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2019年2月20日水曜日

丸亀製麺・.入間市野田と狭山市の境にオープン-大繁盛

 2月12日(火曜)に、ベルク野田店(入間市)北東200mほどの笹井交差点際に、丸亀製麺がオープンした。正式には「狭山市笹井店」だ。初日に昼過ぎにいったら駐車するのに三台待ち。引き返し2日目に出直したが、レジ待ち客が10人以上。埼玉県は香川県につぐうどん生産・消費県のためもあってか、老若男女が押し掛けていた。ドライバーばかりの店とは大違い。


 標準店舗の仕様だと思うが、駐車場約40台、店舗面積約66坪、客席86席。従業者は1週間後でも13人を数え、その繁盛ぶりがわかる。丸亀製麺の最大の個性は、各店に小麦粉を練り、伸ばし、ゆでる・・・といった加工場を持ち、この過程を客に見せ、新鮮さをアッピールしていることだ。


    入口を入るとすぐ右側に使用している国産小麦粉の袋が展示され、左側では女性職員がうどんをのばしている。すぐまえでは、すでにゆであがった大袋にはいったうどんが沢山シンクで出を待つ。つぎに顧客の注文を聞き、うどんを泳がした水槽からすくい櫛で並、大、得に応じ規定の重さをすくい上げどんぶりに入れる。これを盆にのせレールの上を滑らしていけば、希望のメニューにしたがいタマゴやヤマトイモ、明太子やノリをのせてくれる。トッピングなしのばあい、次のコーナーで自分が欲しい各種天ぷら、稲荷、お結び等を皿に取る。なかにはご飯盛りを注文する人もいる。そして最後がレジである。ここでおしまいでなく、レジ後にてんぷらの揚げ玉やスライスしたネギなど無料品のコーナーもある。天ぷらは野菜かきあげ、,さつま、なす、かぼちゃ、えび天、いか天,ちくわ天などがあり各100~140円である。メニュー別の値段は最後の写真を見ていただきたい。



 





























   基本メニューは「ぶっかけうどん」で、並290円、大390円、得490円である。私の注文は「明太釜玉うどん」の並だったが、玉はタマゴの意味で、生タマゴと温泉タマゴの選択ができる。生タマゴを選んだが、従業者が親切にタマゴを割り、うどんにかけよくからましてくれ、このあと明太子と刻みノリを乗せる。写真右だがしめて420円。別途皿に取ったいなり寿司が100円、うどんのほうはのどごしの良さが抜群で、明太と生タマゴが加わり味も最高。2回目に行った時も明太釜玉にしたほどだ。






 なお、親会社の名はトリドールで、喫茶、ラーメン、やきとり、その他の多様の飲食店を経営。総てあわせると国内1,080店、海外572店の一大チェーンで、世界で飲食店チェーンとして10位にはいる大チェーン化をめざしている。

  文藝春秋2020年3月号の丸亀社長と一風堂社長の対談によれば、 海外店舗のなかではインドネシアの現地法人が最も業績が良いとのこと。


2018年11月13日火曜日

キバナコスモスが他色を圧倒(入間川河原)―これで良いのか?

 仏子の入間川・・北側(野田側)の元加治寄りの河川敷には、2~3年まえまでは赤、ピンク、紫、白などのコスモスも沢山咲いていました。いまでは黄色のキバナコスマスが90%を占めるほどの勢いです。キバナもあちこちに点在して咲いていたときは、「鮮明な黄色ですばらしいな」と思ったものですが、写真のように黄色一色の川岸になってみると、「この強者よ、もっとおとなしくしてくれ」と言いたくなります。
 
(写真1)多色のコスモスが艶を競う

  コスモスは多色のものが、弱弱しく秋風に揺れている様が美しいさ・・・だと思っています。

  調べて見ると、コスモスの総てがメキシコ原産の外来種だそうですが、従来からあった赤、ピンク、紫、白などは明治20年ころに日本にきたもので、強者の黄色のキバナコスモスは大正年代に渡来したそうです。キバナが最近急激に増えたのはどうしてなのか?不思議でなりません。温暖化に強いためではないでしょうか。今年の極暑で他の色を急激に駆逐したと考えれば筋がとおります。


 (写真2)キバナコスモス一色の入間川の元加治寄り河原

 いずれにしても、ホームセンターには多色のコスモスをミックスした種が売られています。みんなで種を購入し、キバナのシェアーをせいぜい1/3ほどにしたいものです。さもないと風にゆれ、けなげに咲くコスモスの美しさに会えなくなってしまいます。わたしは花壇に多色の種をまきましたが、9月にはいってからで遅すぎ、6~7センチに育った時に台風にやられ壊滅状態になりました。それでも12cmほどになった小さい茎の頂上に紫の花をさかせました。それはそれは可愛いものでした。来年は早く撒き、かならずキバナに負けない多色のコスモス畑にしてみたいのです。

(写真3)2019年秋の私の管理地のコスモス
 
 -どうにか紫、ピンク、白、黄色の4色になりました。黄色については開花後の種の多くを除き、来年は他の3色を80%に! 注:ピンクは薄く、写真では白に見えます。
風に弱くすぐ横倒しになります。ホームセンターで緑に塗られた細い鉄棒を購入し、支柱として幹を支える必要があります。短日性のためか近くに街灯があると夜も明るく、蕾がつかずもちろん花も咲きません・・・要注意です。

2020年9月27日
 昨日会合で中橋寄りの西武公民館に行き、帰りにすぐ前の土手を除き込むと、うれしいことに10m程?も色とりどりのコスモス」が乱舞していました。意外に近くに群生地があり、皆さんも見てください。
(写真4)西武公民館前のコスモス群生地

2018年11月12日月曜日

西武地区第55回文化祭―感動的な野田中学の吹奏楽

    仏子・野田を含む第55回「西武地区文化祭」がH30年11月11日(日)に西武公民館で9時30分から開催された。地元小・中学校を含め15団体がとかえひっかえ51の演目を発表した。実際の観客は50人ほどだが、出演者も観客に加わり、にぎやかな文化祭だった。
写真① 野田中学の金賞ものの吹奏楽

写真② 当方の友人も出演した親父バンドのギター演奏

それぞれ趣味を深める形で芸を磨いており、55回目の文化祭とあって、日本舞踊、フラダンス、モダンバレイ、尺八、民謡・・・などどれもレベルは高い。こうした芸能団体に、さらに多くの人が参加し、老若男女の交流が進むことを願いたい。

 特に、オープニング・セレモニーの役割をはたした野田中学の吹奏楽は人数と質においてすばらしかった。なにせ昨年の「西関東吹奏楽コンクール」で金賞を取っているのだ。YMCA・美空ひばりメドレー他となっていたが、父兄も含め観客も満員。

2018年11月11日日曜日

芝生の上手な管理-入間市仏子発

Ⅰ.雑草退治           H筆
1.早め早めに
  芝生の除草は根気のいる作業です。しかし手作業でやったにしても、3.3㎡(1坪)の芝地の除草に要する時間は平均15分ほどに過ぎず、普通の家庭の8坪ほどの庭なら2時間も掛ければ作業はおわります。早朝の7~9時といった時間を選んで億劫がらずにやれば健康のためにも。精神のリフレッシュにも良いのではと思います。

 次に、雑草がはえたら早めに抜き取ることです。雑草が伸び、花や穂をつけ、さらに実(穂)などをつけると、それだけ雑草の子孫が増えます。子孫を増やさないようにまだ根も浅く、抜き取りやすい時に抜くのが鉄則です。

 まだ芝生の張りが充分でない場合、雑草の生え方がはげしくなるので、より早め早めに雑草を抜きます。そうすると芝生が優位に立ち、成育を促進します。

根が丈夫で抜きにくい雑草は、刃のついたへら(塗装用に使われるもの)を土中深く斜めに差し込み、根の大半を引き抜くようにします。テコ状の引抜機の何倍も能率があがります。最近は外来種の裏白父子草、裏白母子草などが、急激に生育領域をふやしています。地面に張り付いているので、この刃のついたヘラが特に有効です。

抜いた草は、スーパーの買物袋にその場で詰め、生ごみとして出します。そこらに置いておくと種や根をまき散らすことになるからです。

2.除草剤の利用も時に必要
 芝生の雑草で最もしまつの悪いのがカタバミ、クローバー、チドメクサ、ダイカンドラ、スギナ、ヤブガラシなどの地下茎を通じても繁殖するものです。抜いただけでは繁殖が止まりません。特にカタバミのばあい1本から5つぐらいの花が咲き、シシトウの形に似た小さい実をつけ、実のなかには20粒以上の種があります。つまり1茎のカタバミが5×20=100粒の種をバラマキ、100倍にも広がる可能性があります。手で抜くだけでは対応できない場合に限り、除草剤を使います。

 除草剤でも「芝に被害が出ず、その他の雑草を殺す選択性除草剤」を必ず使います。「非選択制の除草剤」が安いからといっても絶対に使用してはいけません。芝まで殺します。家庭向きの選択制除草剤としてはスプレー式の「芝生に使える除草剤―hccザイトロジアミンスプレー」「クローバー、チドメグサ、カタバミ、ヤブガラシ、スギナなどに有効」「900ml、18㎡用」と書かれた製品が最適です。ホームセンターで売られ、約1,080円前後です。

 スプレー式なので、雑草を狙って噴霧し、広く噴霧しない。事後3日ほど晴天続きの日を選び、スプレーすれば2日ほどで茶色に刈れ、3日めに枯葉を除けば青々とした芝生だけになります。雨の日に出会うと薬液が流れ効果がなくなり、雨水とともに薬が流れ、他に害をもたらすおそれもあります。仮に目や肌に触れたりしたらすぐ洗い流します。住宅団地では、散布地には「除草剤散布―芝に触れないよう注意」の小看板を立てるようなことも必要です。ですが実際は極め安全です。なぜなら生理的に作用し炭素同化作用、呼吸作用、水分吸収作用などを抑えて枯らすので、殺虫剤や殺菌剤のような毒性の物質で相手を殺すわけではないからです。  H&M筆

11~2月の管理

1.11月は除草不要
 11月上旬に刈り止めをし、きれいに掃除をする。芝刈りをするので除草は不要。晴天が10日以上続けば水をやる。霜が降りるようになると、芝生は休眠する。

2.12~2月は草刈り不要
 芝刈りは不要。芝生が褐色になると越年生雑草が目立つので除草する。
 良く乾燥するので、晴天が2週間以上続けば水をやる。
 霜柱のきついところでは、浮きあがるので芝を踏んで転圧する。

3.入間市で見かける多年生雑草

 ハマスゲ、ヒメクグ?、カタバミ、ムラサキカタバミ、チドメクサ、シロツメクサ、ヨモギ、チガヤ、スギナ、タンポポ、イヌガラシ、ムラサキサヤゴケ、ニワゼキショウ、オオバコ。

.1~2月の手入                                                           
 (1)越年生雑草の除去
 (2)よく乾燥するので、月に1~2回水をやる。
 (3)霜柱のきついところでは、浮き上がった芝を踏んで転圧する。秋に植えたばかり    
 の芝は霜柱の被害を受けやすいので、そのつど足で踏みつけか、厚い板で芝をたたき、
 芝を押し付ける。
 
Ⅲ.3月の管理 

 (1)越年生雑草はなるべく早く抜き取る。

 (2)遅効性の肥料を元肥として施す。

 (3)粘土分の少ない山砂に土壌改良剤を混合し、目土として撒く。
    (4)枯葉や刈りカスを搔きカスを搔き集め処分する。
 (5)除草フォークを使って穴をあけ、エアレーション効果をあげる。
 (6)芝張や補植の適期。
 
Ⅳ.4~5月の管理

 (1)3月に続き越年生雑草はなるべく早く抜き取る。
 (2)3月に続き4月も遅効性肥料を元妃として施す。
 (3)3月に続き目土を入れる。

 (4)5月になると気温の上昇とともに夏草が良く生えるので、こまめに抜き取る。

 (5)5月は、芝刈り後に凸凹の目立つくぼみがあれば修復する。

 (6)4・5月は3月と同様に芝張りや補植の適期。

Ⅴ.5~6月の管理

 (1)5月になると夏日に等しい気温になり、雑草が勢い良く伸び、花が咲き実ををつ
 ける。種をつける前に刈ったり抜いたりしないと、次年度の雑草をふやすことになる。
 (2)特に繁殖力の強く、完全駆除が望まれるのがカタバミである。目立つ黄色の花が
 開くか、その前のうす黄色の蕾の段階に抜きとるか、除草剤での駆除することが将来の
 省力につながる。
 (3)なにせ、カタバミは平均5つほどの花を付け、これが小型の莢状の実になる。
 最大12の花、莢をつけるものもある。1つの莢に30ケもの種が入っている。となる
 と翌年最大360倍もに増える計算だ。とても手で抜いていて済むものではない。地下
 茎まで完全に抜き取ることは不可能なのだ。
 (4)前記 の芝用除草剤を使い、ひと茎別に狙いをつけ、スプレーを噴霧して退治す
 ることをお勧めしたい。根まで根こそぎ3~4日で枯れ上がる。風のない晴天続きのタ
 イミングを選ぶ必要がある。
 (5)手で抜く場合は、雨天後の土が柔らかい日を選ぶと、抜きやすい。

Ⅵ.7月は裸地の芝生化に最適
 (1)狭い裸地を芝生で覆うばあい、芝生を買ってきて植える方法もありますが、そうでなく土地を耕して、そこに有機粒剤肥料をまき、周囲の芝の地下茎、地上茎をのばす方法があります。芝生は雑草並に繁殖力の強い植物なのです。
 (2)もう一つは、コンクリートの上に土を置くと、隣接した芝生が伸びてきます。この伸びた分を土をつけてカッター等で切りとり、それを裸地に植えて水を充分にやります。土ごと切り離すので、付きが良くなります。
 (3)この方法の場合、ツユの7月が最高のチャンスです。芝に付いた土と裸地の耕した土が雨により密着し、枯れることなく繁殖を始めるからです。ホームセンタで買った芝苗にしても、実践上はツユが最適の植え時と信じるようになりました、
 (4)雨季のため、雑草の繁殖も活発で、特に外来種の裏白父子草(地表にベタと張り付く草)も良く繁殖します。戦線が拡大しないよう、草取りの面を広げるように晴れ間を見て計画的に行います。

2018年10月27日土曜日

上仏子地区の柿の木が映える

 すでに10月下旬で、柿の実の盛りを過ぎたようだが、仏子の西・・・上橋寄りの「上仏子」地区の狭山キリスト協会周辺の狭いエリアにまとまって8本ほどの柿の木がある。品種はもちろん甘柿か渋柿かもさだかでないが、熟れた実が沢山ついていることから想像するに渋柿なのか。


 この一帯がまだ農村時代に、貴重なデザートのため植えたのか、住宅地化が進むなかで、マネしてどこの家も植えたのか定かではないが、珍しく50m四方ほどに8本が集中して植わっている。柿の木の所有者に聞いてまた報告したい。見頃は10月上旬と思われる・・・その後、あちこち車で走ると、旧農家とおぼしきところには必ずと言ってよいほど柿が成っている。柿は上仏子エリアだけのものではないようだ。






































 いずれにしても、紅葉より一歩先に赤い実を沢山つけている。青い空を背景に濃いいオレンジ色が映える。柿の枝は鋭角的にくねくねと曲がり、黒っぽく見え、青、赤、黒のコントラストがいつ見ても、何処で見ても絵になっている。

2023・11・7

西武地区わが街研究会の資料によれば、仏子は近世に入ると、「様々な商品生産物」を作るようになり、カキの木等の育成にも努め、「甲州丸」「霜丸」の売り出しをしたとある。いまある木のなかには、この2品種も残っているのでは。

2018年10月15日月曜日

入間市の少子高齢化・人口減少は深刻ー出生率すこぶる下位

  入間市の少子・高齢化・人口減少対策

 入間市では各地で公共施設マネージメントについての市民との意見交換会を実施してきた。H30年7月8日の表記についての意見交換会(最終とさえたが、さらに1回行われたはず)に出た。提案されている内容をかいつまんで紹介しよう。今回は人口問題に絞る。

<参考>公共施設マネージメントの概要
   施設系=小中学校、公民館、図書館、市役所等
   インフラ系=道路、公園、橋、上下水道
   プラント系=クリーンセンター、西城、浄水場、最終処分場。
これらの施設が、高度成長期に整備されたが、50年たち鉄筋コンクリー
 造りの寿命の約50~60年(耐震建築基準より以前の建設)たち、寿命が日に日に近づいている。
  雨漏り、配管類の腐食、建物のヒビなどが生じ、寿命をむかえようとしている施設を、耐震化工事などの工夫して長く使ううとか、時に建て替えが必要になる。また人口減少により税収も減るので、建物や機能の統合をはかり、建設や運営のコストを減らす必要もある。 


1.  税金を払う生産人口は27後に64%に

(1)入間市の人口は、下表のとおり2010年に15万1千人をピークに漸減し、平成30年の現在は推定148,700人ほど。少子化が進む中、27年後の平成57年には112,300人(H30年に比し75.5%)まで減るとされる。

(2)問題は市の税収を支えるのは表の生産年齢層である。この15~64才層は、平成30年を基準にすると27年後には実に64.4%レベル、つまり約2/3までに下がる。これは実に厳しい数値で、「市長さん!人口減少に対し打つべき手を充分打たず、このまま進んでいいんですか」の疑問が生ずる。27年後といえば今生まれた人が結婚適齢期を迎え、子供を出産する年齢である。今人口減少を食い止める対策をとれば、27年後の減少を増加に転じさせることも可能なのだ。


表―1 人口に対する「生産年齢等の構成比%  単位:人 



 マネージメントと10年ビジョンに出ている表を合体

年度
元号  (西暦)
年少人口
014
生産年齢
1564
高齢者
65才以上
合計
60年(1985
30,292
26.2%
78,669
68.1%
6,545
5,7%
115,506
22(2010)

20,495
13.6%
101,014
66.9%
29,405
19.5%
150,914
H27年(2015)
19,016
12,7%
93, 990
62.7%
36,946
24.6%
149,952
H30年(2018)
17,906
12.0%
89,952
60.1%
41,865
28.0%
148,723
H33年(2021)
3年後
16,762
11.5%
86,229
59.0%
43,018
29.5%
146,029
H38年(2026)
8年後
15,037
10.7%
82,364
58.4%
43,607
30.9%
141,009
H57年(2045)
27年後
10,976
9.8%
57,972
51.6%
43,367
38.6%
112,315
H57/30年比
O,613倍
0,644倍
1.036倍
0.755倍


2.市活性化のビジョンが不明確

少子高齢化→生産年齢層の大幅減少→税収の縮小→併行して進む公共施設の老朽化→施設や業務の再編成    以上の流れは「縮小均衡」のイメージに繋がり、「市の明るい将来」が見えてこない。出席者の1人は「市の総合的改善ビジョンを示してから、こうした提案がなされるべきである」との発言があった。私もその通りだと思う。市のほうでは「市のあるべきビジョンは別途、平成28年~37年に至る10年間のまちづくりの総合計画で発表している」と言う。

だがこの総合計画を見ると、抽象的で過去の延長線上の未達成の計画に過ぎない。「入間市は新鮮で個性的な、かつ実効性のある未来計画を推進する」といった意欲がどこにも見られない。地域の活性化などは、多くの市町村の例を見ると、アイデア豊かで、実行力のある市職員5~6人がいれば達成されている。人口や子供の増えている市町村、川越のような地域活性化に成功した市町村に職員を派遣し、意欲溢れた職員を育て、意欲溢れる市民ボランティアと一体になってことに当たる必要があるのではないか。

3.人口減少対策は国も失敗している

「少子化・人口減少は当たり前」と思う方がおかしい。人口減少は日本が将来、経済縮小で弱小国に転落することを意味する。

1人の女性が一生に産む子供の数を特殊出生率というが、2016年時点で日本は1.440である。フランス1.960、アメリカ1.800、イギリス1.800、ロシア1.750、ドイツ1.500である。日本より低い先進国はイタリアの1.350くらいである。このまま推移すれば、夫婦2人に対して子供1.44人ということだと、日本の国力は今の2/3ほどに縮小し、人手不足が深刻化し移民大歓迎国家になってしまう。それでも良いのだろうか?今日マスコミの議論も、少子化の抜本的改善より外国人の受け入れ問題に終始している。

  私は本ブログで「入間市は気候良し、緑の環境良し、学級崩壊なし、犯罪なし」で子
育て環境の良さを強調してきた。だが入間市の特殊出生率は一段と悪いく、子育て環境が整っているとは言えないのだ。平成26年の時点で1.18だ。国全体の1.44と大違いだ。これは周辺地区にも言え日高1.05、飯能1.08、狭山1.18となっている。子育て環境が良ければ、こうした出生率にはならない。

特殊出生率を引き下げる要素には、結婚率や離婚率も関係するが(人口1,000人当たりのその年の該当件数で表す)、結婚率は所沢市の4.49人に対し、入間市は3.84人と低い。離婚率は所沢市1.73人に対し入間市は1.93人と高いのである。

いずれにしても、「結婚したくない」とか「子供を1人以上は、産みたくない」と考える人が多い。「今の給与や年金が将来保証されないはずで、安心して子供をつくれない」との声がある。ただ低賃金層の拡大といった経済問題だけが少子化の原因ではないのである。むしろ所得の高い地域のほうが出生率が低く、低い方が出生率が高い傾向にある。全国の市町村の数は1,742あるが、入間市の1世帯所得は全国301位で上位にぞくするが、出生率は1,600位とすこぶる下位なのだ。

 47都道府県の所得を横軸、出生率を縦軸とした分散状況を見ると、右肩下がりの傾向線が引け、両者は半比例する。出生率の高いのは1世帯所得の低い沖縄や九州各県で、低いのは所得の高い東京や神奈川ほかの関東や大阪などである。

一般に高所得の家庭では、子供の高学歴を狙いー一流企業への就職ーそして1人子(少子)・・・の傾向があるとされる。苦労しても複数の子を育て、兄弟が競争し合い助け合う、そして自立心と思いやりのある人間に育ててこそ、親も幸せになることを再認識すべきだろう。1人に期待を寄せた育て方をすれば、ときに恋愛もできず、職場で協調を欠き疎外される人間になりかねないのだ。


4.若いカップルの誕生と流入の促進    
    では、人口増のため市は具体的にどんな手をうつべきか。
市とすれば、子育て以前の問題として、青年男女の交流・恋愛の場を用意すべきだろう。若者向けのコンサートやイベントを意図的に開催し(周辺の市よりもこうした機会が少ない)、イベントの後に500円ほどの簡易パーティを開き、結婚相談所の方にボランティアとしてヘルプもお願いし、カップルの誕生を促進すべきだろう。なお結婚については家庭教育も大切な要素で、夫婦喧嘩ばかりを見せていれば、子供は「結婚などまっぴら」の気持ちを持ってしまう。

 次に若いカップルの流入を促す必要がある。市の気候や自然環境の良さ、子育て支援策(今より充実した出生補助金)などをパンフにし、不動産屋に来る若いカップルに配ってもらうようなアイデアも持つべきだろう。空き家物件や情報も市で管理し、不動産屋に供提するとかし、安い家賃の生活を提案する。また耕作放棄地における市民農園をふやし、若い夫婦に特別な条件で貸し出すようにする・・・これで家計費負担を少しでも軽くできれば流入効果も高まるはず。

 出生率のアップには、市が国の子育て支援金に上乗せする支援金を用意すべきだろう。立派な道路や橋、公共施設を造るのをやめ、その一部を割き2子、3子を生んだばあい、特別奨励金を出すくらいの努力が必要だ。たとえば仏子と野田をつなぐ立派な橋が誕生したが、両サイドの歩道は各1mくらいはなくてよかったと思うのだが、皆さんはどう感じるか?。

 出生率と関係が深いのが、子育て支援である。市は「待機児童マイナス維持」を強力に推進すべきだ。それには当面、武蔵工業団地の企業などと連携をとり、企業内保育所をそだてるべきだ。これについては埼玉県の補助金もある。企業の側とすればこれからの労力不足を女性で補うばあいのメリトもあり、どこも乗り気になっているはず。中小企業も寄合って、今後統合によって空く公共施設を利用して、共同保育所を作る方法もあるのではないか。
 
 子育てには、近い距離に幼児を遊ばせる公園があることも大切のようである。テレビで人口急増の千葉県某市を取り上げ、子供連れのママの意見を流したが「広い公園がある」の声が強かった。市としても、面ごとに広い公園を設置するよう努力すべきである。飯能市の加須公園の賑わいを見るにつけ、うらやましく思っている1人である。



 

今後順次追加

2018年10月8日月曜日

仏子から車で20分ー成木川はイノシシ等の天国

   10年ほど前に、飯能の小学校の展示会に行った際、イノシシの研究成果が発表され、たしか「名栗川の橋を親子連れのイノシシが渡る」と書かれていた。名栗川の1本南を走る細い成木川でもイノシシだけでなくシカ、カモシカが民家近くに現れるようだ。実際よくハヤ釣りに行く成木川の上流部だと、川岸の砂地や泥地に無数にイノシシの足跡がある。そしてシカ、カモシカの足跡も混ざっているように思われる。地元の人の話では、シカやカモシカの姿はほとんど見かけないが、夜に鳴き声をよく耳にするとのこと。

この釣り場までは入間市仏子から車でわずか20分である。15kmほどと思われるが、人家は川に沿い10戸、5戸と点在して張り付く過疎地帯で、川岸に畑がひと皮のみ張り付くような山間地区。農業だけではやれず別に職場を持つ兼業農家の地区である。その広がりのない畑をイノシシ等から守るため、支柱を多数立て、写真のようにネットを張り巡らしている。いまや過疎の農村部では、見慣れた風景である。

やはり許可をとり鉄砲、罠などで捕獲し子孫を減らす努力をしないと、主客逆転の風景は広がる一方である。10年も前にこの地区の事情を聴き、埼玉県下の屠札場に聞きにいったことがある。「生け捕りして持ち込めば屠殺してくれますか」「しないわけではないが、イノシシは気性が荒く、あばれまわるので屠殺はやだね」と言われたことがある。

しかし、どこの中山間地農業もイノシシ等の被害で危機的状況にある。捕獲し、大いに食べるべきだ。捕獲数を2001年と2012年で比較すると、イノシシが18万4千頭→42万6千闘、シカが14万1千頭→46万6千頭と急増している。鉄砲で殺すか罠によって捕獲するが、これらの猟は11月16日から2月15日の冬場に限られる。

だが肉は屠畜・解体後に冷蔵保管して年中料理屋ほかに出回る。狩猟により現場で殺したばあい、屠場で解体するまでに鮮度が低下する。このため鮮度維持の面からは「はこわな」「囲いわな」「くくりわな」などでとらえ、屠場まで生体移送しと殺―解体―放血し、3度C以下で保存されたものが衛生面で歓迎される。この点は、料理に接するばあい留意すべきだ。なお自然界で取れた鳥獣の料理を「シビエ料理」というそうだが、中心はやはりイノシシとシカと思えばよいだろう。   筆者は童話的な環境小説「成木川の早太郎」の著者

イノシシの水飲み場の足跡