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2022年3月30日水曜日

入間市の公示地価(1㎡当り)―そして坪の利便性

 

 私は分譲団地のシルバー住人。土地の公示価格の発表が令和4年3月23日にあったが、あまり関心がありません。しかし、これから家を買う人、売る人にとっては、重要な指標である。 

 まず西武線沿線の公示地価だが、駅から約1㎞にある土地の2022年1月1日の1㎡の価格である。練馬45.8万円、保谷30.8万円、清瀬22.9万円、所沢18.6万円、狭山13.0万円、武蔵藤沢17.6万円、飯能10.8万円である。やや東側を走る東武池袋線の沿線場合も、池袋からの距離を考えると似たような数字です。それでは入間市内にかぎればどうか・・・

入間市公示地価例

住所

驛からの距離

1㎡地価

1坪地価

黒須2―6-10

入間市駅750m

10.8万円

35.6万円

東藤沢2-14-6

武蔵藤沢450m

12.3万円

40.6万円

武蔵藤沢駅66街区

武蔵藤沢730m

17.4万円

57.4万円

上谷ケ貫南御誉田555

金子 1,700m

 3.2万円

10.5万円

久保稲荷1-3-12

入間市1,800m

12.0万円

39.6万円

宮寺字帖上2967

入間市5,400m

 7.1万円

23.3万円

上藤沢立出402

武蔵藤沢1,600

10.5万円

34.7万円

仏子字下河原1682

仏子驛 850m

 9.1万円

29.9万円

下藤沢字筑地501

武蔵藤沢250m

15.5万円

51.2万円

扇台4-1-34

入間市2,000m

11.0万円

36.3万円

鍵山2-15-52

入間市1,400m

 9.8万円

32.3万円

小谷田金子坂1518

仏子驛1,200m

 7.8万円

25.6万円

高倉5-3-21

入間市1,600m

10.7万円

35.3万円

高倉3-1-8

入間市1,100m

 9.8万円

32.2万円

久保稲荷5-6-14

武蔵藤2,500m

10.7万円

35.3万円

小谷田2-1-1

入間市2,200m

 9.3万円

30.7万円

東藤沢7-36-12

東藤沢 900m

12.8万円

42.2万円

 表では驛から距離だけ明示しましたが、このほか間口×奥行=広さなども明示されている。が、実際購入するとなると、それぞれの家庭の家族構成、構成員のライフスタイル、スーパーや商店街からの距離、保育所や小中学校からの距離・立地、近隣の公園や緑地等の環境、安全性、日当たり、敷地に建物が立てやすいか(敷地の形)など10以上もの様々な要素が絡んでくる。実際は公示地価を大局的に利用するにしても、実際の物件を見に行き、自分の家庭に必要な10要素程を書き出しておき、チェックするべきだ。 

私もブログの別項でふれたが、特殊な事情がそれぞれ発生、東京の杉並区―花小金井市―千葉の佐倉市―入間市と移動した。佐倉市の新築用の土地購入時はバブル真最中で、安い土地を探しに千蒲方面に花小金井から車で出かけ、最終的には1坪50万円×50坪の土地を佐倉市志津というところに決めた。今回志津の公示価格は1坪換算23.4万円。バブル時は約2倍強だったことになる。区画などは申し分なかったが、後で考えると・・・

   近隣世帯が500世帯ほどしかなく、スーパー他の店舗が1店舗もない。

   駅前にスーパーはあるが歩けば30分もかかり、バス便は朝10時便に乗ると、午後1時にならないと家に戻れない。

 私は車で関東一体をスーパー出店のためのリサーチをして回っていたので車漬けであったからよい。だが、妻は都内の事業所に電車と徒歩で通い、朝6時台のバスに乗らなければならず、通い続けるのは無理であった。バス停、バスの時刻表くらいは事前に調べておくべきで、リサーチャーとすれば大失格であった。 

また越した当時は2人の子は独立し、母を入れて3人世帯だったが、4LDKのリビングが吹き抜けの立派なものを建てた。ところが1年足らずで94才の母はなくなり、2部屋程は無用の長物になった。収入が不安定なのに身の程もわきまえず、金を無駄遣いしたことになる。家族の将来像、将来の生活設計まで十分に立て、土地や家屋に投資をすることが大切である。

2022年3月29日火曜日

リュウマチで足裏痛い人にー軽快インソール

 

 写真:上2足は工夫品。下の中は商品。左右は似た素材が敷かれたスリッパ。

  妻はリュウマチに似た難病で、足裏のふくらみ(指の付け根)の部分が絶えず痛く、靴を履くと痛みが増し歩けません。こんな方は沢山いるのでは。見かねて近くのホームセンター(ビバホームです)に、何かクションに使える発泡スチロールのようなものがないか探しにゆきました。 

 店の方が案内してくれたのが、長靴関連コーナーです。私が選んだのが「軽快インソール 男女兼用 長靴用」というものです。化学繊維を足の形にかためた靴の底に敷く「インソール」。だが厚みが6mmほどあり、靴底に敷くには厚みがあり、これが圧迫要因になり、かえって足裏が痛いのではとおもいました。だが、この6mmが半分にはがれれば・・・と期待し家に帰って実験すると、いとも簡単に半々にはがれました。 

 男子用の長靴のインソールで、婦人靴にはそのままでは入りません。これはハサミで後ろの部分を丸く靴底に合わせて切ればOK。左右の幅はそのままにしておいても、柔らかいので靴先に押し込めばすんなりはいります。後は靴紐を少し緩めるだけです。暑さ3mmといっても足裏で押されれば厚さは1,5mm程になり厚さが圧縮されるから平気です。なお価格は税前458円である。長靴用としては1足分だが、普通の靴2足分の下敷に化ける。


2022年3月25日金曜日

「路線バスの旅’」ー徳光和夫さんの入間市観光

   320日(令和4年)に、徳光和夫さん、田中律子さん、田中道子さん(モデル出身の女優)出演の「路線バスの寄り道の旅」が入間市、飯能市を背景に放映された。入間市が久しぶりに全国区になり、嬉しい限りである。だが、入間市の観光行政と重ね合わせて、ときに斜めから見る必要もある。   写真左:徳光 右奥:田中道子、手前・田中律子(テレビ)


 まず徳光さんが、美女2人との待ち合わせ場所に選んだのが、旧・黒須銀行十旧・繁田醤油のある黒須の交差点付近。どちらの施設も黒須商店街で「お茶まつり」が開催されたとき公開されていて、私も建物の中に入った・・・だが、平素は非公開で説明者もいない。徳光さんが繁田醤油の玄関を開け、「誰かいますか」と声をかけてもしばらく返事なし。醤油の製造も営業も現在はここでしてないのだから当然。それでもしばらくして、御当主の奥さんと思われる方が現れ簡単な説明もしていた。

 

 上:旧・黒須銀行

下:旧・繁田正油





問題は歴史的建造物のばあい、平素営業してないので採算上説明者を配置するわけにはいかない。だとすると、市で歴史や建物の案内のビデオを作製、雨露のかからない場所に再生設備を設け、見学者は200~300円程を投入すれば見られるようにする。5分ぐらいで終わる内容にしておけば、3人でも15分で見終わる。ちょっとした休憩タイム中に貴重な歴史の勉強ができる。市とすれば案内人の人件費より大幅に安くて済みもする。 

このあと3人は入間市役所の観光課を訪ねる。市内の観光地を聞き出すためだ。市職員に歓迎され、ジョンソンタウンの推薦を受ける。ところがタウンまでのバスがない。徒歩でも5分ほどだからとのことで歩いて行くことになる。本来、「バスの旅」で、1分でも時間を倹約する必要があり、バスの旅の企画からすると真逆の選択なのだ。問題は遠方から観光客を引ける施設は、実際のところこのジョンソンタウンと三井のアウトレットしかない。アウトレットは類似のものが首都圏に複数ある。 

入間らしい個性的な観光施設とすればジョンソンタウンしかない。にもかかわらず、駅に看板もない。彩の森公園、西洋館、黒須銀行、繁田醤油を含めた大看板くらいは入間駅に設置すべきである。また入間駅からするとジョンソンタウンは坂道を挟むため10分ほどはかかる。にもかかわらずバス便もなく、近くのバス停を「ジョンソンタウン」とする工夫も市がしてない。このため平日のジョンソンタウンは閑古鳥が鳴く時間帯が多い 

真逆の選択をしたため徳光さんは、予定のバスにのれないため「もう遅れついでに、ゆっくりタウンを見よう」と滞在時間を大きく伸ばした。その代わりタウ・と比べン内の「米粉パンの店:コイガクボ」、「THE PORK SHOP」、「暮らしの家具店」、[Culture café Grandir」と4店舗を訪ね、食べたり買ったり。コイガクボは私の別のブログで「米粉パンはおせいじ抜きで美味だ.BKコイガクボに学べ」(201210.7)と紹介した店。消費減少に泣く米作農家から表象されても良い店。以前と違い広い喫茶コーナーも設け、タウン内繁盛店の一つである。 








上:米粉パンのコエガクボ

下:商住一体のタウンの白い住宅

 



 タウンはこのほかにも犬を連れて入れる喫茶があたり、野良猫を共有のペットとし登録、野外の小屋でかっている、住宅のみの建物もあり、商・住一体の賃貸住宅地で、全国で珍しい街区として表彰も受けている ・・・話題豊富な地区であり、もっともっと市として宣伝すべき場所なのだ。 

このあとバスで市内の野田地区に移動。茶園で作業する丸中園の経営者のお宅に寄り待ち望んだ濃いいお茶を一杯飲み干す。本当はアウトレットほか2ケ所程を見て回る予定だったはずだが、時間が大遅れの中、飯能市の名栗地区にある「名栗温泉 大松閣」で山菜や川魚の料理を頂き、温泉―宿泊でバスの旅を終わる。飯能の多くの団体が「奥座敷」として使う料理亭であり旅館だ。私も懇談会と宿泊を一度ずつ経験している。

2022年2月25日金曜日

商店街型ショッピングセンター:グリンガーデン武蔵藤沢

 



 西武線の所沢を過ぎると、専門商店が20~50も並んだ駅前商店街というものが見られません。中央線沿線に長らく住んだ経験からすると、駅と線路を挟み南北の道路が高架下を縦断している場合に、商店街が発達するように思います。例えば中央線沿線を見ると高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪などです。東西南北のいずれの方向からも人を集めやすいからです。高円寺では阿波踊り、阿佐ヶ谷では七夕まつりとイベントでは数万人の客が集まります。

  西武池袋線の所沢以西となると、駅から南への道路が明確な狭山台駅くらいしか商店街が形成されていません。こうしたなか、武蔵藤沢は変則的に駅北側に丸い陣形の「人工的な商店街:グリンガーデン武蔵藤沢」が形成され繁盛しています。駅南側は南北の道路が立派ですが、スーパー時代の新興の住宅地だったこともあり、エコスやヤオコー等のスーパーや大型専門店が支配するエリアとなり、南口駅前のロータリー沿いには商店街が形成されていません。駅北口すぐにグリンガーデンがあることも影響しています。

 

 だいたいの郊外型ショッピングセンターは、核となる大型スーパーを中心に、ホームセンターとかドラックストア、100円均一の店、靴の大型店、レストランなどせいぜい5~8店舗ほどを集積したものが多い。だがグリンガーデンは中型規模のコープみらいを核とし、23店舗の専門店チエーンが集積した特異なショッピングセンターです。仏子地区で行かれた方はいますか。仏子地区にない珍しい専門店もあります。集積店舗名を紹介すると、

表―集積店舗を紹介

店名

業種

   CO-OP未来

個性派の中堅スーパー

   ゴルフ5

300坪、練習最新施設

   クラフトハート トーカイ

手芸材料(生地や毛糸)

   東京靴流通センター

   ティップネス

プール、ジム、リラックス

   ザ・ダイソー

100円ショップ

   ウエルシア薬局

ドラッグストア

   フォレスト

ペットショップ

   ノウミ

メガネ、宝飾、補聴器

⓾ 西海岸

古着、インテリア、台所品

   アルティマー二

美容室

   イオンバイク

自転車、部品、衣服

   日高屋

ラーメン他 中華食堂

⑭ ⑮ ⑯

⑰ 明光義塾

学習塾、学習指導

   るんる

ピアノ教室

   わかるとできる

パソコン教室

   ファースト歯科クリニック

一般歯科

㉑ グリンガーデン矯正歯科

歯並びの矯正

㉒ ペットフォレスト

ペットショップ

㉓ トータルビュウティサロン

美容室

㉔ 空き

 

㉕ビッグエコー

カラオケ パーティ

㉖エンジェルストーン

宝石 合うかのオーラ撮影

㉗彩西

不動産

 まさに物販とサービスのワンストップの商店街である。従来の商店街は物販に偏っていたが、学習塾、ピアノ教室、歯科医、パソコン、カラオケと広域展開する専門店チェーンを誘致し個性化している。スーパー、ドラッグストア、百円均一と言った物販店は近隣型で多頻度来店型だが、サービス専門店チェーンは中域商圏型でより広い駐車場を背景に広い商圏から引く。互いに補完し合って成果を上げることを狙っている。

 問題があるとすれば、家族全体で行き楽しんで帰るファミリーショッピングの陣形になっていないことだ。大型の立体的建築物でないため、ショッピングの回遊性がないこと。これを補う店頭をつないだ回遊路がなく、雨風に弱くかつウインドーショッピングの楽しさがないことだ。またファミリイリー・ショッピングのためには、子供たちに喜ばれるファミレスや、大人向きショッピングの間、幼児が遊ぶ小公園、幼児を預かる保育所のようなものが必要。駅前立地であり、職業主婦のため保育所があれば、繁盛は間違いない。この点が不備だと、大人1人づつが車で行き、目的の1店だけ利用して帰る・・・と言った集積効果のないショッピンセンターになってしまう。(筆者は全国350ケ所のスーパー出店予定地の売上予測を自ら実施。そのため、予測商圏で詳しいアンケート調査も各30れいほどしてきた)

  核になるCOOP未来はおよそ450坪あり、レジ6台の中堅スーパー規模だ。パン、惣菜はすこぶる充実している・・・300円台の買いやすい弁当も豊富だし、生鮮3部門も品揃え他スーパーの平均以上で、「生協も良くやるな」と言えるレベルである。

2022年1月22日土曜日

ベルク飯能阿須店オープン(令和4年1月19日) ・・・並ばず購入

 


飯能市の阿須運動公園の南手のカインズホームと駿河大学に挟まれた土地に、ベルク飯能阿須店が1月19日(令和4年)にオープンした。ベルクは関東一円に120店舗を展開、すでに飯能緑町店や野田店でなじみのあるスーパー。スーパーとすれば並み以上の広さで、生鮮の良さと加工食品などの豊富さで、広域から吸引するタイプ。今回も売り場面積は2,145㎡(650坪)を越えると思われる。付近の住宅密度は低いが、入間川南手の入間市や飯能市にはベルククラスの大型店がなく、カインズとのコラボで広域集客を狙ったものと言える。営業時間は9時から24時と長い。駐車場は190台で多いとはいえないが(カインズも不足気味のため)、開店初日と翌日に行ったが。車は待たずに止められた。長時間営業のため、来客が分散されたためと思われる。これはレジにも言え、将来どうなるかは別として、計算と自動清算機を分離したレジが18台もある(現在は10台)。まず並ばずに清算が可能と思われる。 

 品揃えの豊富さは圧倒される。特に冷凍食品や酒類が豊富だと思う。すべて6尺幅(約182cm)のケースが主体だが、時流に乗った冷凍食品の場合、縦型のリーチンケース7台、平型のオープンケース9台、やはり縦型リーチン2台と計18台の構成。素材、半製品、メニュー品などオールランドの構えである。酒類については、6列にわたり6尺のゴンドラやリーチン6台が並び、36台分+エンド分6台で計39台分を占領し、特にワインやビールに力が入っている感じだ。 

 生鮮3品で力を感じるのが肉である。普通、青果の次に鮮魚が来るのが普通だが、ここでは精肉が青果の次に来て、スペースも広くジャンボ・パック品の多さに圧倒される。正確に売り場スペースを計算してみたが、23.8間で当店売り場の4隅の1隅の長さにも匹敵する。またこれは既存店レベルの1.5倍になっている。日本のばあい、魚があまりにも高く、おかずの主材料が肉中心になっていることを反映したためだろうか。

精肉関係部門の陳列スペース

部門

阿須店 ケース長×台数

小計

ブランド

鳥肉

多段6尺×1.5= 9尺

8尺×0.5=   4

平8尺×.0=  8尺

21尺

 

みちのく

豚肉

多段6尺×3.0=18尺

平8尺×1.5= 12尺

平6尺×.0=  6尺

36尺

 う米豚

牛肉

壁面6尺×4.0=24尺

平8尺+6尺= 14尺

平6尺×.0=  6尺

44尺

はこだて

ひき肉

多段6尺×1=  6尺

  6尺

 

もつ類

多段6尺×1=  6尺

6尺

 

ハムソーセージ

多段6尺×1=   6尺

多段6尺×4=  24

30

 

 

合計

 6尺換算で2.8本 ←

143尺

 

 






  写真:ジャンボなステーキやすき焼きパック                                     



 





   一つ、引っかかったのはベーカリーがないことだ。この日、昼食用に「カレーパン」を妻から頼まれたが、売り場がない。パン食の拡大や多様化を考えると、まだ売り場に空きスペースがあり、今後の導入が期待されるのでは。