食品加工と言えば製茶も含まれ、金子地区には沢山の製茶工場があるが、大字の仏子や野田には茶畑がなく、製茶工場はない。こうした中で仏子・野田にある株式会社・鈴木醤油店は、仏子・名田地区の唯一の食品加工場と思われる。
現在の社長の鈴木昭二さんは4代目だそうで、「100年の歴史があるが、起業した正確ないきさつや時期は不明」とのこと。しかし現在も直径180~240cmもある古くからの仕込み樽が10以上あり、天然醸造の丸大豆醤油が作られている。
写真① 商品のラインアップ
品目
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容量
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天然醸造丸大豆醤油
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瓶 500ml
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天然醸造丸大豆醤油
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ポリ 1L
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天然醸造丸大豆醤油
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瓶 1.8L
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天然醸造丸大豆醤油
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ポリ1.8L
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丸大豆再仕込しょうゆ
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瓶 360ml
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こだわりは何か。①大豆はカナダ産だそうだが、非遺伝子組み換え認定品のみを仕入れる、②醸造には小麦も必要だが、地元埼玉産の小麦を使う(大豆6対小麦4ほどの使用割合)、③精製塩でなく原塩を使う、④天然醸造で2~3年かけて熟成させる、⑤一部機械を使うがほとんど手作業である。市販の大量生産品は、レッテルにも表示されているが、大豆の油脂を採った搾りかすが利用されており、ここが大きな違いである。
さらに「丸大豆再仕込み」(写真前列の左)」は、醸造して絞った生しょうゆに、再度丸大豆と小麦を加え仕込んだ(二度醸造)、最高級の手作り品で、うまみ成分をたっぷり含んだ豊かな味である。
価格は表のとおりだが、ネットに出てくる他所の天然醸造ものと比べ安めである。いたずらに宣伝費を掛けず、なじみ客中心に販売しており、合理的な安さを実現している感じである。
立派なのは、まったく宣伝をせず商品に馴染んだ昔からのお客さんを大切にし、電話注文にしたがい宅配で個別に販売していることだ。店にしても地味・・・写真のとおりの店カマで、見本の品を置くだけ。今日のご時世では、中身が伴わない品を、大手のポータルサイドを利用し高く売り込む例も多いなかにあって珍しい存在である。
写真② 店舗の前面
仏子地区の人は、ぜひとも珍しい地元商品としてギフトを中心に鈴木醤油の商品を利用して欲しい。ギフトはオリジナルな地元商品が最も喜ばれるものだ。そのうえ醤油は必需品で、貯蔵もきく。いくらもらっても無駄にはならない。写真③のように美しい化粧箱も用意されている。丸大豆と書かれた箱には500mlなら8本入るそうだ。配送は正確さを誇るヤマト運送の宅急便だ。仏子近在については、金額によっては自家配送もしてもらえる。
写真③ 美しい化粧箱
写真③ 美しい化粧箱
配送費や化粧箱代を含む商品代は、天然醸造丸大豆醤油500mlが4本、丸大豆再仕込みしょうゆ500mlが4本入りのセットとして4千円をやや超える程度で(配達地域によりアップ)、ちょうど手ごろなギフトである。
住所:入間市大字野田709-1 中橋を渡り100m先を左折しすぐ左手
電話:04-2932-0555 株式会社 鈴木醤油店(配送希望や正確な商品の本体価格が知りたい場合は電話で!)
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