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2023年6月17日土曜日

団地公園スズメの砂浴び・・・ボール状穴無数

          

  写真① 沢山の真円の野球のボール大の穴

 写真①をみてください。これはマイ団地のなかにある砂場なのです。この画面の中に、12ほどのクレーターもどきの穴があるのです。やや崩れかけているので、感じがつかめないとおもいますが、野球のボールが半分めり込んだ真円の穴です。 最初、見つけた時はアリジゴクが蟻を捕らえるための穴だとおもいました。ですが、もっと大きく、かつお椀のような角度のまん丸い穴です。しかも写真⓶でも明確ではありません。黒くみえるのは太陽に向いた土手の陰で、実際は磨きがかかったマン丸の真円です。はて、何でしょう。 


 写真⓶ 穴の暗い部分は土手の陰。丸い穴が広がっているのを想像ください

 これはスズメが砂浴びしたあとなのです。砂場は猫が侵入し糞尿をしないよう周囲は白ペンキの鉄線の囲い、上部はヒモ状のネットの囲いです。横の鉄線は、スズメが通り抜けるに充分な幅です。ために、人気がないと数羽でやって来て、体についた虫や汚れを落とす「砂浴び」を盛んにやるようです。バタバタと羽を浮かし1回転どころか数回転することもし、きれいな真円の穴になるようです。 

花壇の中でも土が乾いたところで砂浴びをするので、困る存在でもあります。いつか砂浴びの現場を見たいものですが、警戒心が強く枝葉で身を隠しても見るのは困難なはず。


2023年6月1日木曜日

入間市の茶園スタンプ・ラリー6月19日(令和5年)まで

   入間市役所に行けば「お茶屋さんスタンプラリー新茶」という印刷物がすぐ発見できるが、そこには「6月第1日曜は狭山茶の日!狭山茶を皆でもりあげよう!」とある。

  面白そうな企画。1~23番までの茶園が入間市地図上に掲載され、写真の下にある枠に23のスタンプを押してもらえば、完全踏破記念証がもらえ、10名様にはJCBギフトカード5,000円分がもらえる。スタンプ5個でも5個賞として20名に限り狭山茶詰め合わせセットがもらえる。応募期間は令和5年5月15日~6月19日まで。 

 私も自動車で早回りしてみたいと思っているが、のんびり徒歩、自転車でまわるのも、狭山茶の理解を深めるうえでは成果が大きいと思う。 

 1~16番までは青梅入間線( 通り)と霞川の沿線部で、12は工業団地、13は仏子駅寄りとやや離れているが、自転車でも楽に1日で回れる。17~23は武蔵藤沢の不老川沿いだが、昔からこの地区に茶畑が多かったことを、改めて知った(まだ仏子に住んで22年)。こちらだけなら自転車で半日で回れる。 

 ラリーにぜひ参加し、地元茶業者とも親しくし、狭山茶のPR役になれれば、市の発展にも貢献できる。是非ラリーをしてほしいものだ。私ももとはといえば、JA系「家の光」の記者。だが5年の記者生活のなかでお茶の取材なし。お茶音痴で、この機会に勉強したい。そして、発信もしてみたい。

2023年5月22日月曜日

赤い羽根募金のベンチ旧3台(入間川土手)の更新を!!

皆さんからも要望を出してください!!

写真① 正常な形のスカイブルーのベンチ(一部軽く再塗装)

 仏子地区にある入間川土手の遊歩道には、ベンチ4台が点々と置かれている。そして散歩やジョギング、買い物ついでの人、外部から来られるハイキング客などの、しばしの休憩や懇談の場所になっている。ニーズは高く、今回わたしが塗装していると、4人もの方が足を止め励ましてくれたほどだ。  

 このベンチは市の社会福祉協議会が「赤い羽根募金」の一部を当て設置しているものである。毎年ある台数を作り、地域ごとに古いベンチと入れ替えると聞いている。・・・だが残念ながら、遊歩道にあるベンチの1台は3年ほど前に新しいものと交換されたが、他の3台は古いままで、3枚からなら敷板の端は腐って崩壊し始め、敷板の一部は表面2~3ミリがそげ落ちたりしている。おそらく15年以上も前に設置されたためだ。表目に薄く苔やカビも繁殖し、新聞紙でも敷いて座らないと、ズボンやスカートも台無しになりかねない。

 
写真⓶ 表面は塗装しても平らにならないほど凸凹。敷板の1枚は鉄線入り紐で固定。しかも新品の板と誰かが交換してくれている

このため、2年ほど前に別の用事で市の社会福祉協議会に行ったさい、「3台新しいものにしてくれ」と要望を出したが、その後も変化なし。しびれを切らし新しい1台と同じスカイブルーの塗装を施した(本来はマリーンブルーだが、この色の塗料は販売されていない。空のほうが薄いブルーのはずだが、ペンキでは海のほうが薄いブルーだ)。 

ベンチは遊歩道の南側に置かれ、300mもの花壇になっている土手の南斜面に、背もたれが張り出す姿で設置されており不安定。危険性を感じたボランティアの姫野さん(最近、故人に)が、太い鉄管を打ち込み安全を確保してくれており大助かりなのだが、こうした補助工事もあるため、交換がされないのだろうか。

 




写真③ この通り、花壇のある斜面に張り出して設置され不安定

市の観光行政の一貫として「入間川の遊歩道」の看板も設置されている。観光行政の面でも、3台のベンチの取り換えは必須である。是非皆さんも市社会福祉協議会事務局(電話04-2963-1014)に3台のベンチ交換の要望を出して欲しい。

2023年4月19日水曜日

日本人のすばらしさと弱さ―弱さの自覚と大谷翔平

 

                           礼儀正しく、順番を待ってきちんと行列もする。

野球のWBCやサッカーのワルドカップを通じ、日本人の①事後の会場や選手控室の清掃・整理整頓のすばらしさ、②対戦相手や仲間、観客への礼儀のすばらしさ、③選手の練習の徹底やその指揮者の科学性のすばらしさ・・・などが評価された。 

 だが日本人といっても、スポーツ選手とその観客への尊敬に酔いしれているだけではダメだと思う。日本人全体を必ずしも含んでいない。観光面でも「日本はどこも清潔」「日本人はどこでも親切にしてくれた」と評判。ただ清潔といっても「ガードレール」など公共物になると予算不足で行政も手を出さずサビや苔、落書きで実に汚い。また個人は「あれは公共物だから」とだれも美化に手をださな。外人への「親切」にしても、5人に1人が人助けに積極的だと外国人は「全体が親切」に思える。現実には誰にも助けてもらえず、不安のどん底にある母子家庭や病人1人の生活者も日本にはざらに存在する。また外国人対しては、語学に不得手な日本人は質問されても「困った、困った」と逃げ、実際には親切さがあっても、行動が一致しないこともある。手真似足真似で、どうにか質問に答えようとする「積極性が不足」な日本人は多い。 

下記は身近で使われる格言のほんの10例だが、日本人の持つ弱さを現わすものが多い。格言は世渡りのコツをあらわすものが多く、たいがいは「個人が得になる選択」を教えている。ということは「社会全体とすれば損になる選択」という側面が必ず隠されている。 

1.    赤信号 皆で渡ればこわくない

2.    石橋をたたいて渡る

3.    和をもって尊とする

4.    出る杭は打たれる

5.    寄らば大樹の陰 

6.    長いものに巻かれろ

7.    触らぬ神に祟りなし

8.    知らぬが仏 (やや異なるが:知らぬが花)

9. 沈黙は金なり

10. 衣食足りて礼節を知る

 例えば最初の「赤信号、皆で渡れば怖くない」は、約束ごとの青信号を無視し赤信号でも多数が渡れば、自動車等が突っ込むことはなく安全・・・ということ。これは中国ではやった言葉で、日本ではすでに死語に近いとされる。しかし、赤信号を選挙の「無投票」(民主主義の破壊)とすると、現在のように「選挙に行かなくても、それが多数ならば個人の名誉も失墜せず、自身の立場は安泰」との考えが広がり、ますます無投票が増えているのが日本ではないか(衆議院選挙を見ると昭和42年に無投票26.0%だったものが、令和3年では44.1%に)。面倒で、かつ自分の損得に直ちに関わってこないものには無関心・・・これも日本人の負の特徴である。 

 「石橋をたたいて渡る」は物事に対し、慎重のうえにも慎重に当たることだが、なかには「たたいて、なお渡らない人」も多いのが日本人である。慎重すぎれば、科学技術や経営における革新を阻む要因になる。 

 「和をもって尊とする」は、集団の各人が仲良く団結してこそうまく行く・・・の意味だが、反対の極にくるのが「出る杭は打たれる」ではないか。和を優先するあまり各人が批判めいたことを一切言わない。外国では「ずばずばと本音を主張する」のが当たり前の国が多い。本音を言わなければ、暴走や独裁も生まれ、組織の発展を阻んでしまう。シャンソン化粧品バスケット部員の大量脱退騒動なども、その一例である。 

もめそうなことには意見を言わない、態度を示さない・・・姿は、「知らぬが仏」「沈黙は金なり」「触らぬ神に祟りなし」にも通じるものがある。和は各人が自由にものを言える雰囲気や、もめごとにも積極的に参加する中で、形成されなければならない。多くが人が持つ従順さは、日本人の大きな欠点とみなすべきである。 

「寄らば大樹の陰」は力のあるものの傘下にいれば、身が守られる意味だが、「長いものには巻かれよ」とか「虎の威をかりる狐」に通じる。金の力、会社とか団体の権威の力から解放されることのない、一部日本人の短所でもある。やはり一人一人が勉強と実践を通じて個を磨き、1人1人がそれなりに自立した人格になっていくことが重要なのではないか。 

「衣食足りて礼節を知る」とは経済的にも満ちたりてこそ、礼儀も保てるとの意味だ。これは実態をよく表し、個人の損得と関係していない。一方で「武士は食わねど高楊枝」という諺がある。武士はたとえ貧しくとも、充分食べているかのように楊枝を高くくわえ威厳を保て・・・との意味だ。こちらは理想像を示し、私もそうありたいと努力してきた者である。自由業を長らく続け収入は不安定、時にお祝金、弔問金を考え、金銭的な礼を尽くせぬことも多かった。日本人は、礼節の面ではこだわる人が圧倒的に多く、WBC等での大谷ほかの選手、応援団の評価が高いのも当然である。 

ところで日本人の礼節へのこだわりは、徳川260年のなかで形成されたように思う。戦国時代であれば知略や武術に強けたものが評価された。ところが、戦争のない徳川時代では術に長けていても役立たず。武道の道の部分→礼儀作法の良否→人格が人を動かす力となる・・・との理解が進み礼儀がより重視された。この流れは町民にも伝わっていったのでは。明治以降は、特に体育活動の中でこの礼節が重視され(柔道・剣道などは礼に始まり礼に終わる)、スポーツをやる人は礼儀をより多く身に着けてきたように思う。大谷翔平さんはスポーツマンの親や兄弟からも多くを学び、その頂点にあるのでは。


ご意見があれば御寄せください。本欄に追加掲載をしても良いのであれば、

そのように書いてください。メール: jkondou@biscuit.ocn.ne.jp        近藤


2023年4月14日金曜日

黒紫のチューリップ&球根の色テープ

 

 私の管理する3つの花壇では、白→黄色→赤系とチューリップの花が咲き、最後の4月上旬~中旬になって黒紫のゴージャスな花が咲いている。咲く期の差は、あるいは球根の収穫期のずれかもしれないが、品種的な特性のようにも思う。



 

 














  

  

   

   いずれにしても、花の色とすれば気品に満ちているが、昆虫類に目立たない色。最後に咲き、虫を無理なく招き寄せているようにも思う(とは書いたが、ミツバチは黒いものを狙うと言う)。今年一斉に球根を収穫し来年植え付けたら、正しい結果が分かるかも知れない。

  なお、もともと黒紫の品種で八重のものがあり、「ブラックヒーロー」と呼ばれているようだ。是非見たいものだ。

 新発見 チューリップに関係した話だが、1球売りの球根には時に花の色をイメージするテープが巻かれている。このテープをはがさず植えるとよい。なぜなら球根が大きくなってもテープはその分伸び、開花後に掘り上げたときにも写真のとおりしっかり巻きついている。ために、翌年植える時に色を考慮することが可能になるからだ。


2024・4・20 今年も黒紫のチューリップは他の色が開花を終えた4月10日過ぎてから最後に咲いた。やはり遅咲きの品種のようである。

2023年4月3日月曜日

芝地のカラスノエンドウに注意―花のうちに除去

 

 今年は3~4月にかけ、我が団地の芝地にカラスノエンドウが大繁殖。昨年実をつけたものが、四方に飛散し「今年の大繁殖」を招いたに違いない。エンドウといっても、「カラス」の字がつくくらいで鞘が黒く、緑の芝地で実をつけると不調和で不気味。このため昨年一生懸命実の段階で、茎ごと除いたが、時すでに遅し。 

ことしは、3月中旬に清掃員さんが根本から刈ったのに、下旬にはまたまた5割くらいの背丈まで伸び、再刈込みを清掃員さんがしてくれた。2回ともに花が開いて間なし。グッド・タイミングである。 

いずれにせよ、私も暇があれば美しい花だけでも丹念に摘もうと思っている。実をつけさせてしまったら、来年はまた数倍も発生するからだ。実地に調べてみると一株に10ケほどの花をつけ、一鞘に約10ケの種を持つと見られる。とすると、ほっとけば来年はまた100倍返し。実際、この1年の経過を見ると、昨年の100倍ほども増えた気がする。花がきれいだと、ほっと置いてはとんでもないことになる。

写真:団地敷地のはずれ40Mほどで、45リットルのゴミ袋2.5杯分のカラスノエンドウがわずか2時間で取れた。種子にして楽に1万粒は超え、来年に大きな影響を与えるはず。

   花のうちに抜き、翌年の繁殖を抑えるべき雑草はほかにも多い。近年、大繁殖中のカタバミ、クローバー、裏白ハハコクサなどもその類である。

2023年3月26日日曜日

関東一の農産物販売所か?所沢の「食の駅」

  入間市からはやや遠いが、埼玉県所沢市下富字駿河台に「食の駅」という大規模な農産物直売所がある。新所沢駅北側の踏切を越え3kmほどの郊外地だ。誕生は平成26年11月19日。私の別ブログ「農業・商業お助けマンで、ナンバーワンの7,000回越えのアクセスがあり、他の直売所の10倍ものアクセス数のため、関東一の人気店・販売高店と言えそうだ。入間の人も一度は気分転換のため訪ねて見るに値する。群馬に本拠地のある株ファームドゥの南関東への足場作りの1店と言える。 


ファームドゥは群馬9だけでなく埼玉3、東京1、千葉1、神奈川1と計15店の大型の直売所「食の駅」を出している。海外事業や太陽光発電事業まで考えている進取性のある企業で、先々の伸びシロは途方もなく大きい。
<写真>直売所とレストラン「彩乃菜宴」
所沢店に限っても、駐車台数137台分、直売所の売り場面積約300坪と大きい。
最近紹介したJAいるま野の「あぐれしゅ狭山」の売り場は約166坪で、1.8倍もある。別棟で地産地消素材のバイキングレストラン「彩乃菜宴」も持つ。トイレも男女計11ほど確保し、道の駅らしさを意識している。レジが6台だから年商7~8億円が目標と思う。

   
 下がり壁の部分に農業の風景をあしらった大きな3枚のイラストが描かれ、野菜についてのイロハかるたが数十枚が吊るされ、農業を知らしめる配慮が特に好感できる。コメのコーナーにも稲穂が展示されている。
<写真>下がり壁に農業の大きなイラストや野菜のカルタ

直売所は、背後に農業者5,000戸や多数の日配品ほかの加工業者を組織しているだけに、品揃えはワイドである。野菜は6間幅で10列、花卉が6間幅で2列。ネギは出盛期のせいもあるが、サラダネギ、小ネギ、下仁田、深谷と揃えアイテム数は30ほどもある。ホウレンソウ・コマツナ等の葉物だけで6尺平台5本ほど。ダイコン、ニンジンなども実に豊富である。生産者も群馬だけでなく、地元の埼玉の人も多く、売り場に氏名と似顔絵のプレート表示もされている。 


青果以外の充実度も抜群・・・まず精肉は地元の近江屋が担当するが、多段オープンで28尺。豚肉は100g麦豚ロース肉258円、同バラ肉208円、鶏モモ肉138円(これは中庸以上のしっかりした価格)。もちろん牛肉も豊富。加工肉も多段で8尺分。鮮魚は生魚を避け、塩干物中心に平オープンで20尺。別途練り製品が多段で8尺だ。生魚を除けばほぼスーパーに迫る品揃えである。 

  
惣菜類はまだまだ開発の余地が大きいが、ジャンボなチキンカツ1枚180円、メンチ1枚150円、コロッケ1個80円、カニクリームコロッケ1個120円、このほかこれらも取り込んだ鶏かつ丼など弁当類も5品ほどあり(398~480円ほど)、平台で大量販売されている・・・レストラン部で製造している様子で、レストランとのコラボと言える。他にも冷ケースでサラダ、煮物惣菜も6尺分ほど売られていた。
 
入り口近くの冷ケースでは、オリジナルな和菓子やケーキ・・・例えば生麩まんじゅう、どらやき、アップルパイ、川越芋シュークリーム、芋羊羹、クリーム大福、チーズクリーム大福、草餅、焼き団子、シーホンケーキ、パウンドケーキも売られ、軽い土産物となりうる特産品コーナーをなしている。当方の推奨品はチーズクリーム大福4ケ300円である。妻も喜んでくれたが、「どこにもない、とろける味」である。 


日配品はもともと充実しており、多段オープンで牛乳類が8尺、その他日配品が12尺ほど。その他の冷ケースはジュース類12尺、ビール12尺。酒類はこのほか非冷棚12尺ほどで清酒・洋酒が販売され充実。これと向き合うドライ食品・干菓子のコーナーも6間4列と充実している。 


出口寄りの最後のコーナーは米・雑穀である。米は仕切られた見える容器の量り売り品が12アイテム、平台に陳列されたクラフト袋入りが25種ほども陳列され、選択性が広く大量販売にむすびついているはず。雑穀も量り売りされており100gが金時120円、黒豆120円、小豆120円、大豆80円。コーヒー豆の樽売りのような演出がされている。稲穂ほか店全体の個性的演出は、他直売所が学ぶ点が実に多い。
<写真>米・雑穀コーナー



 なお、彩の菜宴は90分食べ放題のバイキングだ。11~15時のランチは大人1,500円、子供800円、幼児500円。17~21時のディナーは大人1,700円、子供1,00円、幼児500円。茨城の某JA直売所付帯のバイキングレストランは大人1,800円・・・安さも配慮している。


写真-バイキングのメニューは新鮮野菜が売り
 
ファームドゥ全体は、しばしばテレビでも取上げられた多様な個性(質的に異なる3業態=援農‘S、食の駅、地産マルシェの展開、農家の広い組織化、直営農場の経営、海外進出、太陽光発電=エコなど)を持つ優良企業だ。これらを理解してもらうPRがどれだけされているか・・・もう少し細かい説明パンフ等が欲しい。 


もう一点は、地域の「駅」を名乗るからには道の駅のように地元の観光スポット等の情報を提供する場になって欲しい。特に所沢・狭山・三芳・にまたがる地区は、世界文化遺産への登録も考えられた「三富(さんとめ)農業」の地区で、かつて人口林を組み込んだ落ち葉による環境保全型農業がやられてきた。また駅を起点にして見て回る価値ある寺社仏閣も多い。群馬県からの参入者で終わることなく、地元に馴染み、その観光資源を開発する道の駅になり、地域活性化にも貢献して欲しい。

7月21日(火曜) 夏休みイベントも充実!

 毎日のように近くを車で通過するものの、久しぶりに訪問。どこの直売所よりも充実した企画で夏休みを迎えているように思う・・・やはり組織が大きく、マネージメント力・企画力といったものが素晴らしい。


写真-冷やし中華や搔き氷の店頭販売(日限定)

  店頭では冷やし中華のカップ250円、搔き氷150円、焼き団子88円が売られ、店内ではメーカーブランドではなく、ファームドゥが選んだ○○さんの桃とかスイカ、ブドウもあるし、地方産のオリジナルな加工品が山ほど並んでいる。巨大でカラフルな店頭ポスターによれば、新潟コシヒカリの試食販売、スイカ割り大会、体験農場(所沢)での収穫祭など日替わりのイベントがメジロ押し。収穫体験はトウモロコシ、ミニトマト、ナス、ピーマン、サツマイモなどだ。
写真ーオリジナルな果物、うどんほか加工食品のギフト。
写真-カラフルでイベント盛りだくさんの店内チラシにPOP

H28年5月29日
 このブログのアクセス数は群を抜いており、5月27日現在2,189回である。もともと群馬の企業ながら、埼玉の地元生産者もすでに充分すぎるぐらい巻き込んでいるのは素晴らしい。正面の下がり壁に地元協力者の名が木版で表示されているが、その数はいずれも埼玉だが、所沢市72名、三芳町21、ふじみ野市9、狭山市5、富士見市2、志木市1、新座市2、川越市6、その他10ほどで、計128ほどになる。

実際に野菜の産地名を見てみると、確かに群馬の前橋、高崎、伊勢崎、沼田、などの名も出てくるが、地元埼玉の名が3分の2以上と思われる。地元のJA直売所が苦戦しているのとは対照的である。

季節品をどう売るか!
 本ブログの中で、最速のアクセス数を誇る。H28年12月20日現在のアクセス数は3,398で、1kmほど離れたJAの「あぐれしゅげんき村」の10倍のスピードであり、年間1,800件になるはず。その魅力をJAやその他の直売所は、その魅力を謙虚に学んで欲しいものだ。

 正月商戦はこれからだが、本直売所のH27年末の商戦を紹介しておきたい・・・所沢店は標準型スーパー(450坪)より狭い300坪にもかかわらず、正月商材、冬の季節商材に広いスペースを当て、かつ個性的なアイテムを豊富に置いている。

正月・冬の季節用品についてみれば、外では冬の花類(ハボタン・ストック他)、焼き芋、焼き団子(テナント)も展開され、台車によるハクサイの大量陳列もされている。入り口を入るとすぐに6尺平オープンで、年越しそばが4アイテム大量陳列。早速購入したが田舎そば2人前が135円、山芋そば2~3人前160円、狭山茶そば2~3人前180円、戸隠そば220円(いずれも税前)等だ。地元メーカー品である。ケースの演出も写真の通りで目立つ。入り口正面の平台には伸し餅の1,580~2,000円も3アイテムある。
写真① 入り口際で「年越しそば」の4品の販売

第一コーナーの奥には、かまぼこやだて巻きの8尺平オープンを埋め尽くす。その他のお節関係品の6尺平オープン3台が手前にある。壁面の8尺多段ケースでは、年越しと正月用の牛肉1,800円前後とか、豚肉の500円前後の大口パックのが山をなす。ともに安さにあふれたものだ。

写真② 第1コーナー奥の蒲鉾・伊達巻のオープン平ケース 

写真③ 肉も大型パックで、暮れの大量買いを促がしていた
写真④ ダイコンだけでも20アイテム以上

 青果の季節品の葉物や根菜のコーナーは6尺×6台の4列ほどで、その生産者別のアイテムは、ネギ、ダイコン、ニンジンともに20以上、ハクサイも山をなす。












写真⑤ 切り花も3段式にして見やすく、かつ豪華な演出

 レジ前にの切り花も2段以上の陳列で、暮れらしい見せる陳列がされている。出口脇には松飾があり、出口横には5,000円とか2,000円の蘭(ラン)も売られている。
写真⑥ 出口脇に松飾

2.スーパーを凌ぐ加工品の販売
 気が付くのは、季節品や売れ筋の菓子や加工食品について、オリジナルなアイテムをスーパー以上に揃えていることだ。たとえば米菓(せんべい・あられ)については、4尺ゴンドラで4本もある。50アイテムは超えるはず。中には割れせんべいもあり、スーパーの亀田、日東といったメーカー品ではなく、総て個性品で古代米、黒米のもの、唐辛子の効いたものもある。360~500円といった価格帯である。
写真⑥ 豊富な煎餅の品揃え
 カリントウも230~300円のものが15アイテムもある。落花生も味付け品も含め、6アイテム以上。価格帯は380~450円。

 砂糖・塩といった必需な調味料には4尺ゴンドラ2本を当て、たっぷり並べているのも目を引く。また売れ筋のビールは多段の冷ケース12尺、日本酒はゴンドラ15尺、ワインも12尺である。「売れ筋については、スーパーに負けないスペースを」という意気込みが感じられるのだ。

写真⑦ 砂糖・塩のコーナーはゴンドラ8尺
 今の多くの直売所は、何を何時、どう売るか、その品揃えの個性化をどうするか・・・の発想がない。個性化に沿った仕入先の開拓という努力もしていない。食の駅の母体である株・ファームドゥは、むしろ地元のお多くの加工工場と連携して伸びてきただけに、品揃えの個性化がよく出来ている。これにより、季節品の調達もダイナミックで、スーパーを圧する魅力を創造している。

平成29年11月2日
前回は12月商戦を紹介・・・この1月前の11月の季節品等のアイテム数他を紹介しよう!

入口左サイドの大量陳列品は餅である。餅6アイテムに黄な粉5アイテムを添えた陳列。餅は800gが980円、1kgが698円、780円といったものも。

季節の野菜はダイコン13アイテムで赤ダイコンも2種。トマトが11、長ネギ13、サツマイモ21、ニンジン17アイテムと豊富。これらはスーパーの品揃えを圧倒している。スーパ―はせいぜい各2アイテムほどに過ぎない。群馬県の名物こんにゃくも、白滝を含め32アイテムもある。

上州牛ロースは100gが780円とか688円もあり、安さだけの勝負ではない。弁当類や海苔巻きも6尺×5本で16アイテムで、398円とか400円台で実に美しく美味なものが準備されている。

令和5年2月15日訪問時の姿

 出荷者明示の木板の数91名

. 季節野菜のアイテム数(一部)

 ハクサイ8、ネギ30コマツナ8、ホウレンソウ16、ウド5、ニンジン29,ダイコン12   有機野菜24(8尺×2=16尺)

Ⅱ.冷蔵・冷凍ケースの配置尺

 1.冷蔵関係  入口→店奥へ

中分類

小分類

尺数×台数

計間口

デザート

プリン、ゼリー、チーズケーキ、和菓子等

8尺×2.

20尺

惣菜

弁当、煮物       他に平台販売あり

8尺×1.

12尺

精肉

牛肉.・・・上州牛

8尺×1.

12尺

 

鶏肉

8尺×1.

8

 

豚肉

8尺×2.

16尺

 

ハム・ソーセージ

8尺×2.

20尺

鶏卵

タマゴ15アイテム

8尺×2.

16尺

漬物

           他に平台販売12尺

4尺×3.

12尺

味噌

 

4尺×1.

 4尺

納豆

 

4尺×1.

 4尺

豆腐

豆腐、油揚げ、がんも等

4尺×3.

12尺

こんにゃく

こんにやく、しらたき等 他に平台販売12尺

4尺他非冷台

 4尺

ゆで麵

うどん。そば、やきそば

4尺×3.

12尺

牛乳

牛乳、ヤクルト、バター、チーズ等

4尺×2.

 8尺

飲料

 

4尺×3.

12尺

ビール

 

4尺×3.

12尺

2.冷凍

塩干魚

平オープン

8尺×2.0

16

加工肉他

ハム・ソウセージ、惣菜    平オープン

6尺×2.

12尺