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2018年7月26日木曜日

芸達者は入間市社会福祉協議会に登録を!

老後におけるボランティア活動の勧め!

高齢化社会である。定年後も人生は長い。自身が楽しく、かつそれが人に喜ばれるならさらこれに勝る人生はない。皆さん方の多くが何等かの芸を持っているのでないか。この芸について最低2~3人を束ね、ぜひ入間市社会福祉協議会に登録することをお勧めする。老人ホーム、ディサービス、障害者施設、地域の自治会など、多くの組織では、芸能ボランティアを募集していて、皆さんの芸を待っているのだ。

平成30年8月号のボランティア情報誌「みんなの手」を見ても、4つの施設で芸能ボランティアを募集している。入間ボランティアセンターの住所:豊岡4-2-2 電話04-2964-0486

芸と言っても様々・・・アコーデェオン、ギター、ウクレレ、マンドリン、ハーモニカ、花笛、太鼓等の演奏、腹話術、人形劇、影絵、ダンス・・・演奏は施設利用者と一緒の歌声のサポートを可能にするし、聞いてもらう、見てもらうという立場でもよい。どうしても1人でやろうとすると無理がある。準備役、進行役なども必要であるからだ。3人いれば、だれか1人が休みの時でも補いがつき、3人以上が理想だろう。

 自治会の集会、公民館、図書館・、アミーゴ・等に顔を出していれば、必ず同じ趣味の人に出会うもの。私もアミーゴの演奏会を聞きに行き、たまたま休憩時にギタリストのHと立ち話。その後2人3脚で、老人ホームとディサービスで歌声のサポートを始め、すでに丸2年。これらの施設で約100回のサポートをこなした。月5回ほどのペースである。他に1人のギタリストの方にも25回ほど協力をいただき、さらに1人の助っ人もいる。なお上記100回のほとんどは2人で開拓した先だが、協議会から推薦いただいた先も数件含む。・・・ということは、希望する施設が非常に多いことの証である。

わたしは雑誌社を6年でやめ、以後フリーのコンサルタント人生50年・・・仕事人間できたため、これといった趣味は持ってない。歌が好きだといっても音符も読めない。若いころ、歌声運動が盛んで、この時代に慣れ親しんだ古い歌しか歌いこなせない。このため、ある意味で老人の皆さんと共通の土俵に立てる。演奏の途中や終わってから「古い懐かしいメロディを歌えて本当にうれしい」と、涙してくれる人も多い。

Hさんはギターだけでなく歌も得意。さらによく本も読み、映画にも通じており、歌の合間を利用した曲に関連した話も上手である。このため、私はHさんの伴奏や歌に合わせ、集まった人と一緒に歌えばよい。問題は裏方でやることがいくらでもあり、「2人3脚」とは良い言葉である。楽譜の印刷・追加、その日歌う曲目のカード作り、マイクやマイク・スタンド、譜面台、アンプなどの運搬、Hさんが弾くギターや本人の輸送などである。一緒に歌う老人の方は20~30人。110ページの歌集の30部となると、リック1つに手提げ1つ分ある。これを駐車場に運ぶだけでも実は大変。その前に、リックや手提げにいれてから密閉しアルコール消毒もする。

要は老老介護も必要な高齢化社会が足もとに来ている。これらを国家予算で済まそうとしたら国家予算は早晩破綻してしまう。元気な老人は自分にあった方法で社会に役立っていく必要がある。わたしは雑誌記者の出身・・・このため文章は下手だが書くことが趣味である。このためここ30年は必ずHPやブログの枠組みをプロに頼み、実用的な内容の文章をおよそ500点書いてきた。あくまで、これもボランティア活動の位置づけである。

6年ほど前からのブログのタイトルは「農業・商業お助けマン」であり、3年前にこの「仏子地区の再発見」を立ち上げた。両者合わせたアクセス数は今現在120,000件である(ロシアからの異常アクセス除く)。最高のアクセス数は『農業・商業お助けマン-農産物直売所の売れるレイアウトと陳列」で、8,053件で、単行本ならベストセラーになる数字だ。(2018年7月26日現在)。以上で専門分野がバレ、恥ずかしい次第だ。芸事だけでなく、仕事で磨いてきた技も、また役立てることはできるのだ。

定年退職したら家にこもるのでなく、新たな仕事に、ボランティア活動に大いに生きがいを求めるべきで、それが自身を若く維持する秘訣と信じる。わたしは81才だが、毎週3日は朝4時間ほどのアルバイトに出て、9時30分には家に帰る。毎日、昼食や夕食後に計4時間ほど昼寝もしている。時間的には充分余裕がある身で、もう一つ居住している団地の花と芝生の管理というボランティア活動も6人ほどでしている。団地の人々にプレシャーを与えないよう、雑草抜きなどの作業を朝の7~8時に行うばあいも多く、98%の人は芝生の雑草を誰が抜いているかも知らないはず。きれいな澄んだ空気の中で黙々と雑草抜きをし健康に役立てば、他人の評価に勝る収穫だと思っている。

報酬について(追記2019・11月)

最後にボランティア活動の報酬問題についても触れておきたい。法人格をもつNPOなどは「活動の持続性のため収益事業も行い、労働報酬やその他必要経費はもらいなさい。その代わり利益を分配することはだめ」というスタンスである。その他のボランティア活動の多くはまったくの無償か、労力費以外のその他経費の一部を負担してもらう程度・・・というケースが多いのではないか。

ところで、公衆衛生や看護教育で功績をのこした、かのナイチンゲールは「自己犠牲による援助活動は長続きせず、必ず破綻する」と、ボランティア活動の有償化に通じる提言をしてきた。

私どもの歌声サポートも、まったくの無償でスタートを切った。いまも80%まで無償の活動である。こちらからセールスし機会を与えてもらったからともいえる。だがこれが健全な姿かどうか。歌集の110ページ(約100曲)を作るにインク代や紙代がかかる・・・表&裏に印刷し、30部印刷すると3,300枚の印刷になり、この労力は実に膨大。しかし歌集はくり返し使える。演奏の道具、歌集、人などを運ぶのに自動車代がかかる。歌声サポートが終わってあと、次回の歌の選定ほかの打ち合わせとコミにケーションのため喫茶やレストランにも必ず行く。労働費を除いて考えても1ケ月1万円平均の支出にはなっている。

完全無償で月4回をこなしてきたが、月5回、6回と増やしていこうとすると無償は精神的にもしんどくなる。相手先のデイサービスや老人ホームで、帰りに「お茶とお菓子をどうぞ」と出してくれるところも1ケ所あるが、おおくは「ありがとう」の言葉すら少ない。

このためもあり、社会福祉協議会に新規に登録する際、「1回3,000円」という有償化のお願いをした。ささやかな金額だが励みになり、このところ1ケ月に1か所以上の申し込みがあり、有償を当然とする施設も育っているように思う。


2018年6月17日日曜日

仏子入間川土手のアジサイ(紫陽花)ー約150株

   6月を代表する花がアジサイ(紫陽花)だ。仏子地区でアジサイがまとまって咲いているところは、やはり入間川の遊歩道がある土手沿いである。実際に、数えてみたがアジサイが約150株あった。うち20%ほどは額アジサイ系と思われる。

 色は薄紫、ブルー、ホワイト、ピンクといったところ。すでに盛りを過ぎたが、横断幕のように200mほど歩道沿いに群落が伸び、毎年楽しめる。


















 






























  










   ネットの検索によれば、アジサイは日本原産のようだか、その美しさから、世界に広がり西洋の品種も多数開発され、品種の数は2,000種とされる。面白い品種名も多い・・・例えば、ポップコーン、コンペイトウブルー、ダンスパーティー、万華鏡、墨田の花火などだ。いずれも花弁の形や柄を見れば、名前を感じさせるものだ。

 色は土壌の酸性度でも変化し、かつ咲いて後も変化する。このため花言葉も「移り気」「浮気」などもあるがシーボルトが日本に来、て乙女に恋をしたいきさつを表した「女の愛」というのもあ。る。また花の色を調節する成分を調節した土壌も売られているという。

2018年5月4日金曜日

仏子地区の旧・公団系マンションー緑豊かで安くて便利

 仏子と言えば、入間川の流れだけでなく河原や土手が最も美しい地区。南岸の土手の遊歩道はサクラ並木となっており、北岸にはキャンプのできるところもあれば、花火大会、運動会もできる広いグランドもある。西武線の南側には加地丘陵が飯能方面から伸び、山や森林にも恵まれている。子供さんをのびのび育てるのに最適な緑豊かな住宅地である。

 旧・公団系の団地が仏子地区には3つある。

1.     仏子駅から3~10分のところに展開する仏子団地(昭和50年6月建築、328世帯)・・・団地内の道路が広いのが特徴。各ブロック毎に植木に囲まれた広い芝生地があり、広い公園も2ケ所にある。また住民が集う集会場も広い。

写真① 仏子団地ー芝生とクローバーの中庭

写真➁ 仏子団地ー手入れされた植木














2.   仏子駅から8~15分の入間リバーサイド(昭和57年3月築、516世帯)・・・4方を回 遊自動車道に囲まれ、団地内にも遊歩道的なものが完備。大小の公演が4つあり、テニスコート、幼児用の徒渉池もある。ケヤキやサクラ、メタセコイヤの大木、コブシ、ハナミズキ、ツツジ他多種の植木も楽しめる。

写真③ 入間リバーサイドー滑り台やブランコ、徒渉池やテニス場も












写真④ リバーサイドーテニスコートとケヤキ並木












3.   元加治駅から10~15分の元加治団地(昭和52年築、150世帯)・・・仏子団地と似てブロックごとに植木に囲まれた芝地がある。この芝地の管理をプロにゆだねているため、芝生がすこぶるきれいなのが特徴だ。広い公園もあるが、入間川の河原も近い。

写真⑤ 元加治団地-樹木・生垣も豊富











写真⑥ 元加治団地ー広い公園

筆者自身もいま3LDKの上記の団地住まいである。親譲りの家に住み、その後4LDK、4LDKの新築戸建てを転々としてきたが、子供2人が巣立ち、母も亡くなり、平成元年には夫婦2人となったが、4LDKは宝の持ち腐り。物置に使う部屋もあった。団地型の3LDKのマンションに移り、ほっとしている。鍵1つ掛ければ外出でき、垣根や植木の世話をしかなくても、緑が十分にある。付き合いの場を広げたければ、すぐ10ぐらいのサークルがあり、趣味を深めることも可能。多数の目があるから、犯罪もほとんどない。シルバー世代にもやさしい環境である。

写真⑦ 地域全体の財産の入間川土手のサクラ並木

   お値段は築年数や広さも関係するが、駅から近いのに480~880万円と安い。「築43年~36年経っているじゃないか」と言う人もいるだろうが、鉄筋コンクリート作りなら、修繕を繰り返せば「80~100年住宅」と言われる時代。80年短くみても、築43年ならまだ37年住める。家族を持ってからの世帯を考えれば1世代近く住めることになる。中古マンションはお買い得と言える。このため、マンション中心の不動産会社「東日本住宅」のチラシも毎回残しているが、上記3団地の物件広告はめったに載ってない。物件が出にくく、出ればすぐ売れてしまうからだ。

 若い世帯ならまず安いはずの5階建ての5階にすみ、高齢化したらその時は安くなっているはずの1~2階に移る・・・といった方法もある。管理組合の窓口に行けば、色々のアドバイスもしてくれるはず。

 仏子にすめば加治丘陵の緑、入間川で魚釣りや野球、テニス、グランド・ゴルフなども楽しめる。毎朝の散歩にも適した堤防の道、河原の道もある。病院も西武入間病院、原田病院ほか知れば知るほど多数散在している。飲食店はバーミアンを除けばチェーン店は少ないが、食品店は中心部に生鮮品の良いヤオコーや総てが安いビッグエー、やや離れて品揃え豊富なベルク2店がある。ドラッグ・ストアもセイムスほか多数ある。

2018年4月20日金曜日

来客の際は仏子「バーミヤン」-家庭料理の値段

 1年に何回かの来客はつきもの。家庭料理で歓待するのがベターだが忙しく料理を作る暇がない・・・こなときは家庭料理と同一のメニューが豊富で、かつ料金もお安いバーミヤン仏子店に案内すればよい。駅北口から5分とかからない。駐車場も34台、席数も約80席(うち20隻が喫煙積。土日はダメ)とタップリで、年中無休、営業時間10-22時と利便性も充分だ。


 多くの人に好まれる中華系の各種麺類だけで10種あり、お値段は税抜きで499円のバーミアン・ラーメンから始まり自家製チャーシュウの799円止まり。中華系の煮物・炒め物も10種近くで黒豆板醤旨マーボー豆腐や青菜炒めの499円からエビの熟成豆板醤チリソースの799円止まりである。味の評価の高い餃子は一皿6ケで239円である。子供さんに喜ばれるアイス、杏仁豆腐、プリンのデザート類も6品あり199~399円で不足はないはず。

写真 (左)人気メニュー1位で、テレビ審査でもパーヘクトなバーミアン餃子
  (右)人気メニュー2位だが、テレビ審査で非合格になったバーミアンラーメン

バーミヤン全体の人気メニューは以下の通りだが、本年(H20年)3月3日にテレビ放映された。中華料理の一流シェフ7人が採点者として出演し、商品の出来栄えの合格・不合格という形で採点。合格採点人/採点者7人という形で示したのが表の右欄である。「合格」とあるのはトータルとして50%以上のシェフが評価したもの。必ずしも店の人気と、中華シェフの採点とは一致していないことも知っておくべきだ。

1位 バーミアン焼餃子6ケ   239円    /  合格
2位 バーミアンラーメン     499円    3/
3位 チャーハン        499円    /
4位 五目焼きそば       699円   4/7 合格
5位 黒豆板醤のコク旨マーボー豆腐(辛口)  /7 合格
               499円

三元豚と国産キャベツのホイコーロウ 649円 5/7 合格
2種ソース仕上げ油林鶏(もも肉) 599円   7/7 合格
3ワンタンと炙りチャーシュウ麺  849円   5/7 合格

2018年4月4日水曜日

花桃の「源平桃」-赤・白・絞りの美人。3色の梅も(仏子)!


 皆さん「源平桃」を見たことありますか。源平合戦のように赤、白、絞りの3色の花が競うように1本の木に乱れ咲いているのだ。写真は仏子駅から東に向かい、ローソンの脇から曲がり、西武線を越え、少し299号のガード下方向にいったところの住宅の庭に咲いた「県平桃」である。


 1本の木でありながら3色・・・この珍しさもあるが、3色が競うすがたが実に美しい。年によっては白が多かったり、赤が多かったりするようだが、その豪華さは庭木の女王といえるのではないか。すぐ前のお宅ではサクラソウの洋風、和風の鉢植えもやっており、3月~4月は洋風サクラソウがきれいだ。


 赤・白・ピンクの組み合わせでは、同時期の梅もきれいだ。たまたま3色の梅が一緒に撮影できるのが、入間川の上橋(元加治方面)のやや上流の河川敷。パターゴルフのできるグランドの端に咲いている。

2018年3月28日水曜日

外国人(埼玉県)との楽しい共生を図ろう!


1.すでに1/50以上が外人

 埼玉県全体について見ると、表―1の通り平成29年6月末時点で16万人の外国人がいる。これは総人口の2.2%に相当する。50人に1人以上が外国人で、年率9%以上の増加ですぐ40人に1人の比率になる。今や製造業、飲食業などの現場では、人手不足のため外国人なしではやっていけない状況にあり、今後も増加が続くのは間違いない。となると外国人と仲良く、楽しく共生していくことが不可欠になる。

表―1 埼玉県内の在留外国人数  
人数
対前年比
増減率
県人口に
占める割合
 平成29
160,026
9.6%
2.20%
平成28
152,486
9.2%
2.09
平成27
139,656
7.4
1.92
平成26
130,092
5.5
1.79
平成25
123,294
4.6
1.71

 ※平成29年については6月末時点で

 国別の区分では表―2のように中国、フィリピン、韓国、ベトナム、ブラジル、ペルー、台湾、ネパール、タイ、パキスタン・・・といった順になる。私も外国人だけの派遣業の顧問をしているが、昔はフィリピン人が中心だったものが、最近はネパール人が中心になり、西アフリカのフランス語圏の人(黒人ばかり)、バングラデシュやインド人も増加し、中国人や韓国人はいない。派遣先は青果物の加工、パッケージなどで、基本的作業をマスターしてくれれば、言葉の壁もどうにか克服できるからだ。

 息子は長らく飲食業界に関係してきたが、飲食業では中国人留学生が一番多いいとのこと。中国人や韓国人は日本人と肌の色も似ており、非常に割合が高いのに気づかない。留学生は日本語も勉強していて、接客の面で不自由しないからである。

 なお外国人の全人口比率が2%以上の埼玉の市町は、上位から言うと蕨市、上里町、戸田市、川口市、八潮市、本庄市であるが、最低でも0.3%ぐらいで、全県下に外国人は分散して居住している。通勤・通学に便利なで、地元に工場や飲食店の多い京浜東北線、東武東上線などが特に多い。東上線の沿線は不便な立地に工場が多いためか、駅ごとに数社の送迎バスが横付けされ、20人、30人もの外人をピストン輸送している。西武線の沿線ではこうした例はまれで、外国人はまだまだ少ない。入間市の場合、外国人は1,374人で総人口比0.917%である。


2.国別のコロニーが言語の壁を助長

外国人と仲良く楽しく共生していくには、やはり言葉の壁を低くすることだ。日本で3~5年すごした外人でも、日本語の基本用語が1/10ほども分からない外人が多い。一つには、同じ国のコロニーが地域別にできていて、日本人との会話が少なくてもすむためと思われる。スマホも6~7割の人が持っており、仲間とのやり取りも活発だ。はたで聞いていると母国語を中心に、英語もまざり、ごく一部だが日本語も混ざる。また母国に居住する親兄弟、子供とラインでやり取りし、親や子供の写真も自慢げに見せてくれることもある。

英語が結構話せるのは、学校で共通語として学んでいる国も多いからだ。こちらが外国人に近づくためには、ある程度英語が話せる必要がある。私は英語が大の苦手で、日々外国人との意思疎通に悩んでいる。

 表―2 国籍・地域別在留外国人数
(平成296月末現在ー埼玉)

 順位
国名
人数 人
構成比%
1
中国(台湾を除く)
62,948
39.
2
フィリピン
19,169
12.
3
ベトナム
17,262
10.
4
韓国
15,707
 9.
5
ブラジル
7,271
 4.
6
ネパール
4,553
 2.
7
ペルー
3,514
 2.
8
台湾
3,150
 2.
9
タイ
3,013
 1.
10
パキスタン
2,299
 1.
11
インドネシア
2,082
 1.
12
米国
2,003
 1.
13
バングラデシュ
1,661
 1.
14
トルコ
1,476
 0.9
15
朝鮮
1,457
 0.

その他
12,461
 7.

総計
160,026
100.

このため「外国人に日本語を少しでも話せるようになってほしい」と願う1人だ。そこで日本語の初歩的なレッスンにも取り組んできた。日本語の発音はローマ字でするとして、ローマ字の一覧表もつけて、日本語の基本用語についてパソコンの翻訳機能を利用して英語、フランス語、ネパール語に訳したものを配たり、3ケ国語で書いた企業内の簡易ニュースペーパーも2回ほど配たりしてきた。

地域に語学ボランティアがいる場合も多いが、ぜひコロニーごとに、こうしたニュースペーパーを発行、裏面に日本語の基本用語の紹介する・・・といった活動が望まれる。夜や休日に語学教室を開く方法もあるが、「時給を支給する」の条件でないと「疲れているから参加しない」ということになる。私の勤務先ではH30年11月から、日本語のできる程度により分け、月2回とし日曜10~12時の2時間の日本語研修会を開くことになった。立派な日本語の先生が見つかったからだ。だが、会社への帰属意識を高め、社員同士の和を高めるには、やはり多言語で記した社内報も必要だと思っている。

一方で、「日本語を自ら勉強しないと、いろいろの面で損をする」ことも自覚さすべきだと思う。作業の手順や機械の操作を充分理解できないと、身体に危害が及ぶ、病気をしても正確に症状が伝えられない、定期健康診断を受けてもドクターに体の具合を説明できない、食の安全上のミスが生じる(企業に打撃を与え、自身の信用を下げる)、社会保険、健康保険、労災保険などの細かい内容が理解できない、ゴミ出しなどのマナーが理解できず、近隣関係がまずくなる・・・など、マイナス要因は実に広い。観光スポットを回ったり、グルメな日本料理を楽しむといったこともできない。(続く)

    私が具体的にヘルプしてきたのは、1つが部屋の賃貸の仲立ちだ。不動産会社との交渉に立ち会い、より安い賃貸の物件を選択するようにした例を2軒経験した。2つ目は税金、電話料金などの支払いだ。1人のフイリッピン人からは、毎月携帯電話代の振り込みを頼まれ、また市役所、税務署などからの通知を見せられ「なんて書いてあるの」と聞かれる。公的文章も本来、英語、フランス語、その他・・・と用意しないと、親切な対応とは言えない。特に加入が義務となっている年金については、よほど分かりやすいパンフを用意しないと複雑なため理解できない。相手に理解されないまま加入させているのは大問題である。母国に年金制度がない場合、帰国に際し一時金として支払いされるのだが、年金+医療保険などの納付額は、すぐ月3万5千円もになり、「これはきつい。払いたくない」という苦情に接する。市町村に国別の親切な解説パンフがないと、我々では説明しきれず困ってしまうのだ。

 ここ3ケ月、日本語の学習も初めて経験した。ネパール、スリランカなどの外人が中心だったが、超ベテランの先生だったがネパール語やスリランカ語などは一切使わない。日本語のみで通す。日本語の学習に英語やその他の母国語を使えば、日本語を覚える妨げになるからで、同じ机に座った同士で自己紹介を日本語でさせる。数字をイチ、ニイ、サン・・・と10まで言わせる、漢字の人、目、耳、口・・・など象形文字の絵を示しながら分かりやすく教える。つまり、「外国語の分からない私のような人間でも、日本語を教えられる」ことが分かった次第だ。事実、ボランティアによる日本語学校を見学したこともあるが、外人とボランティアが20組も向き合い、マン・ツー・マンで日本語を教えていた。日常用語であれば身振り手振りで話しかければ理解できるものなのだ。



2018年3月12日月曜日

入間川河川敷(仏子付近)の流木対策を!

 ここのところ、妻に誘われ入間川の中橋・上橋間の土手を散歩するが、上橋上流の河川敷に多数の流木や林地のゴミが押し寄せている。岸辺の美しさを損なうだけでなく、再度台風でも来れば下流のどこかで橋げたにたまり、増水を促進したり、堤防や橋をこわしかねない(写真①②)。
         写真①上橋上流部の河川敷は流木他で一杯

         写真②中橋から上橋に至る遊歩道から見た流木

 問題は上流部の名栗川や成木川の水源地となる山々には、樹齢50年を超えるスギ、ヒノキが沢山育ち、間引かれて切り倒された木がそこら中に転がったままになっていることだ。山は急峻で、大雨が降れば間伐木や地表にたまっている森林ゴミ(木の枝、竹、笹等)が川に向かって落ち、流れくだる。林野に携わる林業家や農家も高齢化し、作業する人がいないことも大きな理由である。山から切り出すにはトラックの通れる林道が必要だが、青梅や秩父の山は急峻でこの林道が整備されていない、ここにも問題がある。

筆者は平成15年に環境小説ともいうべき「成木川の早太郎」を発刊し、間伐材の林地捨て置き問題を世に問うた(本はすでに絶版のため、別途このブログで紹介予定)。地元の青梅市役所にも本を差し上げた。このとき一時的に左右の端に数本づつ杭を打ち、この杭に横倒しの間伐材を6~8本ずつ?横置きして引掛けるようにしていた。最近確認すると、写真③のように立木に伐採した木を引っかけるようになっていた。これも一つの流木防止になるが、森林の広さをからするとごく一部ではないか。
写真③④成木川の上流の荒れた林地

皆さんも大型台風のあと、ダム湖の表面を流木が覆った写真を新聞やテレビで見たことがあるはず。これを除くとなると膨大な労力と金がかかる。

流木の問題は、まさに日本の林業問題でもある。戦後の復興期に沢山の木を伐り、はげ山も生まれ、昭和30年代にはこれを回復するためスギ、ヒノキの植林が奨励された。お陰で日本は今も国土の68.5%が森林面積。これは世界17位のレベル。先進国で日本より上位にあるのは10位のフインランド、16位のスエ―デンだけである。森林は沢山の炭酸ガスを吸収するし、水を貯え豊富な灌漑水や飲み水を提供してくれ、すこぶるありがたい存在。おそらく日本ほど水道料金が安く、水を自由に使える国はないのでは。

だが困るのは、木材資源としての森林である。安い輸入木材が増えたり、集成材やコンクリート建築が増え、どちらかと言えばヤワなスギ材の需要は低迷(最近はやや伸びている)。国産木材の価格は低迷してきた。このため日本の森林は切るに切れず伸び放題。途中陽当たりをよくするため1部の木を間伐するが、間伐材は値も安く運び出す労力費が出ず、間伐木は林地に大量に捨て置かれているのだ。

少しでも木材価額を安くし、輸入木材と競争できるよう農水省では50ha、100haを持つ地つきの大型林業者を育てる一方、委託を受け樹木の伐採、道路づくり、運搬を大型重機で行う林業企業体の育成をいま推進している。

市民としてできることは、①地元産木材の良さも認識し(地元の木材を使えば、気候風土に適した家ができる)国産材を大いに使う、②森林体験や林地で遊べる場を林業者とともに作りるとか、木工品(置物や椅子など)を造るとか、③シイタケ栽培をするとかし林業者のプラス・アルファーの所得向上を促す、④バイオマス発電で地域の電力をまかなう(欠点は木材の持つ熱量の20%ほどしか利用できないこと)。⑤ボランティアとして流木などのかたずけをする・・・ことが必要ではないか。そうしないと、いずれもともっと荒れた入間川の河原になってしまう。実際は一刻も猶予できないほど森林は荒れているのだ。

    仏子や飯能エリアの入間川を所管するのは、埼玉県飯能県土整備事務所河川砂防担当・・・という長い長い名前のお役所だ。電話で改善策があるか否かを聞いたが、「美観面の対応策を取ることは、仕事に含まれていない」と言う。流木対策を考える部局はないことになる、土砂同様、流木が土手や橋を壊す例が各地で起きている。流木が橋に引っ掛かり、流れを止め水害を起こす例もある。流木を流砂と似たものとして扱う必要があるのではないか。

    なお私は2003年に小説「成木川の早太郎」(魚のハヤの世界を擬人化し、間伐材の放棄問題の提言)を執筆。静岡県の教育委員会の推薦図書に。入間市中央図書館に寄贈本1冊あり。