、五日市街道に面した成蹊大学校庭である。植樹した年を示す立札もあった。「これなら、いつ来ても樹齢が分かる」と思ったもののメモしてこなかった。いずれにしても他所より太く、高くそびえていた。その本数は124本に及ぶ。ネットによれば「学校が池袋から移転した1924年(大正13年)に10~20年ものの苗木を植えた」とあるから、平成30年末で樹齢は植えてから90年近い。幹回り2メートルのものもある。その重量感を伴った緑や紅葉の風景は東京百景に選ばれ、武蔵野市指定天然杵物にもなっている。

 問題はケヤキにも長短所がある。長所についてはこれまでに触れたが、短所については・・・枝が建物や電線に触れたり、広く張った根がコンクリートの路面を押し上げたりする。秋に沢山の落ち葉をふらし、風の時には小枝も落ちる。20~40メートルもの高さになる。20メートルと言えば8階建て、40メートルと言えば16階建てマンションの高さに相当する。枝を剪定するには人を高く持ち上げる重機が必要になるが、その限界は10メートルぐらいではないか。これ以上になれば剪定作業が不可能になる。つまり木の高さや茂り方をコントロールできなくなり、ますます天高く伸びる。
写真③ かなり強剪定したケヤキー費用25万円?

なお強剪定にはやや太い直径60センチほどの木で25万円もかかるそうだ。「邪魔だ」と根ごと引っこ抜くとなると、その廃棄処分代も含め100万円もかかると言う。住宅団地にケヤキがある場合、どこの管理組合も費用増加に頭を抱えることになる。街路樹のケヤキの場合、高さ10メートルほどで太い枝を切りそろえ(強剪定)、そこから出た新たな細枝に葉がつき、ヤナギのように垂れさがる姿に管理されている。「ケヤキの幽霊」とも言える姿でかわいそうであるが、公共事業費を増やさない苦渋の選択である。
写真④-やむおえず強剪定の街路樹。5本ほどの幹に揃え、
 そこから直接出た小枝に葉をつけさしている(入間市中心市街地)
 
   環境保全に熱心な方は「ケヤキを残せ」「切るな」「強剪定するな」と言う意見に傾き勝ちである。だが、小さな苗を植えたときには予想できなかった大木に育つ.。寿命は150年とされ、どこまで高く・太くなるか分からない・・・とすれば、敷地の広い農家、公園、学校、公共施設ならOKの樹木だが、敷地が狭かったり、根が張る領域の狭い一般民家、立て込んだ団地、街路などにケヤキを植えるのは不適という認識を持つ必要がある。実際にこの認識を持たず間違って植えたばあい、行く行くコントロール不可能な樹高になる。このため①管理できる高さになるよう強剪定する、②枝が建物や電線に接触するばあい間引きする・・・と同時に、サクラ、モミジ、モクレン、ハナミズキなど高さの低い美しい樹木への転換を考えるのが妥当ではないか。