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2023年4月19日水曜日

日本人のすばらしさと弱さ―弱さの自覚と大谷翔平

 

                           礼儀正しく、順番を待ってきちんと行列もする。

野球のWBCやサッカーのワルドカップを通じ、日本人の①事後の会場や選手控室の清掃・整理整頓のすばらしさ、②対戦相手や仲間、観客への礼儀のすばらしさ、③選手の練習の徹底やその指揮者の科学性のすばらしさ・・・などが評価された。 

 だが日本人といっても、スポーツ選手とその観客への尊敬に酔いしれているだけではダメだと思う。日本人全体を必ずしも含んでいない。観光面でも「日本はどこも清潔」「日本人はどこでも親切にしてくれた」と評判。ただ清潔といっても「ガードレール」など公共物になると予算不足で行政も手を出さずサビや苔、落書きで実に汚い。また個人は「あれは公共物だから」とだれも美化に手をださな。外人への「親切」にしても、5人に1人が人助けに積極的だと外国人は「全体が親切」に思える。現実には誰にも助けてもらえず、不安のどん底にある母子家庭や病人1人の生活者も日本にはざらに存在する。また外国人対しては、語学に不得手な日本人は質問されても「困った、困った」と逃げ、実際には親切さがあっても、行動が一致しないこともある。手真似足真似で、どうにか質問に答えようとする「積極性が不足」な日本人は多い。 

下記は身近で使われる格言のほんの10例だが、日本人の持つ弱さを現わすものが多い。格言は世渡りのコツをあらわすものが多く、たいがいは「個人が得になる選択」を教えている。ということは「社会全体とすれば損になる選択」という側面が必ず隠されている。 

1.    赤信号 皆で渡ればこわくない

2.    石橋をたたいて渡る

3.    和をもって尊とする

4.    出る杭は打たれる

5.    寄らば大樹の陰 

6.    長いものに巻かれろ

7.    触らぬ神に祟りなし

8.    知らぬが仏 (やや異なるが:知らぬが花)

9. 沈黙は金なり

10. 衣食足りて礼節を知る

 例えば最初の「赤信号、皆で渡れば怖くない」は、約束ごとの青信号を無視し赤信号でも多数が渡れば、自動車等が突っ込むことはなく安全・・・ということ。これは中国ではやった言葉で、日本ではすでに死語に近いとされる。しかし、赤信号を選挙の「無投票」(民主主義の破壊)とすると、現在のように「選挙に行かなくても、それが多数ならば個人の名誉も失墜せず、自身の立場は安泰」との考えが広がり、ますます無投票が増えているのが日本ではないか(衆議院選挙を見ると昭和42年に無投票26.0%だったものが、令和3年では44.1%に)。面倒で、かつ自分の損得に直ちに関わってこないものには無関心・・・これも日本人の負の特徴である。 

 「石橋をたたいて渡る」は物事に対し、慎重のうえにも慎重に当たることだが、なかには「たたいて、なお渡らない人」も多いのが日本人である。慎重すぎれば、科学技術や経営における革新を阻む要因になる。 

 「和をもって尊とする」は、集団の各人が仲良く団結してこそうまく行く・・・の意味だが、反対の極にくるのが「出る杭は打たれる」ではないか。和を優先するあまり各人が批判めいたことを一切言わない。外国では「ずばずばと本音を主張する」のが当たり前の国が多い。本音を言わなければ、暴走や独裁も生まれ、組織の発展を阻んでしまう。シャンソン化粧品バスケット部員の大量脱退騒動なども、その一例である。 

もめそうなことには意見を言わない、態度を示さない・・・姿は、「知らぬが仏」「沈黙は金なり」「触らぬ神に祟りなし」にも通じるものがある。和は各人が自由にものを言える雰囲気や、もめごとにも積極的に参加する中で、形成されなければならない。多くが人が持つ従順さは、日本人の大きな欠点とみなすべきである。 

「寄らば大樹の陰」は力のあるものの傘下にいれば、身が守られる意味だが、「長いものには巻かれよ」とか「虎の威をかりる狐」に通じる。金の力、会社とか団体の権威の力から解放されることのない、一部日本人の短所でもある。やはり一人一人が勉強と実践を通じて個を磨き、1人1人がそれなりに自立した人格になっていくことが重要なのではないか。 

「衣食足りて礼節を知る」とは経済的にも満ちたりてこそ、礼儀も保てるとの意味だ。これは実態をよく表し、個人の損得と関係していない。一方で「武士は食わねど高楊枝」という諺がある。武士はたとえ貧しくとも、充分食べているかのように楊枝を高くくわえ威厳を保て・・・との意味だ。こちらは理想像を示し、私もそうありたいと努力してきた者である。自由業を長らく続け収入は不安定、時にお祝金、弔問金を考え、金銭的な礼を尽くせぬことも多かった。日本人は、礼節の面ではこだわる人が圧倒的に多く、WBC等での大谷ほかの選手、応援団の評価が高いのも当然である。 

ところで日本人の礼節へのこだわりは、徳川260年のなかで形成されたように思う。戦国時代であれば知略や武術に強けたものが評価された。ところが、戦争のない徳川時代では術に長けていても役立たず。武道の道の部分→礼儀作法の良否→人格が人を動かす力となる・・・との理解が進み礼儀がより重視された。この流れは町民にも伝わっていったのでは。明治以降は、特に体育活動の中でこの礼節が重視され(柔道・剣道などは礼に始まり礼に終わる)、スポーツをやる人は礼儀をより多く身に着けてきたように思う。大谷翔平さんはスポーツマンの親や兄弟からも多くを学び、その頂点にあるのでは。


ご意見があれば御寄せください。本欄に追加掲載をしても良いのであれば、

そのように書いてください。メール: jkondou@biscuit.ocn.ne.jp        近藤


2023年4月14日金曜日

黒紫のチューリップ&球根の色テープ

 

 私の管理する3つの花壇では、白→黄色→赤系とチューリップの花が咲き、最後の4月上旬~中旬になって黒紫のゴージャスな花が咲いている。咲く期の差は、あるいは球根の収穫期のずれかもしれないが、品種的な特性のようにも思う。



 

 














  

  

   

   いずれにしても、花の色とすれば気品に満ちているが、昆虫類に目立たない色。最後に咲き、虫を無理なく招き寄せているようにも思う(とは書いたが、ミツバチは黒いものを狙うと言う)。今年一斉に球根を収穫し来年植え付けたら、正しい結果が分かるかも知れない。

  なお、もともと黒紫の品種で八重のものがあり、「ブラックヒーロー」と呼ばれているようだ。是非見たいものだ。

 新発見 チューリップに関係した話だが、1球売りの球根には時に花の色をイメージするテープが巻かれている。このテープをはがさず植えるとよい。なぜなら球根が大きくなってもテープはその分伸び、開花後に掘り上げたときにも写真のとおりしっかり巻きついている。ために、翌年植える時に色を考慮することが可能になるからだ。


2024・4・20 今年も黒紫のチューリップは他の色が開花を終えた4月10日過ぎてから最後に咲いた。やはり遅咲きの品種のようである。

2023年4月3日月曜日

芝地のカラスノエンドウに注意―花のうちに除去

 

 今年は3~4月にかけ、我が団地の芝地にカラスノエンドウが大繁殖。昨年実をつけたものが、四方に飛散し「今年の大繁殖」を招いたに違いない。エンドウといっても、「カラス」の字がつくくらいで鞘が黒く、緑の芝地で実をつけると不調和で不気味。このため昨年一生懸命実の段階で、茎ごと除いたが、時すでに遅し。 

ことしは、3月中旬に清掃員さんが根本から刈ったのに、下旬にはまたまた5割くらいの背丈まで伸び、再刈込みを清掃員さんがしてくれた。2回ともに花が開いて間なし。グッド・タイミングである。 

いずれにせよ、私も暇があれば美しい花だけでも丹念に摘もうと思っている。実をつけさせてしまったら、来年はまた数倍も発生するからだ。実地に調べてみると一株に10ケほどの花をつけ、一鞘に約10ケの種を持つと見られる。とすると、ほっとけば来年はまた100倍返し。実際、この1年の経過を見ると、昨年の100倍ほども増えた気がする。花がきれいだと、ほっと置いてはとんでもないことになる。

写真:団地敷地のはずれ40Mほどで、45リットルのゴミ袋2.5杯分のカラスノエンドウがわずか2時間で取れた。種子にして楽に1万粒は超え、来年に大きな影響を与えるはず。

   花のうちに抜き、翌年の繁殖を抑えるべき雑草はほかにも多い。近年、大繁殖中のカタバミ、クローバー、裏白ハハコクサなどもその類である。

2023年3月26日日曜日

関東一の農産物販売所か?所沢の「食の駅」

  入間市からはやや遠いが、埼玉県所沢市下富字駿河台に「食の駅」という大規模な農産物直売所がある。新所沢駅北側の踏切を越え3kmほどの郊外地だ。誕生は平成26年11月19日。私の別ブログ「農業・商業お助けマンで、ナンバーワンの7,000回越えのアクセスがあり、他の直売所の10倍ものアクセス数のため、関東一の人気店・販売高店と言えそうだ。入間の人も一度は気分転換のため訪ねて見るに値する。群馬に本拠地のある株ファームドゥの南関東への足場作りの1店と言える。 


ファームドゥは群馬9だけでなく埼玉3、東京1、千葉1、神奈川1と計15店の大型の直売所「食の駅」を出している。海外事業や太陽光発電事業まで考えている進取性のある企業で、先々の伸びシロは途方もなく大きい。
<写真>直売所とレストラン「彩乃菜宴」
所沢店に限っても、駐車台数137台分、直売所の売り場面積約300坪と大きい。
最近紹介したJAいるま野の「あぐれしゅ狭山」の売り場は約166坪で、1.8倍もある。別棟で地産地消素材のバイキングレストラン「彩乃菜宴」も持つ。トイレも男女計11ほど確保し、道の駅らしさを意識している。レジが6台だから年商7~8億円が目標と思う。

   
 下がり壁の部分に農業の風景をあしらった大きな3枚のイラストが描かれ、野菜についてのイロハかるたが数十枚が吊るされ、農業を知らしめる配慮が特に好感できる。コメのコーナーにも稲穂が展示されている。
<写真>下がり壁に農業の大きなイラストや野菜のカルタ

直売所は、背後に農業者5,000戸や多数の日配品ほかの加工業者を組織しているだけに、品揃えはワイドである。野菜は6間幅で10列、花卉が6間幅で2列。ネギは出盛期のせいもあるが、サラダネギ、小ネギ、下仁田、深谷と揃えアイテム数は30ほどもある。ホウレンソウ・コマツナ等の葉物だけで6尺平台5本ほど。ダイコン、ニンジンなども実に豊富である。生産者も群馬だけでなく、地元の埼玉の人も多く、売り場に氏名と似顔絵のプレート表示もされている。 


青果以外の充実度も抜群・・・まず精肉は地元の近江屋が担当するが、多段オープンで28尺。豚肉は100g麦豚ロース肉258円、同バラ肉208円、鶏モモ肉138円(これは中庸以上のしっかりした価格)。もちろん牛肉も豊富。加工肉も多段で8尺分。鮮魚は生魚を避け、塩干物中心に平オープンで20尺。別途練り製品が多段で8尺だ。生魚を除けばほぼスーパーに迫る品揃えである。 

  
惣菜類はまだまだ開発の余地が大きいが、ジャンボなチキンカツ1枚180円、メンチ1枚150円、コロッケ1個80円、カニクリームコロッケ1個120円、このほかこれらも取り込んだ鶏かつ丼など弁当類も5品ほどあり(398~480円ほど)、平台で大量販売されている・・・レストラン部で製造している様子で、レストランとのコラボと言える。他にも冷ケースでサラダ、煮物惣菜も6尺分ほど売られていた。
 
入り口近くの冷ケースでは、オリジナルな和菓子やケーキ・・・例えば生麩まんじゅう、どらやき、アップルパイ、川越芋シュークリーム、芋羊羹、クリーム大福、チーズクリーム大福、草餅、焼き団子、シーホンケーキ、パウンドケーキも売られ、軽い土産物となりうる特産品コーナーをなしている。当方の推奨品はチーズクリーム大福4ケ300円である。妻も喜んでくれたが、「どこにもない、とろける味」である。 


日配品はもともと充実しており、多段オープンで牛乳類が8尺、その他日配品が12尺ほど。その他の冷ケースはジュース類12尺、ビール12尺。酒類はこのほか非冷棚12尺ほどで清酒・洋酒が販売され充実。これと向き合うドライ食品・干菓子のコーナーも6間4列と充実している。 


出口寄りの最後のコーナーは米・雑穀である。米は仕切られた見える容器の量り売り品が12アイテム、平台に陳列されたクラフト袋入りが25種ほども陳列され、選択性が広く大量販売にむすびついているはず。雑穀も量り売りされており100gが金時120円、黒豆120円、小豆120円、大豆80円。コーヒー豆の樽売りのような演出がされている。稲穂ほか店全体の個性的演出は、他直売所が学ぶ点が実に多い。
<写真>米・雑穀コーナー



 なお、彩の菜宴は90分食べ放題のバイキングだ。11~15時のランチは大人1,500円、子供800円、幼児500円。17~21時のディナーは大人1,700円、子供1,00円、幼児500円。茨城の某JA直売所付帯のバイキングレストランは大人1,800円・・・安さも配慮している。


写真-バイキングのメニューは新鮮野菜が売り
 
ファームドゥ全体は、しばしばテレビでも取上げられた多様な個性(質的に異なる3業態=援農‘S、食の駅、地産マルシェの展開、農家の広い組織化、直営農場の経営、海外進出、太陽光発電=エコなど)を持つ優良企業だ。これらを理解してもらうPRがどれだけされているか・・・もう少し細かい説明パンフ等が欲しい。 


もう一点は、地域の「駅」を名乗るからには道の駅のように地元の観光スポット等の情報を提供する場になって欲しい。特に所沢・狭山・三芳・にまたがる地区は、世界文化遺産への登録も考えられた「三富(さんとめ)農業」の地区で、かつて人口林を組み込んだ落ち葉による環境保全型農業がやられてきた。また駅を起点にして見て回る価値ある寺社仏閣も多い。群馬県からの参入者で終わることなく、地元に馴染み、その観光資源を開発する道の駅になり、地域活性化にも貢献して欲しい。

7月21日(火曜) 夏休みイベントも充実!

 毎日のように近くを車で通過するものの、久しぶりに訪問。どこの直売所よりも充実した企画で夏休みを迎えているように思う・・・やはり組織が大きく、マネージメント力・企画力といったものが素晴らしい。


写真-冷やし中華や搔き氷の店頭販売(日限定)

  店頭では冷やし中華のカップ250円、搔き氷150円、焼き団子88円が売られ、店内ではメーカーブランドではなく、ファームドゥが選んだ○○さんの桃とかスイカ、ブドウもあるし、地方産のオリジナルな加工品が山ほど並んでいる。巨大でカラフルな店頭ポスターによれば、新潟コシヒカリの試食販売、スイカ割り大会、体験農場(所沢)での収穫祭など日替わりのイベントがメジロ押し。収穫体験はトウモロコシ、ミニトマト、ナス、ピーマン、サツマイモなどだ。
写真ーオリジナルな果物、うどんほか加工食品のギフト。
写真-カラフルでイベント盛りだくさんの店内チラシにPOP

H28年5月29日
 このブログのアクセス数は群を抜いており、5月27日現在2,189回である。もともと群馬の企業ながら、埼玉の地元生産者もすでに充分すぎるぐらい巻き込んでいるのは素晴らしい。正面の下がり壁に地元協力者の名が木版で表示されているが、その数はいずれも埼玉だが、所沢市72名、三芳町21、ふじみ野市9、狭山市5、富士見市2、志木市1、新座市2、川越市6、その他10ほどで、計128ほどになる。

実際に野菜の産地名を見てみると、確かに群馬の前橋、高崎、伊勢崎、沼田、などの名も出てくるが、地元埼玉の名が3分の2以上と思われる。地元のJA直売所が苦戦しているのとは対照的である。

季節品をどう売るか!
 本ブログの中で、最速のアクセス数を誇る。H28年12月20日現在のアクセス数は3,398で、1kmほど離れたJAの「あぐれしゅげんき村」の10倍のスピードであり、年間1,800件になるはず。その魅力をJAやその他の直売所は、その魅力を謙虚に学んで欲しいものだ。

 正月商戦はこれからだが、本直売所のH27年末の商戦を紹介しておきたい・・・所沢店は標準型スーパー(450坪)より狭い300坪にもかかわらず、正月商材、冬の季節商材に広いスペースを当て、かつ個性的なアイテムを豊富に置いている。

正月・冬の季節用品についてみれば、外では冬の花類(ハボタン・ストック他)、焼き芋、焼き団子(テナント)も展開され、台車によるハクサイの大量陳列もされている。入り口を入るとすぐに6尺平オープンで、年越しそばが4アイテム大量陳列。早速購入したが田舎そば2人前が135円、山芋そば2~3人前160円、狭山茶そば2~3人前180円、戸隠そば220円(いずれも税前)等だ。地元メーカー品である。ケースの演出も写真の通りで目立つ。入り口正面の平台には伸し餅の1,580~2,000円も3アイテムある。
写真① 入り口際で「年越しそば」の4品の販売

第一コーナーの奥には、かまぼこやだて巻きの8尺平オープンを埋め尽くす。その他のお節関係品の6尺平オープン3台が手前にある。壁面の8尺多段ケースでは、年越しと正月用の牛肉1,800円前後とか、豚肉の500円前後の大口パックのが山をなす。ともに安さにあふれたものだ。

写真② 第1コーナー奥の蒲鉾・伊達巻のオープン平ケース 

写真③ 肉も大型パックで、暮れの大量買いを促がしていた
写真④ ダイコンだけでも20アイテム以上

 青果の季節品の葉物や根菜のコーナーは6尺×6台の4列ほどで、その生産者別のアイテムは、ネギ、ダイコン、ニンジンともに20以上、ハクサイも山をなす。












写真⑤ 切り花も3段式にして見やすく、かつ豪華な演出

 レジ前にの切り花も2段以上の陳列で、暮れらしい見せる陳列がされている。出口脇には松飾があり、出口横には5,000円とか2,000円の蘭(ラン)も売られている。
写真⑥ 出口脇に松飾

2.スーパーを凌ぐ加工品の販売
 気が付くのは、季節品や売れ筋の菓子や加工食品について、オリジナルなアイテムをスーパー以上に揃えていることだ。たとえば米菓(せんべい・あられ)については、4尺ゴンドラで4本もある。50アイテムは超えるはず。中には割れせんべいもあり、スーパーの亀田、日東といったメーカー品ではなく、総て個性品で古代米、黒米のもの、唐辛子の効いたものもある。360~500円といった価格帯である。
写真⑥ 豊富な煎餅の品揃え
 カリントウも230~300円のものが15アイテムもある。落花生も味付け品も含め、6アイテム以上。価格帯は380~450円。

 砂糖・塩といった必需な調味料には4尺ゴンドラ2本を当て、たっぷり並べているのも目を引く。また売れ筋のビールは多段の冷ケース12尺、日本酒はゴンドラ15尺、ワインも12尺である。「売れ筋については、スーパーに負けないスペースを」という意気込みが感じられるのだ。

写真⑦ 砂糖・塩のコーナーはゴンドラ8尺
 今の多くの直売所は、何を何時、どう売るか、その品揃えの個性化をどうするか・・・の発想がない。個性化に沿った仕入先の開拓という努力もしていない。食の駅の母体である株・ファームドゥは、むしろ地元のお多くの加工工場と連携して伸びてきただけに、品揃えの個性化がよく出来ている。これにより、季節品の調達もダイナミックで、スーパーを圧する魅力を創造している。

平成29年11月2日
前回は12月商戦を紹介・・・この1月前の11月の季節品等のアイテム数他を紹介しよう!

入口左サイドの大量陳列品は餅である。餅6アイテムに黄な粉5アイテムを添えた陳列。餅は800gが980円、1kgが698円、780円といったものも。

季節の野菜はダイコン13アイテムで赤ダイコンも2種。トマトが11、長ネギ13、サツマイモ21、ニンジン17アイテムと豊富。これらはスーパーの品揃えを圧倒している。スーパ―はせいぜい各2アイテムほどに過ぎない。群馬県の名物こんにゃくも、白滝を含め32アイテムもある。

上州牛ロースは100gが780円とか688円もあり、安さだけの勝負ではない。弁当類や海苔巻きも6尺×5本で16アイテムで、398円とか400円台で実に美しく美味なものが準備されている。

令和5年2月15日訪問時の姿

 出荷者明示の木板の数91名

. 季節野菜のアイテム数(一部)

 ハクサイ8、ネギ30コマツナ8、ホウレンソウ16、ウド5、ニンジン29,ダイコン12   有機野菜24(8尺×2=16尺)

Ⅱ.冷蔵・冷凍ケースの配置尺

 1.冷蔵関係  入口→店奥へ

中分類

小分類

尺数×台数

計間口

デザート

プリン、ゼリー、チーズケーキ、和菓子等

8尺×2.

20尺

惣菜

弁当、煮物       他に平台販売あり

8尺×1.

12尺

精肉

牛肉.・・・上州牛

8尺×1.

12尺

 

鶏肉

8尺×1.

8

 

豚肉

8尺×2.

16尺

 

ハム・ソーセージ

8尺×2.

20尺

鶏卵

タマゴ15アイテム

8尺×2.

16尺

漬物

           他に平台販売12尺

4尺×3.

12尺

味噌

 

4尺×1.

 4尺

納豆

 

4尺×1.

 4尺

豆腐

豆腐、油揚げ、がんも等

4尺×3.

12尺

こんにゃく

こんにやく、しらたき等 他に平台販売12尺

4尺他非冷台

 4尺

ゆで麵

うどん。そば、やきそば

4尺×3.

12尺

牛乳

牛乳、ヤクルト、バター、チーズ等

4尺×2.

 8尺

飲料

 

4尺×3.

12尺

ビール

 

4尺×3.

12尺

2.冷凍

塩干魚

平オープン

8尺×2.0

16

加工肉他

ハム・ソウセージ、惣菜    平オープン

6尺×2.

12尺


2023年3月3日金曜日

幸福度日本一の鳩山町の座は安泰か?

 

写真① 瀟洒な街並みの鳩山ニュータウン

・・・この「街の幸福度ランキング」調査は、大手建設業者の「大東建託」が調査を2019~21年に実施し、全国47都道府県1883市区町村に住む20歳以上の男女約52万人が回答した。「非常に幸福だと思う」から「非常に不幸だと思う」まで10段階で評価してもらい、50人以上から回答があった1237市区町村を対象に、平均点でランキングを作成したもの。鳩山町では78人の回答が集計され、それだけに信頼度の高いものと言える・・・

鳩山町は入間市や狭山市の中心部から国道408号を北上し約25kmのところに位置する。人口15,000人というから、入間市の10分の1ほどに過ぎない。高齢化や人口減少も進んでいる。それでいて、「幸福度日本一の町」になっている。鳩山町はなぜ日本一なのか?

1.居住者の同質性で幸福を再生産

鳩山町は、東武東上線の高坂駅から車で15分ほど、埼玉県のほぼ中央の位置にあり自然林の緑も多い丘陵地帯。だが「陸の孤島」と言われることもある。川に沿いに田があり、一段高いところは畑。広い耕地がない兼業農家地帯・・・農業経営体176のうち副業的経営体が78%。しかし周辺部の川越市や坂戸市など工業団地も多く、就業機会も多いため豊かな兼業農家の地区と見て良い。

こうした兼業農業地帯だが、1974年以降、丘陵地の一つに高級住宅といえる敷地50~60坪の瀟洒な鳩山ニュータウンの分譲が開始され、広大な戸建て団地(約3,300世帯)が形成された。そして高度成長期に生まれた豊かな中間層が、緑多い環境にあこがれ移り住んだ。鳩山町の人口は令和5年1月現在13,151人だが、鳩山ニュータウンの人口が6,725人で51.1%(世帯数では53.9%)、その他地域が48.9%で、ほぼ半々の状況にある。

ニュータウンの居住者もすでに50年前後過ぎ、多くは年金暮らしにはいっているが、豊かな年金暮らしをしている人(企業年金というプラスαあった時代に勤務)が多いと考えられる。そして「ゆったりとした敷地、緑濃き地区で、老後ものんびり生活をエンジョイしたい」という共通の夢を描いてきたはず。生活レベルと「環境への憧れ」の両面で同質性が高く、お互いを理解し合える立場にあり町会活動も活発で、「陸の孤島」という環境に負けないよう協力し合っていることが、幸福度の高さに通じるものと思う。

鳩山町には緑の濃い樹林地帯が多数あり、緑に囲まれた神社仏閣も23ほどあり、古代・中世等の史跡も7つと豊富。公園や景勝地も7ケ所、5つのゴルフ場も5つ、大学も2つ、地球観測センターもある。町が運営する貸農園(1区画100㎡で年6,000円)も142区画ある・・・老後の楽しさを探すのに不足はない。

豊かな兼業塗業地区と豊かな戸建て団地。幸福感というものは、生活レベルやライフスタイルに格差がないときにお互いを理解し合え、幸福感も生じるものである。一体感があれば、市町村や町会の活動にしても、改善方向が打ち出しやすい。仮に2つに分かれた母集団であったとしても、母集団が半々であれば改善策も「譲り合いの精神」で受け入れられやすく、良いと思うことを実行に移しやすい。実際、高齢化に負けず鳩山町は良い政策を次々と打ち出し、幸福感を再生産しているように思う。 

2.デマンドタクシーで足を確保

鳩山町は陸の孤島だが、実際には団地と高坂駅を結ぶ川越観光のバス便は、1時間に6便の時間帯もあり、1日72便もある。このため通勤・通学には大きな不便はない。だが、買い物の利便性では劣る。団地の中央部に小型の西友ストア(レジ4台、駐車場44台)、コンビのファミリーマートと約10店ほどの理髪店、美容室などの専門店があるが丘の頂上部に当たる。丘陵の裾野にスーパーのベイシア、他にJAの農産物直売所も2ケ所がある。町全体がいくつもの丘陵からなり、多くは坂道でつながり徒歩客には厳しい状況にある。 






写真⓶ ニュウータウン中心にある西友ストア




写真③ 西友前の商店街

10数店中6店にシャッター。心配になるところ。

このハンディーに対して思いやりの精神が働き、町内であればどれだけ乗っても200~600円の「鳩山町デマンドタクシー」が2009年から運行されてきた。町民が予約電話を掛けると、どこにでも来てくれる。AIが4台のタクシーの位置から迎車時間を瞬時に計算し、オペレーターが車を手配する。町外の病院などへの運行便もある。 

坂道が多ければ、交通事故も起きやすい。ここでも町と町民が一体となり、「交通事故ゼロの町」を高々と掲げ、2009年以来交通事故ゼロを達成もしている。この事故ゼロも安全・安心を保証し、幸福感を支えていると見る。 

3.健康長寿のため多種の努力

年をとっても元気で健康なことも、幸福度に通じるはず。このための町の努力も抜群である。鳩山町は2009年から、東京都健康長寿医療センターとの共同研究などにより、健康長寿の秘訣を「運動、栄養、社会参加」と分析し、健康寿命を延ばすための取り組み「鳩山モデル」を推進してきた。 

連携協定を結ぶ大東文化大スポーツ健康学部(埼玉県東松山市)が町民向けに筋力トレーニング教室を開き、女子栄養大(埼玉県坂戸市)が食生活改善のためのセミナーを開催。町民の有志が「健康づくりサポーターの会」を組織し、町内4カ所で健康教室を毎週開き、30~100人が集まって筋トレなどに継続して取り組んでいる。(町の資料引用)。 

この結果65才を基準とした余命の調査では、鳩山町男子は22.3才で埼玉県1位、女子は24.2才で20位(1~20位の差は微少・・・健康寿命では女子も2位。ちなみに男子は1位)。

4.子育て対策も優等生

  長寿化すれば、高齢化は当然進む。鳩山町の令和5年1月現在の65才以上の割合は、実に46.5%で、近々半数を超える。高齢者からしても子供が増え、子供の元気な姿や声を聴くことが、幸福感に通じる。鳩山町では子育てにも力を注ぎ、県内で最も早く「地域子育て応援タウン」に認定されてきた。 

私立の保育所も町内に二つあり、待機児童は2004年以来ゼロであり、2018年以降を見ると、入園希望者164~169人に対し、受け入れ可能数は202人と受け入れの余裕を持続している。このほか放課後に児童を預かる学童保育園も2ケ所あり、さらに6年生以下の病気やケガのお子さんを預かり、働くママを応援する施設が「ひばり保育園」というところに併設されている。ここには「ひばり子育て支援センター」「つどいの広場ぽっぽ」「子育て世代包括支援センターぴっぴ」といった施設もある。また地域全体で3ケ所の子育て支援の拠点もあり、妊婦や子育ての悩み事の相談やサポートし、子供を持つママさんたちの交流の場にもなっている。 

  子育てに対する経済的な支援も、また充実している。まず①国民健康保険の被保険者が出産する場合、42万円が支給される。②中学3年までの子供がけがや病気で診療を受けた場合、医療費は無料である。⓷生後3ケ月以内の赤ちゃんを持つ家庭は、保健師や管理栄養士、助産婦が訪問し、家族全員のケアーをしてくれる、④乳児検診、1才6ケ月検診、2歳児歯科検診、3才児検診も無料で実施している。 

5.町の発展策も充実―空き家対策や起業も

    ところで、「町が年々高齢化して行く」といった状態では、住民の幸福感は生まれない。高齢化の著しい鳩山ニュータウンの活性化のため、今日のニーズだけでなく将来のニーズを考え、基本計画を作成し様々な事業を展開している。2014年には閉店した日用品販売店舗の跡地を町が買い取り、鳩山町コミュニティ・マルシェを建設、次の5つの窓口活動が行われている。

   移住推進センター約80㎡(空き家バンク) 増えつつある、売りたい・貸したい空き家の登録をし、HPで宣伝し移住希望者の相談に乗る。現在だけでHPには10の空き家物件が紹介されている。

   ふくしプラザ約140㎡ 地域福祉活動、ボランティア活動、各種相談活動、地域見守り活動の拠点。無料で利用できる。

   まちおこしカフェ約110㎡ 地元での起業、地元振興に通じる各種取り組みを支援。地元や提携市町村の特産品の販売、これ等を原料とした飲食物の販売・提供を支援。

   シェア・オフィス約70㎡ 全部で8室あり、仕事や学習の場を提供し、物つくり等の起業を支援。1か月の継続利用も可能。

   研修室40㎡ 各種資源を活用した多世代の活躍を促すための、各種研修会を開催する場。

   その他約346㎡












写真④⑤ 数百点もの町民のオリジナル商品がカフェを取り囲む

 マルシェを訪ねると広いカフェがあり、この施設で開発された各種ケーキがずらり並び、客席のあちこちに1~4人組の客がくつろいだり会話を楽しんでいる。そして客席を取り囲み、地場の野菜の直売コーナーもあれば、各自の家で制作し持ち込まれた数百にも及ぶアクセサリー、バック、衣料等が所狭しと並んでいる。売れ行きの方はパットしないように思うが、趣味で始めたものを商品化し、起業に結びついていく入り口として貢献しているように思う。奥の福祉プラザの席には、地域の安全を守るボランティアの人が10数人も休憩していた。

6.兼業農家を支える農産物直売所

すでに触れてきたが、兼業農家中心の地区であるが、新たな農業参入にも力をいれている。それが「担い手農業者育成塾」である。原則として18歳以上60歳未満で基本的な農業知識を持ち、研修修了後に鳩山町内で就農する意思がある人を対象にした農業経営技術研修だ。2年間の研修中に有機農法による水稲・野菜などの種まき・育苗から収穫、出荷調整までを学べる。(市発表文書より) 

また鳩山町はトカイナカ(都会と田舎の交わる地区)であり、こうした立地は農産物販売所の適地でもある。消費者が来やすく、生産者としては市場ルートの大量出荷でなく、少量出荷がしやすい。早朝出荷すればよく、兼業体制でも乗り切れる。




写真⑥ JA埼玉中央の鳩山農産物販売所



写真⑦⑧ 町営の上熊井農産物販売所 

地元の南はずれにはJA埼玉中央の鳩山農産物販売所の鳩山支店がある。9:30~18:00時の営業、売り場面積200㎡、駐車50台。出荷者は80人程で、美味の会の加工品、うどん弁当、赤飯、田舎寿司など個性品が販売されている。地場産のお米も5キロ1,400円からと安く、精米してくれたもの購入してきた。 

いま一つはやや山手にある鳩山町上熊井農産物販売所で、愛称「ちょくま」である。町の条例で運営され、管理者は各地の異なるニーズを開発し、多数の企業を傘下に持つ株・グッドスタッフという会社。9;00~17時の営業で、60台の駐車。出荷者早く80人。特徴は売場スペース200㎡のほかに、農業の6次産業化の要請に沿うため、8~53㎡の加工場4部屋を持ち、利用料を払えば利用可能。加工だけするなら1時間700円、加工と直売所での販売をする場合は1時間500円。保管庫も豊富でこれも廉価に借りられる。外にも360㎡のイベント広場もあり、車1台6,000円を払えば、広場でイベント的な販売もできる。 

管理主体を担う株グッドスタッフは、様々なニーズにこたえる実務コンサルタント会社とも言え、人材派遣会社も含め数十の系列会社を持っている。運営は運営のプロに任せる・・・が町の方針のようだ。だから、運営もユニークである。買った品をその場で食べられるイートインの広いコーナーがある。

ニュータウン住民を支えるのがコミュニティ・マルシェなら、農業者を支えるのが農産物直売所だ。なぜなら、兼業農家は自家用の消費も考え、少量・多品種栽培をしている。市場出荷と異なり葉物でも10把、20把の出荷が可能。夕方収穫し夜や、早朝にパケージをしておけば、朝は直売所に行、前日の売れ残りを引き取り、新しい品の値札を作り決められた各自の陳列台もでき、大規模出荷の市場出荷よりも、小口の出荷ができる直売所が向いているからだ。

以上見てきた通り、鳩山町は町と町民が「こうしたい」と思うことを、次々と実践してきた。町の広報誌も4ケ月分を読ましてもらったが、2022年11月号では4ページにまたがり「交通事故継続日数5000日達成」の特集が組まれ、12月号では2ページの「鳩山町独自の支援事業」、2ページの「はとやま祭り」の特集、2023年1月号では5ページの「鳩山中学校生徒の紹介」の特集が、沢山の写真入りで紹介されている。町民全員が読みたくなる内容なのだ。皆が町の行方に関心を持ってこそ、思いやりの気持ちも生まれ、一体感による幸福感も増大する。私の住む入間市の広報誌が、連絡事項のオンパレードというのとは大違いである。ここらの違いを入間市は大いに反省しないと、市民の幸福感の増大は不可能である。

7.幸福度の未来にかげりも!

この鳩山町の幸福度にも、「かげり」がないとは言えない。幸福感を支えるものに主体的な経済要素(主に所得)があるが、それを取り巻く他動的な環境要素もある。大きく分けて①自然環境、②通学・通勤環境、③買い物環境であるが、①②は今後も変化が比較的に少ない部類だが、⓷は大きな変化が予想される。

高齢化すればするほど、毎日の食に楽しみを求め、生鮮好みの小刻みな買い物もする。ニュータウンについては、食料品や日用雑貨に強い「頼れるショッピングセンター」と言えるものがない。西友は売場面積580㎡、レジ4台、駐車場44台の小型のスーパー。そのうえ丘の頂上部にあり、徒歩や自転車での買い物が困難なエリアが多い。ために、これまでは車で2~3キロほど先の超大型のスーパーであるベイシアや、坂戸方面のスーパーに車で流れる人が多かった。このため人口減少もあって(17年間で27%減)、西友の向かい側にある10数軒の専門商店街も斜陽化野の一途をたどってきた(6軒はシャターを閉めている)。

ニュータウンのばあい、宅地分譲が開始されて以来すでに50年。40才以上で家を建てた人も今では80才以上。30才以上で建てた人でもすでに70才以上。運転免許の保有率となると、全国平均の話だが80才以上の男子が45.6%、女子となると5.5%だ。これは50~60代の男子の保有率約95.0%、女子の保有率約64.8%の各1/2位下、1/11以下という数字である。今後、買い物に不便な家庭が急増してしまう。事実、ニュータウンのわずか数人に聞いただけだが、「西友の存続を心から願う」「野菜他生鮮品の良いものを求め、コモディ・イイダなど他所に流出しているが、車に乗れなくなればどうにもならない」と不安をはっきりもらしていた。

私は50年近くスーパー関係のコンサルタントをし、20都府県の計350地区でスーパーの出店調査もしてきた。東京八王子の丘陵地帯に林立した古い高層団地地区では、今から25年以上前に高齢化による消費の減少でスーパーの撤退が起き、「どうするか」と心配で一杯の地区が多数あった。鳩山町も「令和6~10年問題」ともいうべき高齢化問題が深刻になる。いま65才以上の高齢者の割合は、すでに人口全体の46.%に達している(令和5年3月1日)。5年度の末には50%前後になる。

配達主体の生協もコープ未来、パルコープ、生活クラブ生協等と複数ある。この生協を併用するのも一法である。しかし青果・鮮魚・精肉・惣菜といった生鮮4品は、品目の選択幅が狭く、かつ「生きのよさ」を得るのは難しい。とすると西友ストアーに生鮮の強化をお願いし、同時に生鮮主体の移動販売や宅配の機能まで担当してもらい、移動販売車や宅配のバイクは町が保有し、リース形式にして全町を対象に運行、収益の上げやすい体質の店舗を作るといった創造性が求められる。

ご意見があれば御寄せください。本欄に追加掲載をしても良いのであれば、

そのように書いてください。メール: jkondou@biscuit.ocn.ne.jp        近藤