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2024年7月4日木曜日

クローバーは庭地の「両刃の剣」

 

            一度、粗く引き抜いた後に再び生えた姿なので、きれいな円形ではない。

 地域の清掃デーの際、芝地のクローバーを抜いていたら「花(シロツメ草)が咲いているので抜かないで」の声があった。場所が雑草地であれば、クローバーは繁殖力多盛なので、カバー植物として広げれば確かに雑草対策になる。 

 だが芝地の上のクローバーは、繁殖力多盛で時に芝を駆逐してしまう。また繁殖力が強すぎ、花の時期を過ぎると腐れが生じ、特殊なガスを出すためか茶褐色に枯れあがり(私は自滅現象と呼ぶ)、美しいとは言えなくなる。ひとつ、時期を置いて観察してほしい。牧草地では牛が上部を食べるので、こうした過繁殖をせず、いつもきれいなのだ。 

        やはり根まできちんと抜いていないと、このとおり芝地を消し去り繁殖

芝地を維持したいと思えば、クローバーは繁殖の初期に、カッタ―や塗装につかう金属のヘラなどで、土中深くの根まで切断し掘り出す必要がある。たいがいクロバーは芝地に30cmほどの円形を作っている。中心の根株から6~8本もの地下茎を四方にのばすため、円形になることが多い。元の中心となる根を完全に掘り出し、土俵を四方に伸びた茎も引っ張り出して丹念に除く必要がある。 

 クローバーは根に根粒菌というのが宿り、空気中の窒素を固定する。このため地下茎まですき込めば、土壌が肥えるので重宝な草である。が、やはり芝地にとっては大敵なのである。


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