街角の手作り豆腐屋さんは、入間市全体で4軒しかないそうだ。筆者の地元である仏子には1店もない。この4店のうちの貴重な一軒が武蔵藤沢の島屋豆腐店だ。創業は1963年(昭和38年)だから60年近い歴史を持つ。2018年(平成30年)に数ケ月休業し、9月2日に新店舗でフレッシュ・オープンした。
武蔵藤沢駅の南口から徒歩で2分とかからない。埼玉県信用金庫の斜め前。正規な住所は入間市下藤沢128番地。電話042-962-5037.年1回大々的に「島屋とうふ祭り」を4月に開催するほど商売熱心で、評判の店である。
コンセプトは「つながりを大切にして、信用ある生産者の、信用できる大豆ほかの原料を取り寄せ、最高レベルの商品を提供する」と言う点にある。豆腐に使うニガリはわざわざつながりのあるルートの佐渡から仕入れているとのこと。
品揃えも豊富で、表のように豆腐製品だけで10種以上あり、これに加え業者を厳選しこんにゃく、納豆、調味料なども扱っている。豆腐2種と油揚げ、厚揚げなどを購入し実際に賞味したが、良質国産大豆や佐渡のニガリを使っており、濃いい味、粘り気などで
、少量食べてもマスプロ豆腐にない充実感がある。ぜひ仏子から離れているが、時には寄ってあげて欲しい。車も4台は止められる。
、少量食べてもマスプロ豆腐にない充実感がある。ぜひ仏子から離れているが、時には寄ってあげて欲しい。車も4台は止められる。
主たる商品と税込み価格
品目
|
単位
|
価格(税込)
|
もめんとうふ
|
1丁
|
160円
|
きぬとうふ
|
1丁
|
160円
|
さいたまのとうふ
|
1丁
|
300円
|
おぼろとうふ
|
1カップ
|
200円
|
小おぼろとうふ
|
1カップ
|
150円
|
ざるとうふ
|
1ケ
|
200円
|
ざる揚げ
|
1け
|
220円
|
しまやの豆乳
|
1パック
|
120円
|
油揚げ
|
1枚
|
80円
|
厚揚げ(木綿)
|
1枚
|
170円
|
がんもどき
|
1ケ
|
120円
|
きらず揚げ
|
1袋
|
350円
|
おからドーナツ
|
1カップ
|
150円
|
こんにゃく・納豆他
|
省略
|
表の価格は新装オープン時のものだが、2020年暮れ以来、大豆も油揚げ等に欠かせない油も急騰しているが、ここ4年間にまったく値上げしていない。「今後もじっくり生産や流通の動向を見極め、ただちに値上げは考えていない」とのこと。・・・お客さん本位の販売に徹している。上の写真のとおり、月曜「うの花」、火曜・金曜「濃厚豆乳入り・さいたまざる豆腐」、水曜「数量限定・生揚げ」と、日替わり特売も充実し増々売る気をだしている。店長は対話もすきである。商品についてなんなりと質問もし、楽しい買い物ができるみせでもある。
<参考>安いマスプロ豆腐との違い
安い豆腐とのさは、一つには輸入大豆を使うか国産大豆をつかうかにあるが、凝固剤に天然のニガリを使うかどうかも関係する。安い豆腐のばあい、凝固剤として安い塩化マグネシュム、,硫酸カルシュウム、グルコン酸などが使われる(いずれも無害)。また安い豆腐は豆乳の量が少なくてもしっかり凝固剤でかためるため、その分大豆の量が少なくてすみ、栄養価が落ちる。